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米国株の相場ノート 2022

こちらで随時相場感をアップデートしていきます。

2022年11月11日

消費者物価指数 (CPI) のインフレ改善で久しぶりに株価をぶっ飛びましたね。しかし注意したいのが、これはブルトラ、ハイテク株のバウンスはデッドキャットだと言うことです。レジェンド、マーク・ミネルヴィニ氏も以下のようにツイートしています。

本日のCPIの急騰は、短期的にはもう少し持ち越すには十分な強さだが、強い下降トレンドにある叩き売られた過去のリーダーたちが主導する安値からのジャンクなラリーである。持続可能な強気相場を楽しむには、フレッシュな新銘柄が主導権を握る必要がある。

弱気相場から強気相場への移行には、3つの段階がある。

1.リーダーが底を打つ
2.主要平均線が安値をつける
3.参加者が増え、株価が本格的に動き出す

私が最も注目するのは、攻撃的になりがちな3番で、リターンの大部分を占める。

大きなベアマーケットでは何度も何度もブルトラに騙されていたと思いますが、これが最後の大きなブルトラになるかもしれません。ここから年末株高のアノマリー発動だと思います。

しかし、これが新しい相場の幕開けではないのは、FEDピボットは歴史的に売りというデータがあります。FEDのピボット前に株価は期待上げして、本当に経済に不況がきて企業の業績にも反映されていき、相場のサイクルが金利上昇局面での【逆金融相場】→不況到来による企業の業績悪化が決算に織り込まれ【逆業績相場】という流れを辿るとものと思います。

FRBのピボットに期待する人は、ピボットの後にこうなる。 何を望むかには注意が必要だ…。

マーク・ミネルヴィニ氏も、2021年11月の売りシグナルは継続、著名投資家のカール・アイカーン氏も以下のように述べている。

まだ弱気市場であり、イールドカーブは反転しており、私は何が起こるか非常に心配している。

このあたりも観察しながら、ブルトラに騙されずに丁寧にトレードしたいものです。

2022年11月5日

雇用統計週、前後のハイテク株の売りには凄まじいものがありましたね … 私も決算良かった ZI が売り叩かれて30ドルくらいの時に飛び乗ったのですが、11/4 の雇用統計後の売り圧に刈られました。

広告企業、Amazon などのネットEC企業、Twilio などのハイテク株を見るに、ハイテク/グロース株は今後も厳しそうです。一方、カナダの雇用統計が強くてドルが売られた?というようなこと、確かに為替が動いたことで新興国株が買われました。

EPOL、メキシコの空港運営会社 OMAB が高値を取るなど、新興国にフォローの風が吹き始めているような気がします。また、GILD などの製品 (薬) を持ってるバイオ企業が上に動いてきています。

次回、11/10 のCPIを確認しつつ、次のセクターとして注目の「新興国」、「バイオテック」、また為替や金利がどのように動いてくるか良く観察したいと思います。

いくつか損切りしましたが、以降ガード固めに注目セクターの銘柄中心にトレードしていきたいと思います。

2022年10月19日

ボラの高い相場が続きますね … 先週金曜の下げから、再び上がったり下がったりという感じです。

石油ベアでもう一回転取れるのでは?と様子見ながら追加していますが、WTI価格は下ですが、XOM、OXY などは押し目があれば買われていますね。Q3決算まで強いのか?その後に利確が始まるのか?もう少し時間がかかりそうです。

RBLX は決算前のアナウンスで上昇し、OLPX は利益警告でかなり下落しましたね。個別は本当に見極めないと、まだダウンサイドがありそうです。私もリバ目的で入った CVNA 捕まってしまったのですが、決算すごい悪いと思うんですよね …

ここからロングというのは、シーゲル教授も仰っていますが、いよいよ長期で株を持てる局面だと思います。

それと中国共産党大会ですが、期待していた「ゼロコロナ対策の見直し」などは皆無なようで、ということは再び YANG などのチャンスがあるかもしれません。今は安値でバウンス的な買いが入っていますが、またどこかで梯子を外されるようなことがあるかもしれません。

グローバルマクロ・リサーチも売り目線から、株価が反発するタイミングについての記事が出てきているので、売りはそろそろ一服ではないか?と思います。

巨視的に相場を捉えると今は買い場か?

