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NASA、TROPICS ミッションの打ち上げに Rocket Lab を選定

NASA、TROPICS ミッションの打ち上げに Rocket Lab (ロケットラボ) を選定。

Rocket Lab (ロケットラボ / Nasdaq: RKLB) は2022年11月23日、NASAのベンチャークラスの専用・乗り合いロケットサービス(VADR)契約の一環として、小型衛星による降水構造と嵐の強度の時間分解観測(TROPICS)ミッションに採用されたことを発表しました。

Rocket Lab は、NASAの地球システム科学パスファインダー計画の一部で、2つの地球低軌道面に4つの CubeSat を配置した TROPICS ミッションを、60日以内に運用軌道に投入します。

この2つの専用ミッションは、バージニア州の NASA Wallops Flight Facility にある中部大西洋地域宇宙港の Launch Complex 2 からエレクトロン・ロケットで打ち上げられます。打ち上げは2023年5月1日以前に行われる予定です。

TROPICS は、ハリケーンを含む熱帯低気圧の形成と進化を対象としています。TROPICS は、暴風雨の強さ、暴風雨内およびその周辺環境の温度と湿度の水平および垂直構造について、迅速に更新される観測データを提供します。これらのデータは、科学者がこれらの大きな影響を与える暴風雨に影響を与えるプロセスをより良く理解するのに役立ち、最終的にはモデリングと予測の改善につながるでしょう。

Rocket Lab 創設者でCEOのピーター・ベック氏は次のように述べています。

今年もまた、ハリケーンや熱帯低気圧が人命や生活に壊滅的な影響を及ぼすのを目の当たりにし、科学者や研究者が嵐の強さを正確に予測し、人々に避難や計画を立てる時間を与えるために、宇宙からの気候データの改善の重要性を強調しました。

TROPICS 衛星は、ほぼリアルタイムで実用的な気象データを人々に提供するために、軌道上への迅速で信頼できる経路を必要としており、2023年のハリケーンシーズンに向けて信頼できる打ち上げソリューションを提供できることを光栄に思っています。我々は、NASAのチームと密接に協力して、再びミッションを成功させることを楽しみにしています。