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ジェレミー・シーゲル教授の緑本『株式投資 第6版』が本国で発売!

トレーダーの方なら、CNBCのインタビューでお馴染みの Jeremy Siegel (ジェレミー・シーゲル) 教授の緑本こと『株式投資』の最新6版が出ているというので、Amazon で調べてみたが『株式投資 第4版』しか検索に出てこず?と思っていたら、本国アメリカで『Stocks for the Long Run: The Definitive Guide to Financial Market Returns & Long-Term Investment Strategies, 6th Edition (長期投資のための株式 金融市場のリターンと長期的な投資戦略の決定版 第6版)』が2022年10月4日に発売されていました。

この本は、1994年の初版発行以来、株式トレーダーのための洞察とツールを備えた株式取引のガイドブックとして長年に渡り機能してきました。改訂版となる、第6版には「債券市場」、「パンデミック」、「金利環境」などの項目が新たに追加されているようです。改定版の内容は以下です。

改定版の内容

バリュー投資、ESG投資、その他の重要な動向を網羅した、株式取引の古典的名著の待望の改訂版。株式取引の決定版である本書は、30年近くにわたり、トレーダーが市場を理解するために必要な知識、洞察力、ツールを提供してきました。 本書は、新しい章を設け、以下の内容を更新しています。

・バリュー投資の役割
・ESG (環境・社会・ガバナンス) 問題が投資の未来に与える影響
・現在の金利環境
・債券市場および株式市場において投資家が期待すべき将来のリターン
・国際投資の役割
・株式市場の長期的なリスク
・パンデミックや金融危機などのブラックスワン・イベントの重要性

また、投資家が直面する大きな疑問についても深く掘り下げます。国際投資は死んだのか?気候変動のような世界的な変化は、世界中の市場に何を意味するのか?

この古典的なガイドブックで、株式市場の動き、過去の傾向、将来の予測をマスターし、安全で確実な長期的ポートフォリオを構築するためのすべてのツールを手に入れましょう。

株式に賭けるスタンスは不変

この本に掲載されている内容を一部をトレーダーの方が Twitter スレッドで紹介しています。ジェレミー・シーゲル教授は、持続的なリターンを得るために依然として株式に賭けていることが分かります。

株式市場には、歴史的な長期上昇トレンドが存在します。他の投資手段、例えば債券、ゴールド、ドルにはない、すべての資産クラスの中で、株式は過去2世紀にわたり、実質 (インフレ後) ベースで6%以上という最高のパフォーマンスを見せています。

不動産はインフレ率をほとんど上回っておらず、債券は物価上昇についていけなかった。これは米国に限った話ではなく、20世紀初頭から、ほとんどの先進国の株式は、株主の実質的な富を増大させてきました。株を持つことは簡単ではない、常に「売る理由」があるのだから。

株式市場は上昇を続け、実質的な年間収益率は70%、トータルリターンでは数十年のうち80%近くを実現している。株式市場は短期的にはリスクが高い。

しかし、長期的に見れば、儲かる可能性は非常に高い。米国株の分散ポートフォリオを保有すると、20年間であれば常に利益が出る。ほとんどの期間において、株式は債券よりも良い成績を収めている。

投資家が株に熱狂し、株価が過大評価となり、やがて不況が訪れ株価が非常に魅力的になる〜、という投機的過剰のサイクルを説明しています。そのため、時価総額ではなく、ファンダメンタルズに基づくインデックス投資が好まれるのだという。

長期的な株式のリターン

長期的な株式のリターンは、以下の関数である。

1. 配当金
2. 一株当たり利益の成長
3. 評価額の変化

最初の2項目はファンダメンタルズ・リターン、最後の1項目は投機的リターン。最初の2項目は長期的なリターンの源泉、最後の1項目は短期的なもの。

ジェレミー・シーゲルとは?

Jeremy Siegel (ジェレミー・シーゲル)、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールのラッセル・E・パーマー教授(金融論)であり、1976年から教鞭をとっている。1971年、マサチューセッツ工科大学で経済学の博士号を取得。証券業界研究所のアカデミックディレクター、ウィズダムツリー・インベストメンツのシニア投資戦略アドバイザーを務める。

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