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【米株】じっちゃま流、投資の極意

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じっちゃま流、投資の極意

コロナのパンデミックで始まった2020年の金融相場から個別株のトレードを開始し、毎日相場を見ながら、じっちゃまこと広瀬隆雄さんをフォローし、Twitter、YouTube Live、note、インスタ、おむすびチャンネルなどで2年半学んできた『じっちゃま流投資の極意』についてご紹介します。

じっちゃまチルドレンの爆誕

世界中で株式投資が大ブームとなった2020年、アメリカでは証券アプリ Robinhood に群がるロビンフッターが流行となり、Reddit の掲示板のコミュニティ WallStreetBets (WSB) には個人投資家が集い買い上がる銘柄などの情報交換が成された。その結果、ミーム株が買い上げられヘッジファンドなどのショーターを焼き付くすような下剋上が繰り広げられた。更に数々の新興企業がIPOブームに乗り、空前のSPACブームも到来。そのSPACの数は、2013年にはわずか10件、2019年には59件に過ぎなかったが、コロナ後の2020年には248件、2021年には613件と急増しています。正にIPOバブル & SPACバブルの有様でした。

その頃日本でも、じっちゃまチルドレンと言われる、じっちゃまから投資手法を学んだ個人投資家が次々に生まれました。私もそのなかの一人です。

じっちゃまの相場観

まずじっちゃまの相場観ですが、2020年〜2022年前半までの間、大きな相場観としては80%くらいの精度があったのではないでしょうか?勿論全てを当てることは不可能で、2022年以降は目先の相場観が外れることも多くありました。

私も何度も損切りや、センセーショナルな煽りに怖気付いて売ってしまった … なんてことも多々ありました。確かにこれまでの相場観が当たっていただけに、「この野郎!」という気持ちはありましたが、こればかりはテメェが人の相場観を当てにしてトレードしている訳で誰にも文句は言えません。

じっちゃまという存在は、目先の相場が当たった外れたではなく、投資を始めたばかりの新米個人投資家にとって、投資における航海マップとなるような大きな相場観を提示してくれる唯一無二の存在です。

実際にじっちゃまチルドレンで2020年の金融相場で億って、エンジェル投資家になった人も出てきています。とにかく相場が当たった、外れたでごちゃごちゃ言うのではなく、学ぶ姿勢が大切です。

じっちゃまが当てた大相場

・ワクチンの大相場
・SaaS、ハイテクなどハイパーグロースの大相場
・石油の大相場
New → バイオテクノロジーの大相場

ワクチンの大相場

振り返っていきましょう。じっちゃまは、2020年11月21日の YouTube ライブで、これまで推奨していたワクチン銘柄「Moderna (モデルナ)」「BioNTech (バイオンテック)」について一点して売りであることを告げました。この時モデルナの株価は約98ドル、バイオンテックの株価は約104ドルくらいです。

しかしその後、モデルナ、バイオンテックのワクチンは米国だけではなく、世界中の先進国へも供給 (買われる) されることとなり、モデルナは2021年の8月上旬に497ドル、バイオンテックは464ドルの高値を記録しました。

相場の頭と尻尾はくれてやれ

じっちゃまは当初より「相場の頭と尻尾はくれてやれ」と話している通り自身の相場観により売り判断したのだと思われます。バイオンテックに関しては、じっちゃまが売り宣告してから9ヶ月後くらいに株価は4倍になったわけですが、それを後からどうのこうの言ったところで事後に過ぎません。

今回この記事で炙り出したいのは、じっちゃまがどのような「投資極意」を実践し華麗なパフォーマンスを上げているのか?という手法・考え方に焦点を当てるものです。

伝説の YouTube ライブ

ここからがいよいよ本題になります。以下は、2020年11月21日に行われた YouTube ライブの重要な部分を書き起こしたものです。

2020年から相場はワクチン、ワクチン、既にワクチンは広く知れ渡った。ってことは相場は知ったら終いであって、もう既知の事実。既に起こっちゃったことに関しては投資家は鐚一文支払わない。

ベアマーケットに入っている、ベアマーケットに付ける薬はないんですよ。モデルナ、バイオンテックはオールドニュースなんでだよね、投資家にとって目新しいものは一つもないんだよね。

素直になれよ、自分がラッキーになれる場所へ移動しろ

僕は素直なんですよ、ペンペン草も生えないところで頑張ってもしょうがない。もっと環境の良いところに行こうと思ったからアメリカに来れたわけでしょ。最初はバリュー株とかやってたワケよ、それからメキシコ株とかさ、そういう新興国株式とかやってたワケよ。で、それで環境が悪くなったから1996年、これからはドットコム株とニューヨークからサンフランシスコに移動したワケでしょ。

