Zoomy

【最新】じっちゃま注目の米株宇宙銘柄をご紹介

投資

じっちゃま おすすめの宇宙銘柄

じっちゃまこと、広瀬隆雄さんが2021年に注目していた、アメリカに上場している米国株の宇宙銘柄をご紹介します。

こちらの記事は、2021年9月に投稿されたものです。2022年現在、相場は大きな局面 (利上げと共に量的引き締め [QT]) を迎えており、この記事を書いた当時とは、かなり状況が変化しています。2021年に9月に書かれた記事だということを認識頂き、<回想>として、振り返りの記述を新たに追記しました。

じっちゃまイチ押しの SPAC 宇宙銘柄4選 (2021年当時)

SPAC デビューした当初に、じっちゃまがピュアプレイの宇宙銘柄としてピックアップしていたのが、小型ロケット打上げ/宇宙システムの Rocket Lab (ロケットラボ / RKLB)、同じく小型ロケット打上げの Astra (アストラスペース / ASTR)、軍事関連のような極秘プロジェクトも扱う観測衛星の BlackSky (ブラックスカイ / BKSY)、主に海事、航空、気象などの用途に特化した観測衛星の Spire Global (スパイアグローバル / SPIR) の4銘柄でした。

SPAC 時 (マージ前) のティッカーシンボルは以下

・VACQ (Rocket Lab)
・SFTW (BlackSky)
・HOL (Astra)
・NSH (Spire Global)

SPAC (特別買収目的会社) とは?

ここで SPAC について、じっちゃまが解説した過去の Twitter スレッドをまとめて解説します。

SPAC とは特別買収目的会社の略です。乱暴な説明をすれば「カラッポの投資信託」だと思ってください。必ず10ドルでIPOし、2年以内に買収ターゲットの会社を特定し、SPAC株主に「この会社が良いと思うんですけど……買収してよろしいか?」と株主投票にかけます。

企業は、とうぜんIPOしたいです。でもIPOして公開会社になった途端、途方もない責任が経営者にのしかかってきます。それはおもに「四半期毎にちゃんとした決算を出せる?」という、業績に対する責任です。このハードルを越えられない企業は、とても多い。

ハードルを越えられない企業は、すごすごIPOを断念するしかないです。しかし……今自分たちが競争している分野では日進月歩でテクノロジーが進化しているというような理由で成長のための軍資金は製品が無かろうが売上見通しが立たなかろうが「待った無し!」で調達しないといけない場合もあるのです。

一例としてヴァージン・ギャラクティックは大気圏のギリギリのところまで行って帰ってくる、一種の「宇宙遊覧飛行」を企画している旅行会社です。まだスペースシップも完成してないし、売上高もありません。だから四半期決算をちゃんと出すなんてことは夢のまた夢。

でも「夢のまた夢でもいい。それ、面白いアイデアなので僕は出資したい!」という投資かも沢山いるはず。そういう普通の尺度に合わない「ホームランか? 三振か?」というような企業が、SPACによる「裏口上場」に向いています。

SPAC はリスクだらけ?

SPACには、SPAC固有のリスクが、たくさんあります。そして一般にSPACは低品質です。それを理解した上で、それでも博打を打ちたい!という人はSPACに投資すればいいと思う。

SPACが全部ダメダメ企業…という事ではないと思います。場合によっては保守的な金融界の掟(おきて)やしきたりが邪魔をして、通常のIPOが出来ない場合もあります。たとえばオンライン・ギャンブルはいま急速に市民権を獲得しつつありますが、ほんの1年くらい前まではキワモノ扱いだった。

マリファナ関連株も同じようなノリです。ウォール街の大手証券は、なかなかマリファナ株など引き受けようとしません。このようにコンセプトが新し過ぎて、既成勢力から総スカンを喰うアイデアというのは存在するのです。

その意味でSPACは「オン・ザ・エッジ」……ぎりぎりの崖っぷちを突っ走っている会社が多い。理詰めで考えれば、SPACはリスクだらけです。だからそのリスクと折り合いを付けられる上級者の投資家だけがSPACで火遊びするべき。

つまりSPACとは「ここはおまえらみたいな子供が来るところじゃない!おうちで遊んでろ!」という感じ。

以上、じっちゃまの2021年1月15日の Twitter スレッドをまとめて引用しました。

じっちゃまの宇宙ビジネスに対する重要なツイート

現在じっちゃまの Twitter アカウントは鍵アカウントですので、重要となる宇宙銘柄に言及したツイートをご紹介します。こちらは2021年の7月2日のツイートです。

宇宙ビジネス? 夢物語ではありません。現実にどんどん売上高を上げ始めている。

使ってないの? グーグル・アース。

あれ、タダだと思ってんの?🤣

フロリダでコンドミニアムが倒壊した事件、「地盤が沈下しているよ」という指摘は衛星写真の解析によってなされていました。Earth observation (地球観察)は、もう立派なビジネスです。

