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【TWNT】米最大の独立系小型衛星メーカー Terran Orbital (テラン・オービタル) について

投資

今回は SPAC 合併により上場が発表された、米国最大の独立系小型衛星メーカー Terran Orbital (テラン・オービタル) ティッカー: TWNT についてご紹介します。前回の BlackSky に続いて、宇宙ビジネスや宇宙産業のニュースレターをサブスクライブする Payload (ペイロード) の共同設立者としても知られる、Ari Lewis (アリ・ルイス) さんによる、Terran Orbital のスレッドを翻訳してご紹介します。

Terran Orbital (テラン・オービタル) は、世界最大の衛星製造施設を建設中です。年間約1,000機の衛星を製造する予定です。同社は現在、SPAC合併により、16億ドルの評価額で上場しており、2026年までに26億ドルの収益を予測しています。

Terran Orbital (テラン・オービタル) とは?

Terran Orbital は2013年にスタートしました。同社は、Lockheed Martin (ロッキード・マーティン) や Beach Point Capital Management (ビーチ・ポイント・キャピタル・マネジメント) などの投資家から、4300万ドルのVC資金を調達した。同社は、衛星ソリューションと地球観測の2つの事業を展開している。

主な事業は人工衛星の製造

Source: Terran Orbital

Terran Orbital のサテライト・ソリューション事業は、主に顧客のための人工衛星を製造することで構成されています。例えば、ロッキード・マーティン社は、ロッキード社の150kgのLM-50バスの製造にテラン社の施設を利用しています。今後は、この関係を最大500kgのバスまで拡大する予定です。2020年には25MM/rev。

Terran Orbital は、アーバインに128,000平方フィートの製造施設を持っていますが、フロリダに660,000平方フィートの製造施設の建設を計画しています。この施設では年間約1,000機の衛星を製造する予定で、フロリダ州はこの案件に3億ドルを拠出している。

小型衛星 (スモールサット) 市場を席巻する計画

同社は、7500万ドルのファンドバックログ、15億ドルの加重パイプライン、90億ドルのグロスパイプラインを保有。現在、85社以上の顧客と衛星ソリューションの構築について話し合っています。Terran Orbital は、スモールサット市場の膨大な需要を満たすソリューションになることを計画しています。

同社は、自社の施設を使って地球観測衛星を製造する予定です。テランの衛星は、既存のソリューションとは異なり、SAR技術のグローバルパーシスタンスと超高速再訪率を採用しています。

SAR技術とは?

これはどういうことでしょうか?電気光学衛星は、夜間や雲があるときには使えないんだ。巨大なカメラで写真を撮っているようなものです。しかし、霧がかかっていたら、カメラは霧を見通すことができません。そこで、SAR技術の出番です。

SAR はどんな状況でも連続してモニターすることができます。雲があっても、スモッグがあっても、暗闇があっても関係ありません。ですから、もし山火事が発生したら。火事で発生した煙を衛星が見通すことができるので、電気光学よりもSARの方が適していると思います。

地球観測市場の獲得を目指す

2024年までには、収益の大半をEO (地球観測) 事業から得られるようにしたいと考えています。EOは非常に競争の激しい分野です。EO市場には多くの企業が参入しており、テランはEO市場のTAMが350億ドルに達すると主張しています。テランは、政府機関と商業施設の両方にチャンスがあると考えています。

地球観測事業は設備投資が多い事業です。Terran Orbital は、SPACとの合併が完了した時点で、3億2400万ドルをバランスシートに追加する予定です。しかし、今後4年間で7億3100万ドルの設備投資を行う予定です。衛星の製造と打ち上げには費用がかかります。

テランの壮大な野望

テランは現在、宇宙に衛星を持っていませんが、2026年までに96機の衛星を宇宙に設置したいと考えています。同社が株式市場に戻ることを望まないのであれば、まだ立ち上げていないビジネスラインを証明する必要がある。

テラン社では、衛星の建設費は2,000万ドル以下、衛星1基あたりの収益は1億ドル以上と見込んでいます。言い換えれば、衛星の投資回収期間は1年未満です。

では、どのような話なのか。売上高の64倍の評価額で上場する予定です。テランは、他の企業ではほとんど実現できない方法で衛星を大量生産する予定です。3年後にはサプライチェーンを自分のものにする予定です。

テランは基本的に製造委託会社です。将来的には、製造委託先から地球観測事業者になりたいと考えています。2026年には、収益の65%が地球観測事業で、残りが製造受託事業になるでしょう。

テランには2つの目標がある。

– 小型衛星の世界的なリーダーになること
– 最先端の地球観測コンステレーションの構築

要するにテランは、多くの衛星を作るための多くの製造スペースを持っている。果たして、この混沌とした世界で勝ち抜くことができるのか?

テラン・オービタルもまた、自分達のサービスを新しい SaaS “satellites as a service (サービスとしての衛星)” と呼んでいます。