それでドットコムバブルがはじけて、JPモルガンクビになって、そのときにはこれからは BRICs だということで、BRICs のヘッジファンド始めたわけでしょ。そういうふうに、どんどんどんどん変えていかなきゃいけないんですよ。

そして、同じことをずっと続けているのと、どんどん変えていくのを続けるのでは、どっちが難しいか?というと、どんどん変えていく方が遥かに遥かに難しんですよ。

ベアマーケットにつける薬はない

そしてどんどんどんどん自分を否定して、これまで自分が永遠と積み重ねてきたものを全部放り出して新天地に行く方がよっぽど勇気いることだぜ。だから僕は過去3年ぐらいはリモートワークというか、SaaS 銘柄サブスクリプションの話ばっかりしてた訳でしょ、「サブスクリプション」、「サブスクリプション」ってさ、でも今サブスクリプションは終りかかってると思うよ、はっきり言って。

せっかく3年間で信用、信頼、ノウハウそういうのを貯めてきたのに、それ放り出してもったいないよねっていう風に僕が思うか?というと、もったいないとは一切思わないよ。なぜかというと、ベアマーケットに付ける薬はないからですよ。

もう一度言うよ大事な事なので、ベアマーケットにつける薬はないです。

僕がやりたいのは儲かる投資対象であって、僕が得意な投資対象ではない

日本の証券マンは今日になるまで、それを1990年代から今日までギトギトになりながらずーっとやってるわけだよね。俺に言わせれば、そんなの馬鹿だよ馬鹿ですよ。もっとずっと前に1996年ぐらいに、ヤフーとかエキサイトとかドットコム株やってれば遥かに良かったわけでしょ?結果はさ。

だから、どんどんどんどんターゲットを変えていくってことは非常に重要な事なんですよね。その絡みで言えば、仮想通貨だって当然やりますよ。

儲かるんだったら当然やるよ、僕がやりたいのは儲かる投資対象であって、僕が得意な投資対象ではありません。投資対象は不得意でも良いんだよ、知らなくても良いんだよ。

株式投資のパフォーマンスは「β (ベータ)」と「α (アルファ)」に分解できる

みんなが知り尽くしたら相場は終わるんですよ。相場の世界では「α (アルファ)」というのと「β (ベータ)」という概念があります。「β (マーケットのベータ)」というのは市場が1動けば、それに合わせてその投資対象も同じように1動く。

そういう風にマーケット全体の動きで説明できるゲイン、儲け、それのことを「β」という風に言います。β値ね。

それに対して「α (プラスのアルファ)」というのは何かというと、そのファンドマネージャーあるいは投資家の知見、ノウハウ、テクニック、そういった技量によって差をつける。そのことを「α」という風に言います。

補足 :
株式の収益率は、「α (アルファ)」と「β (ベータ)」で表すことができる。
・「α (アルファ)」= 銘柄独自の収益率つまり個別株
・「β (ベータ)」 = 」市場全体の収益率つまり指数など
「α」を個別銘柄に関するリターン、「β」を市場全体のリターン

「α (アルファ)」を駆動する原動力は「知識のギャップ」

株式投資のパフォーマンスというのは「β (ベータ)」と「α (アルファ)」に分解できる。βというのはVTI、相場全体を取りに行く。ではαはどうなのか?というと、2020年という年はZOOMビデオとかペロントンとか「α」がものすごくアウトパフォームした年だった。

「α」のアウトパフォーマンスの源泉は何か、株価上昇の推進力になっているのは何かというと、それは「知識のギャップ」です。もう一回言うよ大事な話なんでね。「α」つまり他人を出し抜くようなアウトパフォーマンス、それを駆動している原動力は何かというと、それは「知の真空」なんですよ。

いち早く「知識の真空」、「理解の真空」を探せ!

例えばバイオンテックという会社の株価が30ドルくらいだった。その時「この会社のワクチンが効くかもしれない」というのは一つの知識面での他人をリードしてるわけでしょ。でも当時はバイオンテックがワクチンやってるなんてこと、僕知らなかったワケ。

というか、みんな知らなかったわけ。だからそこに「知識の真空」「理解の真空」があったわけですよ。その理解の空白部分をどんどん埋めていく作業が勉強、もしくは銘柄研究でしょ?

