Zoomy

AST SpaceMobile、地球周回低軌道に展開する史上最大の商用通信アレイ「BlueWalker 3」を発表

AST SpaceMobile (ASTスペースモバイル)、地球周回低軌道に展開する史上最大の商用通信アレイ「BlueWalker 3」を発表。歴史的な携帯電話直収テストミッションが9月10日に軌道に到達予定。AST SpaceMobile, Inc.は2022年9月8日、BlueWalker 3試験衛星が9月10日にフロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから軌道に到達する予定であることを発表しました。

AST SpaceMobile (ASTスペースモバイル / NASDAQ: ASTS) 標準的な携帯電話で直接アクセスできる最初で唯一の宇宙ベースのセルラー・ブロードバンドネットワークを構築する AST SpaceMobile は2022年9月8日、試験衛星「BlueWalker 3 (BW3)」がフロリダ州ケープカナベラルのケネディスペースセンターから9月10日に軌道に乗る計画であり、北米など6大陸でモバイルネットワーク事業者とのテスト開始を計画したミッションであることを発表します。

AST SpaceMobileの会長兼CEOである Abel Avellan 氏は、、次のように述べています。

BlueWalker 3ミッションの開始は、宇宙を利用した携帯電話ブロードバンドの提供に向けた大きな一歩です。BW3ミッションは、世界中で18億人以上の加入者にサービスを提供するモバイルネットワーク事業者と合意・了解しており、未接続の人々を接続するという我々の相互コミットメントを強化するものです。

CEOの Abel Avellan 氏は、昨日発表された「Apple が Globalstar と提携した、緊急衛星通信サービス」についても、以下のようにツイートしています。

Apple が Globalstar と提携し、緊急衛星通信サービスを11月より開始

#iPhone14 SOS メッセージは、携帯電話の衛星接続の重要性を示しています。 SpaceMobile が計画している宇宙ベースのセルラー ブロードバンド ネットワークを、あらゆるデバイスで 4G/5G の速度でどこでも使用できることを想像してみてください。今週の#BlueWalker3のローンチを楽しみにしています! 📶🤠

BW3が実際に軌道に乗る日は、ロケットの準備状況、天候、技術的な問題、その他の未知の要因など(ただし、これらに限定されない)、いくつかの要因によって変更される可能性があります。

BlueWalker 3 に搭載されるフェーズドアレイは693平方フィートで、これまで地球低軌道に展開された商用通信アレイの中で最大となる予定です。この大型アンテナアレイは、従来のセルタワーよりもはるかに長い距離から、既存の携帯電話に直接接続できるように設計されています。ASTスペースモバイルは、携帯電話ブロードバンド技術をサポートする2,400以上の特許および特許出願中の請求項を保有しています。

BlueWalker 3 が配備され運用が開始されると、軌道上での試験と設定が開始される予定です。AST SpaceMobile は、北米を含む6大陸でBW3の携帯電話直接接続試験を実施する予定です。このミッションの試験計画には、Vodafone、楽天モバイル、Orange などのモバイルネットワーク事業者(MNO)が含まれています。AST SpaceMobile は、24カ国でボーダフォンとの相互独占契約を含む25以上のMNOと契約・了解を結んでいます。

一般の方は、9月10日に AST SpaceMobile の YouTube チャンネルでライブ放送をご覧いただくか、ケープカナベラル地域のいくつかのパブリックビューイング会場で直接ご覧いただくことが可能です。