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【世界2.0】宇宙開発とメタバースの融合について

投資

宇宙開発とメタバースは相性が良く相互に融合し合っていく

株式会社スペースデータのCEOとしても知られる、佐藤航陽さんの著書『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』は、メタバースについての書籍ですが、佐藤さんはいち早く “宇宙開発とメタバースは相性が良く相互に融合し合っていく” というような重要なポイントを、今回の新書や Twitter でもツイートしています。

情報サイト Zoomy では、2020年のコロナ禍で始まった金融相場を背景に、新興の宇宙企業がこぞってSPAC上場を果たしたことで、ピュアプレイの宇宙銘柄に投資できる環境が整ってきたことをいち早く紹介してきました。少しコロナ前と、コロナ禍、それ以降を振り返ってみましょう。

2021年、宇宙SPACブーム到来

source : Bryce Start Up Space 2022

コロナ前までは、ピュアプレイの宇宙銘柄に投資しようとすると、2019年にSPAC上場した民間の宇宙旅行サービスを手掛ける Virgin Galactic (ヴァージンギャラクティック / ティッカー : SPCE) 1銘柄しかありませんでした。他にも老舗宇宙企業/政府系企業として Boeing (ボーイング)、Lockheed Martin (ロッキード・マーチン)、Northrop Grumman (ノースロップグラマン)、L3 Harris (L3ハリス) などの国防軍事関連の銘柄は古くからあります。

それが2021年には過去最高の12社の宇宙スタートアップ (宇宙関連新興企業) が、特別目的買収会社(SPAC)を通じて上場しました。上記の図は、2000年〜2021年までに IPO した宇宙企業の数を表しています。2021年に多くのピュアプレイの宇宙企業が IPO したことが分かります。その中には観測衛星のサービスを展開する、Spire Global (スパイア・グローバル)、BlackSky (ブラックスカイ)、Planet、AST Spacemobile、Satellogic なども含まれています。更に、宇宙ベンチャー企業の SPAC IPO に加え、Sidus Space、衛星ブロードバンドを手掛ける Telesat が従来のIPOで上場し、光衛星間リンクのレーザー技術を開発する Mynaric が、それまでドイツでの公開取引のみだったのが、2021年に米国の証券取引所で公開取引を開始しました。

【米株】SPAC 上場した宇宙関連企業13銘柄をご紹介

何か言いたいかというと、2021年以降これまで一般の個人投資家が投資することができなったようなスタートアップの宇宙企業、宇宙ベンチャーに証券会社を通して投資することができるようになってきました。この流れは今後も加速するかもしれませんが、2022年は金融相場の終焉を迎えており、IPOのウインドウは閉じかけています。

「宇宙ビジネス」や「観測衛星」に興味を持った方に向けて

Zoomy では、佐藤航陽さんの新書『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』の “メタバースと宇宙開発” の項目を読み解き、この本を読んで「宇宙ビジネス」や「観測衛星」に興味を持った読者の方やビジネスマンに向けて、2022年現在、どのような観測衛星の会社が上場しているのか?株価はどうなのか?将来的にはどうなのか?など、ざっくりご紹介致します。

宇宙開発とメタバース開発は同時並行で進む

それでは早速、『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』の “メタバースと宇宙開発” の部分を読み進めていきたいと思います。その前にもう一つ、コロナ禍で話題の書となった、イーロン・マスクの盟友ピーター・ディアマンディスによる著書『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』についても触れておきたいと思います。同書では、テクノロジーの “融合 (コンバージェンス)” によって、大変化は思うよりも早くやってくるということを様々な分野の事例を網羅しながら示唆に富む内容で紹介しています。

本の冒頭ではテクノロジーが「融合」しつつあることに触れながら、なかでも人類が創造した強力なイノベーションとして、量子コンピューター、人工知能 (AI)、ロボティクス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、材料科学、ネットワーク、センサー、3Dプリンティング、拡張現実 (AR)、仮想現実 (バーチャルリアリティー、VR)、ブロックチェーンなどを上げ、これまでバラバラに存在していたエクスポネンシャル・テクノロジーが融合すると、その破壊力は桁違いになることを指摘しています。