だから銘柄研究というのは早く始めた方が良いんですよ。みんなが研究してないものを研究した方が良いワケですよ。

株式投資の極意

だから今からバイオンテック研究したって、クソの役にも立たないよ。みんな理解してるから。そうじゃなくて知らないものをやれよ!って話。例えば Roblox (ロブロックス) ってのが今度 IPO されるけども、子供は知っているけども大人は知らない。

そういうものの方が良いわけでしょ。だから勉強しないところにαによるゲインって有り得ないですよ。それが株式投資の極意というものでしょ。だからみんなが知り尽くしたものから、何で広瀬さんはクルっと態度を変えてみんなに背中を向けるみたいにして次のところに逃げていくの?と、アイツ裏切り者じゃね。

そういう風に投資というものを、好き、嫌い、あいつ気に食わない、感動した、勇気貰ったそういうエモーショナルで投資を捉えているうちはいつまで経っても成長しないよ。

「知識の完成」から逃げよ!

そうではなくて、知識の空白を全部埋め尽くしたということはマーケットのインエフィシェンシー (変化) つまり非効率というものが全部なくなったわけだから、それは全て株価に織り込まれているわけですよ。

好材料が全部株価に織り込まれて瞬間ほど恐ろしいことはない。だから僕は「怖い!怖い!」と思いながら逃げてるわけ。みんなから逃げてるわけじゃない、それは「知識の完成」というものから逃げてるんですよ。

歴史は繰り返す

この配信をしてから約1年半後、じっちゃまは、2022年5月21日のおむすびのライブ配信で、この時に言った内容とほぼ同じような投資の極意についてのお話をしていました。

これを聞いて私は、「はっ!」と気づいたのです。この話は前にも聞いたぞ!そうです、2020年11月21日のライブ配信でじっちゃまが話した内容とほぼ同じ内容です。つまりこれが広瀬さんの投資の極意ということです。

広瀬さんは相場に対して一貫して誰よりも早く知の真空を探し出し、「α (アルファ)」を探し出し、「知の完成」から逃げることで暴落などに巻き込まれず、相場の頭と尻尾をくれてやる覚悟で、投資の寅さんのごとくスーツケースを持って「あばよっ」と新天地に向けて一人旅立つのです。

じっちゃまはこのような投資の極意を実践することで華麗なパフォーマンスを上げているのです。

2020年11月21日のライブ配信では、聞いていた視聴者も「じっちゃますげー!!!」と話している内容の次元が違うことに、みんな驚愕しテンションが上がっていたと思います。しかしこの時は相場1年目ということもあり、何となくしか理解することができませんでした。

それから2年くらい相場に居続けること、日々学びながらじっちゃまのツイートやライブ配信を視聴することで、2022年5月21日のライブ配信で、今度は2022年大相場となったエネルギーから逃げろというサインの背景には「知の真空を探せ」→「知識の完成」という話があり、全てが繋がりました。

この記事を読んだだけでは、じっちゃまの言う「投資の極意」を本当の意味で理解するのは難しいかもしれません。株式投資というのは、とにかく経験値が物を言います。

だからこそバフェットのような年配の投資家が幅を利かせているのであって、新米トレーダーをとにかく退場しないように相場に居続け身銭を切って相場を張って学んでいくものです。相場のサイクル、景気のサイクル、金利の動向、地政学、マクロ経済などを観察することも大切です。

じっちゃまの投資の極意は、人生の極意でもある

じっちゃまが次、次と慣れ親しんだ場所を捨てて新しい環境、新しい場所へと移動していくのは、哲学的な意味では「変態 (ヘンタイ)」の様愛とも捉えることができるかもしれません。カメレオンのように環境や時代、トレンドに合わせて変化していくことです。

だけどこれが非常に難しい。元を辿れば人は移動しながら生活するノマドだったが、定住してからは安心に重きを置き、一度慣れた場所を捨てて新しい場所にいくのは心労がかさむ。そしていつしか変化を拒み、安心の名の下に変化が止まってしまう。そういう人が多いのではないかと思います。私もそうです。

以前 Zoomy でご紹介した、俳優/演出家の白井晃さんはNHKのラジオ深夜便『明日への言葉』でこんなことを仰っています。

未来に背を向けて後ろ向きに前進する、白井晃の「明日への言葉」

人間って5年やると慣れちゃう。新しい風景だったものが段々慣れた風景になってしまって、ほんとは前からそこはおかしな部分だなって思っていても、5年経ったらそれが当たり前の現実になってしまう。

未来に背を向けて後ろ向きに前進するっていう。未来に背を向けながら、過去を見ながら、でも前に進む。未来に背を向け、後向きに前進する、それは過去を見ながら。

時間というものの積み重ねを見ながら、それでも新しいものを更に更に積み込んでいくために前進していく。

何を言いたいかというと、成功している人は「次へ、次へと」移動してるんだと思います。ここで大事なのは、じっちゃまも白井晃さんも最初は成功している人ではなかったということです。色んな人生がありながら、それでも「次へ次へ」とオールを漕ぐ者だけが辿りつける場所があるのかもしれません。

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