大型IPOが控えています。それはスペースXの子会社、スターリンク。たぶん来年。そしてその後にはスペースXそのものもIPOすると思う。

いまから宇宙ビジネス勉強しておいたほうがいい。

打ち上げロケットのピュア・プレイで最も実績がある会社はロケットラボ(VACQ)。アストラ(ASTR)は昨日、SPACとの合併が株主から承認され、正式に新しいティッカーシンボルになりました。これ日本のネット証券でも扱えるようになるはず。

その後、アストラに関しては初の商業打上げに2回連続で失敗してしまい、じっちゃまのアストラに対する評価もダダ下がりしています。アストラに関しては、次の打上げに何がなんでも成功しないと、株価も下値の8ドルを割る可能性もあるかもしれません。

このように投資にはタイミングや、産業のトレンドが常に存在しています。スペースXの IPO に向けて、宇宙ビジネスはこれから更に盛り上がっていくことが予想されます。今のうちにに宇宙銘柄について勉強しておきましょう。

<回想>
この当時、じっちゃまは2022年くらいに SpaceX が手掛ける衛星インターネット・サービス Starlink (スターリンク) や、SpaceX そのものが上場するのではないか?その局面で2021年以降に SPAC 上場されたピュアプレイの宇宙関連株がもう一度ブームになる時が来るのではないか?ということを予想していました。

残念ながら Starlink、SpaceX の上場の話はまだ出ていないようです。しかし、ロシアのウクライナ侵攻では、Starlink が大活躍しました。ウクライナでネットが使えなくなると、イーロンマスクが Starlink を開放し、ウクライナの市民が Starlink を通じてネットを使えるようになりました。

宇宙銘柄マージ後の動き

小型ロケット打上げのアストラ (ASTR)

2021年Q2期には、これら4銘柄はマージされ正式なティッカーシンボルで上場されています。一番早く HOL → ASTR にマージされ、日本の証券会社でも買えるようになったアストラスペースは、8月下旬に行われた初の商業打ち上げに2回も失敗して株価は8ドルくらいまで下落しました。

小型ロケット打上げのロケットラボ (RKLB)

SpaceX のライバルともされており、じっちゃまは一押しの Rocket Lab (ロケットラボ) は VACQ → RKLB に変更後、SPAC の運命的に一時9ドルぐらいに売られるも、その後 Reddit の WSB (wallstreetbets) で話題となるなど、Q2 の決算の結果を受けて一時20ドルまでスクイーズされました。

衛星観測のスパイアグローバル (SPIR)

スパイアはマージ後に8ドルくらいまで売られるも、徐々に持ち直し、宇宙関連株に注目を集まると同時にスクイーズのように個人投資家に買われたり売られたり結構ボラが高く取引されています。しかし、マージ後には、米国海洋庁(NOAA)の運用中の数値気象予測(NWP)モデル向けに商用電波掩蔽(RO)気象データを提供する次の受注を獲得したことを発表しました。また、カナダの衛星AISデータサービスのリーディングプロバイダー exactEarth を現金および株式で買収することも発表し、着々と衛星ビジネスを前進させています。

衛星観測のブラックスカイ (BKSY)

この4銘柄の中では最後にマージされたブラックスカイは、マージ後にパランティアと複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結を発表しています。

<回想>
ASTR (アストラ) はその後何回か打上げ失敗など、エラーによる打ち上げ延期などもありましたが、大きな打上げミスは起こしていません。

Rocket Lab (ロケットラボ) は順調に打上げ回数をこなしています。また企業買収などにより、ロケットの打上げ以外にも、ソリューションなども手がけています。

Spire Global (スパイアグローバル) は、一時 WSB (ウォールストリートベッツ) で取り上げられ一時的なブームとなり、株価が乱高下しました。しかし最終的に何らかの売出しにあい、株価は戻ってきませんでした。

BlackSky (ブラックスカイ) は、決算の下方修正など、あまりぱっとしない値動きでした。

このように、多くの SPAC 銘柄やハイパーグロース株は、金利上昇局面で降り坂を転げ落ちるように下値を更新しています。ピュアプレイの宇宙株も、株価は SPAC の上限を10ドルにすると、半分以下や 10/1 くらいにまで叩き売られている状態です。

2021年9月現在のじっちゃま押し宇宙銘柄

そして、じっちゃまが2021年9月20日に行った YouTube ライブで言及したおすすめの宇宙銘柄が、Rocket Lab (ロケットラボ) と、BlackSky (ブラックスカイ) です。

特に先日 BlackSky が発表した、パイロットプロジェクトの成功を受けて、Palantir (パランティア) からの投資を確保し、複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結したニュースを重要なことだと評価しています。

以下は、2021年9月20日の YouTube ライブの質問と回答です。

<回想>
じっちゃまは、2022年にも BlackSky (ブラックスカイ) については言及しています。それは、ロシアのウクライナ侵略で、観測衛星の会社が見直されるのではないか?といった趣旨だったと思います。

更に、アメリカ国家偵察局 (NRO) は Electro-Optical Commercial Layer 契約のプロバイダーを選定する予定で、これに BlackSky (ブラックスカイ) が選ばれたら株価は上がるのではないか?というようなことにも言及していたと思います。

ウクライナ・ロシア紛争で衛星産業はどのような役割を担っているのか?