宇宙開発とメタバースの融合 (コンバージェンス)

本書と同じような考えで、佐藤さんは『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』で、”宇宙開発と仮想空間の開発は、情報技術が相互に融合しあっている” ことに触れています。これは『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』が説く、コンバージェンスの考えと同じで、仮想空間、メタバースも様々なテクノロジーと融合することで、更に加速しながら進化していくのだと思います。

佐藤さんの本書では、宇宙開発と仮想空間がコンバージェンスしていくことを指摘し、次のように本の中で述べています。

衛星があちこちを飛び回り、地上に膨大な観測データを送ってくれるおかげで、コンピューターの仮想空間に宇宙の様子を再現できます。宇宙開発とメタバースは、相当近い領域で混ざり合っていくのではないでしょうか。

衛星やロケットと言うハードウェアの領域、仮想空間を再現するソフトウェアの領域が混じり合い、今までどこにもなかったビジネス領域が生まれる可能性があります。 – 『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』

リモートセンシングや地理空間技術の進歩

実際に、3D地球観測で仮想世界を現実にする動きが始まっています。Floss と Electro Shuffle を世に送り出した『Fortnite』の開発元である Epic Games は、実世界データの最先端のビジュアライゼーションを作成およびサポートするために必要なインフラストラクチャを提供する大手企業でもあります。同社は、地理空間データの世界的な標準化団体である Open Geospatial Consortium と連携しています。

メタバースでは、リモートセンシングや地理空間技術によってのみ可能な、信憑性のある画像が必要とされます。このようなメタバースが普及すればするほど、様々な場所をスキャンする需要が高まります。

実際に、米コロラド州ウェストミンスターに本社置く宇宙技術会社 Maxar Technologies は、2022年4月20日に、地理空間分析サービスのリーディングプロバイダー Blackshark.ai とのパートナーシップを発表しました。

MAXAR (マキサー)、Blackshark.ai との提携により3D地理空間機能を拡張

Blackshark.ai は、MAXAR のグローバルな雲なし衛星画像ベースマップである Vivid を活用して、ゲーム、メタバース、シミュレーション、複合現実感環境などの業界における企業や政府の顧客向けに、高いパフォーマンスと写真に近いリアルな3Dマップを作成する予定であることをアナウンスしています。

アメリカ宇宙軍もメタバースに注目

2022年2月10日に開催された AFCEA NOVA Space Force IT カンファレンスにて、米宇宙軍最高技術・革新責任者の Lisa Costa (リサ・コスタ) 氏は、「ガーディアンを仮想的に宇宙へ行かせるメタバースは、メンバーが現実に行くことができないため、宇宙軍にとって特に魅力的なものだ。軍用メタバースでは、軍人は共同作業や訓練、様々な活動を行うことができる。」と述べ、宇宙軍は、没入型デジタル技術に対する業界の大規模な投資を活用し、保護者のための仮想環境を開発すべきだと話ています。

Lisa Costa 氏は更に以下のように述べています。

宇宙軍のガーディアンは、例えば、衛星をデジタルエンジニアリングし、宇宙活動のための新しい能力を開発することができる。そして、それは私たちが次に行きたい場所のビジョンのようなものです。すべての軍事サービスがこの技術の恩恵を受けることができ、宇宙軍は、その小さなサイズのために、それをテストし、米軍全体で使用するためにスケールアップすることができるかどうかを確認することができる。 – Space Force eyes its own version of the metaverse

インドのテランガナ州では、メタバースで州別の宇宙技術フレームワークを立ち上げたことをアナウンスしました。

この州独自の宇宙技術フレームワークの仮想世界は、テランガナ州独自の技術的進歩の拠点となることでしょう。宇宙技術のワンストップデスティネーションとして、インドでは(今のところ)他に類を見ない存在です。これは、他の州によるバーチャル・ワールドの多くの繰り返しを生み出すでしょう。これはまた、インドのITハブとして(少し)失われつつある州の栄光を前進させるものでもある。 – Mashable india

