Terran Orbital (テランオービタル)、Lockheed Martin (ロッキードマーチン) から1億ドルの出資を受ける。Terran Orbital の高度な製造能力を拡大するための資金として投資される。
🛰️Just Announced🛰️⁰⁰#TerranOrbital receives $100 Million Investment from @LockheedMartin⁰⁰The #investment will fund expansion of Terran Orbital’s advanced manufacturing capabilities ⁰⁰Full press release here: ⁰https://t.co/cgUpo53DTN⁰⁰$LLAP #lockheedmartin #innovation pic.twitter.com/CaLOzmviBl
— Terran Orbital (@TerranOrbital) October 31, 2022
2022年10月31日、米国および同盟国の航空宇宙・防衛産業向けの衛星ベースのソリューションで世界をリードする Terran Orbital (テランオービタル / NYSE：LLAP) は、Terran Orbital が発行する転換社債およびワラントと引き換えに、Lockheed Martin (ロッキードマーチン / NYSE：LMT) から1億ドルの投資を受ける債券・ワラント購入契約を締結したと発表しました。
この出資に関連して、Terran Orbital と Lockheed Martin は、新たな戦略的協力協定（SCA）も締結しています。この新SCAは2035年まで有効であり、Terran Orbital は Lockheed Martin とより広範な機会を追求することが可能となります。
Terran Orbital はこの資金を、衛星組立スペースの追加取得、モジュール生産の増加、運転資金需要の充足に充てるとともに、高度な製造能力を拡大することを意図しています。
Terran Orbital の高度な製造能力は、当初 Space Florida と提携してフロリダ州スペースコーストでの拡張を計画していましたが、これを加速し、カリフォルニア州アーバインを拠点とすることになりました。Terran Orbital は、過去12カ月間にアーバインだけで14万平方フィート以上を増設しました。
Terran Orbital の破壊的技術は、顧客に革新的で費用対効果の高いソリューションを提供します。Lockheed Martin とのSCAは、両社が専門知識と関係を共有し、軍事、商業、民間の顧客全体で新技術を推進するためのさらなる機会を創出するものです。これは、以下の点に重点を置くことで達成されるでしょう。
・衛星とコンスタレーション・アーキテクチャーの両レベルでのミッション保証
・最も要求の厳しいミッションクリティカルな顧客にタイムリーなソリューションを提供する ためのスピードとスケジュール
・産業的アプローチによる技術革新を通じた手頃な価格と、容量や設備の増強により、これまでにない価値を提供し、共有します。
Terran Orbital は、当社の中核となる衛星の隣接市場において、満たされていないニーズが拡大していると考えています。これらのニーズに対応するため、Terran Orbital は、以下のような製品・サービスの提供を拡大する計画です。
・合成開口レーダー（SAR）、電気光学、ハイパースペクトル、赤外線、安全通信を含むペイロード。
・星追跡装置、フライトコンピュータ、リアクションホイール、バッテリーソリューション、誘導・航法・制御ソリューションなどの高信頼性衛星サブアセンブリおよびコンポーネント製品
・テランオービタル・パートナー・グランドネットワークを利用した衛星のミッション・オペレーション
・その他防衛関連製品
ウクライナの紛争は、高度な衛星画像の必要性を浮き彫りにしています。Terran Orbital は、同社の PredaSAR衛星をベースにしたSAR衛星の製品ラインアップを通じて、こうした需要に応えていく予定です。
Terran Orbital は、自社で衛星を保有しないことを計画しており、PredaSAR を製品として提供することが、国家と同盟国を保護・防衛する人々の手にSAR技術を届けるための財政的効率と迅速な方法であると確信しています。
Terran Orbital の共同設立者であり会長兼CEOである Marc Bell は次のように述べている。
今日の市場において、顧客は、様々なミッションにおいてタイムリーで高品質かつ手頃な価格のソリューションを提供するリーダーを業界が見極めることを望んでいます。
今回の提携は、Lockheed Martin との協力関係の継続的な拡大であり、長引くサプライチェーン危機の中で Terran Orbital が行った、製品や部品の垂直統合を継続し、衛星や製造の完全自社化を促進する決定を補完し加速させるものである。
当社は、当社の能力と外部製品の提供を劇的に向上させる機会を捉えており、これにより Terran Orbital は収益性を向上させることができると考えています。
Terran Orbital は、11月9日（水）に開催する第3四半期決算説明会において、今回の出資の詳細と今後の見通しについて説明する予定です。