宇宙関連で打上げ以外で一番面白い銘柄は?

A. ブラックスカイ (BKSY) じゃないかと思います。ブラックスカイはついこの前、パンランティア (PLTR) から出資してもらい、業務提携していますよね。あれは非常に重要な締結だと思います。

<回想>
じっちゃまは2021年、2022年と一貫して BlackSky (ブラックスカイ) には言及しています。株価的には、全く冴えませんが、ここからのアップサイドは大きいのかもしれません。

BlackSky は、アメリカの政府機関や軍事機関に使用されており、アメリカ政府機関では、主要施設や軍事活動の監視に使用されています。また BlackSky は、軍事事業の拡大も目指しており、今後は防衛銘柄としても価値も出てくるかもしれません。

【BKSY】BlackSky (ブラックスカイ) について

じっちゃまイチオシの最新宇宙銘柄

・RKLB (ロケットラボ)
・BKSY (ブラックスカイ)

ロケットの打上げ会社では、じっちゃまは一貫して最も打上げ実績のあるロケットラボを評価しています。アストラは2度の打上げ失敗を危惧して評価を下げています。観測衛星の企業では、ブラックスカイをおすすめしています。

<回想>
Rocket Lab (ロケットラボ) に関しては、一時 WSB (ウォールストリートベッツ) で話題となり買い上げられて20ドルぐらいになりましたが、その後は冴えない値動きとなっています。しかし他の Space Spac に比べると人気もあり、株価的にもそこまで叩き売られてはいないと思います。しかし、2022年5月、6月、7月の利上げ局面では更に株価が低迷する可能性があります。

SPAC 上場した宇宙企業13銘柄をご紹介

【米株】SPAC 上場した宇宙関連企業13銘柄をご紹介

ロケットの打上げ予定日を知るには?

ロケットの打上げ会社は、計画されていた打上げが成功すると株価に反映されることもあります。逆に、打上げに失敗すると2021年8月下旬に行われた、アストラ (ASTR) 初の商業打上げのように2回連続で失敗し、それを機に株価も下落し、その後も株価は低迷を続けています。

長期ホルダーにとっては、いちいち打上げ成功だー!失敗だ … と過剰に反応することはないと思いますが、例えばスイングや短期で幅を取りたい個人投資家の場合は、ホールドしているロケット会社の打ち上げ日などは把握しておいた方が良いと思います。

ロケット打ち上げ情報予定計画と結果

ロケット打ち上げの日程を知るには、宇宙技術開発株式会社が提供する「ロケット打ち上げ情報予定計画と結果」というサイトが便利です。こちらでは以下のような情報を知ることができます。

・打上げられるロケット
・打上げ日時
・衛星、ミッション情報
・打ち上げ場所

このページを事前にチェックしておけば、自分がホールドしている、例えばロケットラボの次の打上げは、「10月中にニュージーランド・マヒア半島から BlackSky の2機の衛星を打上げ予定だ」ということが把握できます。

2021年年末の動向

その後 Space Spac (宇宙 SPAC) は、テーパーリングの開始 & 金利の上昇によって、まだ売上げのない宇宙企業の銘柄は軒並み10ドルを切り、半値や 3/1 になるなど悲惨な値動きとなりました。

何とか株価を保っているのは、Rocket Lab (RKLB)、ASTRA (ASTR)、Arqit Quantum (ARQQ) くらいです。しかし、株価が半分になったり、3/1 になったとしても、これら Space Spac は、5年〜10年〜など長期投資の銘柄だと思いますので、私個人としてはホールドしています。

まとめ

2022年5月現在、ストーリー一発のSPAC銘柄や、Space Spac (ピュアプレイの宇宙銘柄)、IPO銘柄、ハイパーグロース株は概ねコロナ禍の高値から株価は半分や半分以下になっています。これは全て金融緩和から金融引締め、利上げによるもので、グロース株には長く辛い局面が続くかもしれません。

しかし個人的な見解として、ピュアプレイの宇宙銘柄に関しては野球で例えると「1回表の2アウトくらい」というような例えを海外投資家から聞きます。つまりまだ始まったばかりであり、これからの宇宙産業の繁栄に賭けるのであれば面白いのではないか?と思っています。

しかしある投資家の見解だと、「今後もっと有望な宇宙関連企業が上場してくるのではないか?それまで、現在上場している宇宙関連銘柄で茶を濁そう」というような投資家もいます。つまり、今上場している宇宙銘柄にベットしていれば問題ない!という訳でもないかもしれません。

とにかく宇宙産業は第4次産業革命と言われている通り、今後期待されている産業です。じっちゃまの言葉を借りると「相場の1階部分から乗れる」のが魅力ですが、その反面リスクだらけとも言えると思います。

現に株価は上場後の半値以下になっています。しかしながら、宇宙産業がこれから更に盛り上がるのであれば、良い学びの機会になるはずです。