このように、既に宇宙企業の間では、3D地理空間機能を拡張することでメタバースとの融合が始まっています。

宇宙の正体は情報 (データ)

更に佐藤さんは、”衛星が撮ってきたデータは、仮想空間に同じものを再現するための (カルピス) の原液のようなもの” と非常に分かりやすく説明しています。観測衛星が撮ってきたデータは再現性が高く、”宇宙開発が進んで観測データが増えれば、仮想空間もデータに連動して進化する” というように、正に連動しているのです。

アインシュタインと共に相対性理論を提唱したジョン・ホイーラーという天才的な物理学者を引き合いに出し、”この天才的物理学者が、晩年にこの宇宙はコンピューターのようなものであり、「宇宙の正体は情報 (データ) ではないか?と言う仮説にたどり着いた” ことを紹介しています。

ちなみに著書の佐藤航陽さんがCEOを務める会社の名前は Space Date です。正にジョン・ホイーラーの仮説をそのまま会社名にしたようなもので、宇宙 = データに未来を感じていることが分かります。

宇宙NFTの登場!

宇宙インフラ開発企業 Axiom Space が宇宙NFTシリーズを販売!

SpaceX、Rocket Lab などの宇宙企業は、自社のミッションをクリアする度にグッズとしてミッション・パッチを販売しています。この流れに新しい流れを築いたのが、宇宙インフラ開発企業 Axiom Space です。Axiom は2022年4月に、初の民間主導の国際宇宙ステーション (ISS) 滞在ミッション「Ax-1」を記念して宇宙NFTの販売キャンペーンを開始しました。これまでフィジカルとして販売されていたミッション・パッチを NFT として販売しました。

SPACEONE Industries (スペースワンインダストリー)、宇宙で活躍するNFTとウェアラブルを発売開始

ニューヨークを拠点を置く、宇宙空間およびメタバース向けの製品を製造するマルチバース・スペース・ライフスタイル・ブランド SPACEONE Industries (スペースワン・インダストリー) は、宇宙というコンセプトをWeb3の文化に持ち込み、NFTとウェアラブルを販売することで、現実の世界とデジタルの世界を融合させた、2つの世界「マルチバース」させています。

この例からも分かる通り、宇宙開発はメタバース、Web3、NFT など昨今のトレンドともコンバージェンスし始めています。この流れを見逃さないで下さい。

宇宙ビジネスの種類と企業

宇宙ビジネスにはどのようなセクターがあるのでしょうか?各セクターと、企業についてざっくりご紹介します。

・大型LEO (低軌道) コンステレーション

低軌道 (LEO) 衛星による大規模なインターネット接続、グローバルな接続を提供する。
主な企業 : SpaceX、OneWeb、Telesat、AST SpaceMobile など

・地球観測衛星

地球を観測する人工衛星、リモートセンシング衛星ともいう。宇宙から地球を観測し (リモートセンシング)、その画像やデータを提供するサービス。特に気象観測を目的とする場合は気象衛星、軍事目的で観測するものを偵察衛星という。観測衛星の企業にも、メタバースの分野に進出する企業もあれば、観測衛星を主体とするもの、軍事部門にサービスを提供するなど様々な特徴の企業が存在します。

主なプレイヤー : Maxar、Planet、BlackSky、Spire Global、Satellogic など

・スモールサット打ち上げベンチャー

従来よりも安い料金で地上から宇宙に物資をロケットで打ち上げて運ぶサービス。

主なプレイヤー : Rocket Lab、ASTRA、Virgin Orbit、Relativity Space、ABL Space Systems など

・スペース・ツーリズム (商業有人宇宙飛行)

