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強気相場と弱気相場で儲ける秘訣「ステージ分析」

投資

Source : Stan Weinstein Secrets For Profiting in Bull and Bear Markets

株式相場の底、大底で起こりやすい傾向はあるのでしょうか?今回は弱気相場の最後のステージで起こりやすい傾向や現象について有名なトレーダーから有能な個人投資家の参考になる考え方をご紹介します。

スタン・ウエンスタインの「ステージ分析」

強気/弱気相場で天井なのか?底付近なのか?どうかを確認したい時は、スタン・ウエンスタインの著書『Secrets for Profiting in Bull Bear Markets (ブルでもベアでも儲けるプロの秘密)』による相場のステージを分析した「ステージ分析」を参考に観察しましょう。スタン・ウエンスタイン氏のステージ分析は、トレーダーに厳格なリスク管理の原則に従いながら、市場のトレンドを見極める強力な手法を提供します。

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ステージ分析には4つの異なるステージが存在する

この本の中で古典的な概念となったのは、株価が置かれる4つのステージを定義しています。これらのステージは、基本的に株式の寿命の異なる期間を分類しています。重要なことは、ワインスタインが週足チャートを使い、30週移動平均線の方向に基づいて現在のステージを特定していることです。

ステージ分析は、株式や指数の長期的なトレンドを特定するために使用されます。4つの異なるステージがあります。今が降り坂を転げ落ちている「ステージ4」なのか、それともある程度のネガティブなニュースを織り込み相場の底、鍋底を形成している「ステージ1」なのか?

「ステージ1」の特徴

株式は数ヶ月間下落を続けた後、やがて下落の勢いを失い、横ばいのトレンドに入る。このとき、出来高は減少し、底値圏で推移する。ここでは、買い手と売り手が同じように戦います。30週の移動平均線は下降の傾斜を失い、平坦化し始める。この基点形成は数ヶ月、場合によっては数年続くこともある。

「ステージ4」と「ステージ1」の違い

「ステージ4」と「ステージ1」の違いは、移動平均が平坦になり始め、移動平均の上下に値動きが発生することです。もし、株価が単に下降している移動平均線を再試行し、失敗した場合は、「ステージ4」のままという認識になります。

今はどのステージなのか?

この記事を書いている2022年7月16日現在、今どのステージにいるのか?というと、「ステージ4」の降り坂は降り切ったように見え、相場は底入れしたかはまだ不明だが「ステージ1」の鍋底を形成しているように観察することができる。

先導株は市場よりも先に底入れする

Mark Minervini (マーク・ミネルヴィニ) 氏が言うには、弱気相場の最後のステージ (悪いニュースばかりで全ての人が弱気になっている時) に資金はローテーションし始める。たとえ多くの銘柄が激しいボラティリティに晒されていたり、指数が安値を更新したとしても先導株はそれらと比較してよく耐え、大勢の人の目につかず頭角を現してくる。

「先導株」は、指数や市場に先駆けて底入れし這い上がってくる傾向がある。株式市場 (指数) の底入れと、先導株の底入れには、とても大きな違いがあるので注意深く先導株の観察を続けよう。

もしまだ「先導株」を買うには時期が早すぎると感じるのであれば、心配する必要はない。こういう時こそストップ (逆指値) が意味を成す。もし市場が底入れしたと確証が持てるまで待っていると先導株の真の恩恵は受けれない。先導株は先導するから意味がある。

先導株の典型例、世界最大の独立バイオテクノロジー企業 Amgen (アムジェン)。弱気相場だった1990年にアムジェンの株価は50日移動平均線を下回ることはほとんどなく、市場がダウントレンドであってもアムジェンは横ばいで抵抗。市場が底入れしたのは同年10月だったが、その22日後にアムジェンは史上最高値を更新した。

私が一番好きな投資スタイルは、マーケットが悲観で溢れてるが、先導株がブレイクアウトし、誰も信じてない時。

マーク・ミネルヴィニ氏は、自分が一番好きな投資スタイルについて上記のように述べている。

弱気相場におけるラリーについて

2000年にあった弱気相場でナスダックは、40%、28%、41%、50%、36% のラリーがあった。これら全てのラリーは弱気相場の中においてのラリーにすぎず、ブレークアウトしてもその後ほとんどの銘柄は失敗に終わっていた。

多くのブレークアウトトレーダーが機会損失の恐怖や誘惑に勝てず酷い目にあった。このデータが示すのは、2000年のドットコムバブルでも、最高50%上昇のラリーがあったが、ダウントレンドは更に継続したことを意味している。

ジョージ・ソロスの思考

ジョージ・ソロスが言うには、もし思考過程が正しく上手くいっているなら “もっと大きく買わないのは過ち” だと。勿論、それが間違っていたら痛い目に合うのだが、それくらい相場における思考過程を研ぎ澄まし、その時が来たら大きく動かなければ大きなアップサイドを取ることはできない。

勇気を出して大底圏から値上がっても買い続ける。問題としてその時はかならず途中で利確の波にもまれることになる。その波が徐々に収まり、上に跳ね上げつつある直前、まだ疑惑残りつつも市場が確信を高めつつある心理状況がカップウィズハンドルだろうと。その時も狙って買増しますね。

相場とは、リターンを求めてリスクを取る行為

最後に cis さんの著書『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』からの一節をご紹介しよう。

相場とは、リターンを求めてリスクを取る行為。リスクは絶対にある。リスク恐怖症の人は相場には向かない。勝つためには行動を起こす早さも問われる。 – cis

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