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【インフレ・高金利】これからの時代に個人投資家が読んでおきたい参考図書

2022年以降、ロシアによるウクライナ侵攻、グローバリゼーションの終焉からのブロック経済、エネルギーの安全保障、インフレ、高金利、中東紛争と、2020年のパンデミックを起因とした大きな時代変動の波が押し寄せています。

これからの時代に個人投資家が必ず読んでおきたい本を選書としてご紹介します。この記事で紹介する本は、今の世界を知り学び、次のサイクル、未来、時代を学ぶのに一筋の光を与えてくれるものだと思います。

『新しい世界の資源地図』ダニエル・ヤーギン

エネルギーと地政学を地図を通して読み解く『新しい世界の資源地図』

これまでのグローバル経済の終焉、地政学リスク (戦争・紛争) によるエネルギー問題で世界の地図はどのように変わっていくのだろうか?私たちには新しい世界を見渡す地図が必要である。その地図となるのが本書である。日本のマンガ『ワンピース』で海賊達が広い海に航海するように、まずは地図がなければ私たちは前に進むことができないだろう。

『The Price of Time』エドワード・チャンセラー

【選書】エドワード・チャンセラー著『The Price of Time』

2022年以降が新たな高金利サイクルの入り口だとすると、今後金利の動きのトレンドはどちらなのか?インフレ&高金利の時代に必読の本だと思います。

『The Fourth Turning Is Here』ニール・ハウ

ニール・ハウが驚くべき新予測『The Fourth Turning Is Here』を携えて戻ってきた

相場にもサイクルがあるように、歴史や世代にもサイクル、パターン、トレンドがあります。90年代に出版された『The Fourth Turning』から20年以上、私たちは第四の転機 “クライシス (危機)” にいる。今後どのようなことが起こるのか?歴史と世代の現在地を確認しましょう。

『End Times』ピーター・ターチン

歴史に科学を持ち込んだ、ピーター・ターチンの著書『End Times』

画期的な新しい学際的歴史科学である “クリオダイナミクス” の先駆的共同創設者が、アメリカの内紛とその終局の可能性を大局的に説明する。

『人口大逆転』チャールズ・グッドハート

【選書】人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小

世界的 (先進国) な人口大逆転は社会に何をもたらすのか?世界一の超高齢社会である日本人必読書であり、今後の世界のトレンドの一つ「人口減少」の時代を生きる全ての人に必読書です。

『上昇(アップスウィング)』ロバート・D・パットナム著

『孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生』の著者ロバート・D・パットナムによる、アメリカが過去100年前にどのように団結し、同じことをもう一度行う方法についてが述べられています。

アメリカ社会のサイクルを読み解く上で非常に重要な本です。表紙にもなっていますアメリカ社会の状態を表した正規分布は何を意味するのか?アメリカ社会はどのようなサイクルを繰り返しているのか?必読です。

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『アメリカは内戦に向かうのか』バーバラ・F・ウォルター

アメリカは内戦に向かうのか

ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナによるイスラエル奇襲による紛争、第四の転機は戦争の時代です。本書はアメリカの分断、内戦という視点から、世界中の紛争やその前兆や仕組みについて詳しく触れています。

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『The Coming Wave』ムスタファ・スレイマン

【選書】『The Coming Wave』ムスタファ・スレイマンがAIの発展について警鐘を鳴らす話題の書

2023年は何といってもAIブーム、生成AI元年だったとおもます。本書は、Google の DeepMind の共同創業者である Mustafa Suleyman (ムスタファ・スレイマン) が、AIの発展について警鐘を鳴らす。AI、合成生物学、量子コンピューティング、すべてが変わろうとしている現在、この新しい世界を理解するために必要な本です。あのダニエル・カーネマンが「必読書」 と述べていれば、読まない理由はないでしょう。