民間に向けて宇宙旅行や宇宙ツーリズムを提供するサービス。

主なプレイヤー : Blue Origin、Virgin Galactic、Axiom Space、Space Adventures など

・軌道上サービス、組立、製造

宇宙開発に伴う、軌道上サービスや機材の組立、衛星やソリューションの製造を行う。

主なプレイヤー : Redwire、Momentus、SpinLaunch、Terran Orbital など

・宇宙探査

宇宙空間そのものの観測(太陽風や磁場など)、あるいは、惑星、衛星、太陽、彗星、小惑星などの探査を目的とする。現在は技術の限界から太陽系内の探査にとどまっているが、遠い将来は太陽系の外へ探査機を飛ばすことを考える科学者もいる。

主なプレイヤー : Intuitive Machines、Astrobotic、ispace、Orbit Beyond

・国家安全保障/防衛

宇宙から何らかの脅威が及ばぬよう何かの手段を講じることで安全な状態を保障する。

主なプレイヤー : Lockheed Martin、Northrop Grumman、L3 Harris など

衛星のビジネスとは?

衛星を使用したビジネスには、どのようなサービスがあるのでしょうか?宇宙・衛星ビジネスにおける新時代の到来を告げる、”New Space (ニュー・スペース)” とも言える大変革の真っ只中にあります。宇宙ビジネスは近年、地球低軌道 (Low Earth Orbit) と言われる高度数100〜2000 km で活況を呈しています。地球低軌道の人工衛星のビジネスには以下のような用途があります。

NewSpace とは、従来の政府の主導によって進められてきた宇宙開発とは一線を画する異業種からの参入やベンチャー企業や民間宇宙団体等の新興勢力によって進められる宇宙開発。 – wiki

・通信 5G /IoT

自社のデバイスを費用対効果の高いグローバルネットワークに接続することができます。CubeSats (キューブサット) は、IoT (Internet of Things) を発展させ、地球上のどの場所からでもいつでもデータを送信できるようにするための基礎を築きました。

・ジオロケーションとロジスティクス

航空機の追跡、船舶の追跡、船隊管理など、地球上のあらゆる場所にあるさまざまな資産の即時モニタリングや複雑な物流管理ソリューションを小さな衛星コンステレーションで提供することができます。

・地球観測

小型衛星は、天然資源を正しく管理するためのデータ収集に役立ちます。林業、農業、鉱業、畜産、天気予報などの分野で、宇宙ベースの光学システムの利用が有効です。

・信号の監視

CubeSats (キューブサット) は、無線信号を監視することができます。例えば、災害が発生した場合、影響の度合いや被害の大きい地域に関する情報を提供し、より効果的な救助活動の計画を立てることができます。

・宇宙インフラ

宇宙観測、生物医学研究、惑星間ミッション、軌道上システム試験(IOD)など、小型衛星のコンステレーションは科学技術的な用途にも使用することができます。

宇宙ビジネスに興味を持ち、学びたい方に向けた参考図書

宇宙銘柄・投資への知識を深める、宇宙ビジネスを学ぶ参考図書

佐藤航陽さんの著書『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』を読んで、宇宙開発や宇宙ビジネスに興味を持ち、もっと学びたいという方に向けた参考図書をご紹介しています。

アメリカの株式市場に上場されている観測衛星会社

実際にどのような観測衛星の会社が現在上場されているのかを見てみましょう。

BlackSky (ブラックスカイ / ティッカー : BKSY)、Spire Global (スパイア・グローバル / ティッカー : SPIR)、Planet (プラネット / ティッカー : PL)、Maxar Technologies (マクサー・テクノロジーズ / ティッカー : MAXR)、Satellogic (サテロジック / ティッカー : SALT)、2022年現在、以上のような会社が観測衛星の会社として上場しています。更に詳しく観測衛星の会社を見ていくと、事業内容もかなり異なります。

・Maxar (マキサー)

【MAXR】地球観測市場における世界的なリーダー Maxar (マキサー) について

コロラド州ウェストミンスターに本社を置く、地球観測市場における世界的なリーダー企業です。普段みなさんが見ているニュース番組などでも、Maxar が撮影した衛星写真を目にしたことがあると思います。今回のロシアによるウクライナ侵略でも、多くの衛星写真をメディアに提供しています。