2022年は2008年以来の株式購入の好機として歴史に刻まれるだろう。あなたは恐怖と破壊を見るでしょうが、私は機会を見るのです。この時期に賢い買い方をした人は、今後何年にもわたって投資のパワーチャージができるだろう。

私も今は買い場と考えています、個別はQ3決算によりますが。金利と値幅 (年初からのやられ、調整幅)、FRBの利上げがいよいよ鈍化していくと考えれば転換点は近いと思います。ここから更に下げるのであれば、インフレが収まらない、金融危機が起こる … というようなことがない限りネガティブサプライズはないと思います。

非常に悩ましいのが、ボラが激しいため出たり入ったり小まめに利確するかどうか?ということですが、今は心を鬼にして、あまりガチャガチャ動かさないようにしています。

目先の注目イベントは、

・10/21 (金) のSQ
・10/28 (金) の FED も注目しているというコアPCE

です。

今後はとにかく以下のようなことの繰り返しなんだと思います

なので株価は一進一退を続けると想定しています。

2022年10月14日

10/13 (木) のCPI発表を受けプレからの売りモードに、ロング勢死亡か?と悲壮感しかなかったのですが、ザラ場で底入れというか、悲観が極まってショートカバーにも繋がったようですね。

TECS が60台というのは久しぶりに見た気がします。CPI の数字が悪くなる前提であれば、TECS を60ドル台まで持ってドテンで個別拾いにいく … という手もあったかもしれませんね。こんなのは全て後付けなのですが …

底は近い

マーク・ミネルヴィニ氏も昨日ザラ場でツイートしていましたが、

私の直感では底値に近づいていると思いますが、経験上、ルールを守り、証拠の重みに任せて取引することをお勧めします。安値は一日で決まるが、強気相場は何年も続く。大儲けできるのは、底値ではなくトレンドを見抜くことだ。現在のトレンドは下降である。

底は近そうです。広瀬さんも仰っていますが、ここからは一進一退、千鳥足で上に進むのであれば、Q3決算と次回CPIが鍵となりそうです。悪ければ売られますが、そこで魅力的な値頃になれば、10/13 のCPIの時のように買われるのではないか?と思います。

ここからは年末にかけて上だと思います。というのもFRBの利上げも最終局面であり、流石にこれ以上の利上げに米経済は耐えられそうになく、不況が訪れれば金利環境からゲームチャンジャーになるのではないでしょうか。

CPIの家賃は遅行指標

シーゲル教授も言っていますが、CPIは遅行指標なので11月のデータに注目ですね。

インフレピークまだじゃない …

コアCPIの新しいサイクルは高い…インフレはまだピークに達していないのではないか?という人もいます。

コアCPIの新しいサイクルは高い…インフレはピークに達していないと思います

CPI に固執するか、不況を歓迎するかですね … そしてここからは以下がテーマになると思います。

12月のFOMCも0.75%の利上げが必要になった場合は、再び売られると思いますが、年末アノマリーで押し目があれば買われる展開だと思います。

また、金利が完全に天井を付ければドル円の巻き戻しで、ドルが売られ円高に振れると思いますが、そこが明確な転換点になるはずです。

石油関連株のショートを狙えるかも

原油価格は下だと思いますので、不況が来れば、または眼前まで迫って来れば石油関連銘柄も売られると思うので、石油ベアETFでもう一回転取れるのではないか?と思っています。

タイミングがQ3決算になるのか?不況の足音によるのか?は分からないので、観察を続けます

現在のポジション

金融相場で拾ったままのクソ株 (SPAC株) を除けば、バイオ3倍 LABU、これから旬な GOOS、新興国 EPOL、ハイテクだと DLO、RIVN、CVNA、DNA、NU を握っています。欲しい銘柄がいっぱいありますが、ドル資金が足りません。流石にここから円でドル資産を買っていく気にはなれず、為替を見つつ超長期で持つと気持ちの整理が付いた銘柄を円で買うかもしれません。

ベアETFは、DRIP、ERY を少量握っていて少しやられています。

個別はほぼロングで入っており、iDeCo、つみたてNISAも数回に分けてスポット購入を開始しています。

※ 投資は自己責任でお願い致します。