2022年3月10日に行われた、Maxar Technologies の Dan Nord 氏が行った基調講演で、Maxar の画像がいわゆる “Metaverse (メタバース)” の重要な基盤となる、という驚くべき未来へと変化してきたことを語っています。その後2022年4月20日、同社はAIを活用した地理空間分析サービスのリーディングプロバイダーである Blackshark.ai と提携し、3D地理空間機能を拡張することをアナウンスしました。

・Planet (プラネット)

【PL】地球観測衛星データの Planet(プラネット・ラボ)について

カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、地球データのブルームバーグ・ターミナルを目指す地球観測のリーディングカンパニーが Planet Labs (プラネット) です。同社はトレンドの ESG (環境、社会、ガバナンス) の観点からも重要な観測衛星企業で、クライアントには防衛、民間、農業関連企業が名を連ねています。近年では衛星の精度を向上させ、顧客およびパートナーとの関係の拡大も堅調です。

・BlackSky (ブラックスカイ)

【BKSY】BlackSky (ブラックスカイ) について

BlackSky は、リアルタイムの地理空間情報を提供するリーディングカンパニー。独自の衛星コンステレーションと世界の新興センサーネットワークを活用し、顧客にとって最も重要な世界中の活動や場所を監視しています。BlackSky の顧客は主に、政府機関や軍事関連機関となっており、国防の宇宙銘柄としての存在価値もあります。

・Spire Global (スパイア・グローバル)

Spire、NorthStar Earth と専用コンステレーションSaaS契約を締結

Spire Global は主に、気象、航空、海事、政府機関に向けて宇宙を利用したデータ、分析、宇宙サービスを提供する世界有数の企業です。同社のソフトウェア解析は、 Space-as-a-Service サブスクリプションモデルを通じて、世界中の顧客のために独自の地球データ、洞察、予測分析を生成しています。

・Satellogic (サテロジック)

【SATL】アルゼンチンの観測衛星企業 Satellogic、ナスダック市場で取引を開始!

アルゼンチンの地球観測衛星企業 Satellogic (サテロジック) は、世界初の垂直統合型地理空間企業。地球全体を高頻度かつ高解像度で再マッピングする能力を持つ、初のスケーラブルで完全に自動化された地球観測プラットフォームを開発し、継続的に強化しています。

このように、観測衛星のビジネスといっても、会社ごとに強みや特徴が異なりますので、まずはどのような観測衛星の企業があるのか?を知っておきましょう。

商業用スモールサットオペレーター 2012 – 2021

商業用スモールサットオペレーター 2012 - 2021

source : Bryce Smallsats 2022

小型衛星の背景とオペレーター・ミッションタイプの傾向。2012年~2021年に打ち上げられた小型衛星の86%は、5つのオペレータによって所有されています。テクノロジーや先端研究開発のクライアントと提携する分析・エンジニアリング会社 BryceTech (ブライス・テック) の円グラフからも分かる通り、小型衛星の半分以上を SpaceX (スペースX) が打ち上げており、次いで地球観測衛星の Planet や Spire Global がシェアを持っていることが分かります。

地球観測衛星のスタートアップ企業はまだこれから

Bryce Start Up Space 2022 の資料では、2021年は、地球観測衛星のスタートアップ企業にとっても重要な年であったことを報告しています。この年、いくつかの観測衛星企業は、新しい衛星の開発と配備のために多額の民間および公的資金を獲得しました。さらに、国家偵察局 (NRO) や NASA などの政府機関は、新たな契約を結んで商業画像の購入に関心を寄せています。

このような契約と投資の増加は、地球観測小型衛星の継続的な成長を示すものです。しかしそこにはまだ大きなハードルがあることも指摘されています。地球観測衛星も通信衛星も、ビジネスモデルの確立には大きなハードルがある。地球観測衛星事業者は、データ解析の市場を新しいタイプのユーザーに拡大することを目指し、通信衛星事業者は、地上の競合他社との激しい競争、帯域幅の価格圧力に直面し、便利で価格的に優れた地上インフラの中核的問題をまだ解決していないのです。

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