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Twitter で話題の必読書、目から鱗の面白い本をご紹介

Twitter で話題の必読書、目から鱗の面白い本をご紹介します。

こちらの記事では、Twitter で話題となった、目から鱗の面白い本をまとめてご紹介します。ご紹介する本の中には、知的好奇心を刺激してくれる本から、為になる本、勉強になる本が沢山あります。

なかなか自分のフィルターを通していては出会えない本が沢山ありますので、もし興味をそそる本があれば是非購入して読んでみてください。

それでは Twitter で話題となっている必読書をご紹介します。

人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

2017/2/20 | 中川毅 (著)

福井県・水月湖に堆積する「年縞」。何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層で、現在、年代測定の世界標準となっている。その年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遥かにしのぐ「激変する気候」だった。

人類は誕生から20万年、そのほとんどを現代とはまるで似ていない、気候激変の時代を生き延びてきたのだった。過去の詳細な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめ直します。

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世界史を大きく動かした植物

2018/6/18 | 稲垣 栄洋 (著)

一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。

私たちは人類の歴史について、よく知っている。少なくとも、そう思っている。しかし、本当にそうだろうか。人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。植物は富を生みだし、人々は富を生みだす植物に翻弄された。人口が増えれば、大量の作物が必要となる。作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出し、そこから大国を作りだした。富を奪い合って人々は争い合い、植物は戦争の引き金にもなった。

兵士たちが戦い続けるためにも食べ物がいる。植物を制したものが、世界の覇権を獲得していった。植物がなければ、人々は飢える。人々は植物を求め、植物を育てる土地を求めて彷徨った。そして、国は栄え、国は亡び、植物によって、人々は幸福になり、植物によって人々は不幸になった。

歴史は、人々の営みによって紡がれてきた。しかし、その営みには植物は欠くことができない。人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ。さあ、人類と植物が紡いだ壮大なドラマの始まりである(本書の「はじめに」より)。

この本の単行本は現在在庫切れしており、Amazon で中古で購入するか Kindle で購入することができます。

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日本語の作文技術 / 実戦・日本語の作文技術


【新版】日本語の作文技術
2015/12/7 | 本多勝一 (著)

目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章をかくこと、これだけである

修飾の順序、句読点のうちかた、助詞のつかい方など、ちゃんとした日本語を書くためには技術がいる。発売以来読み継がれてきた文章術のロングセラーを、文字を大きく読みやすくした新版。

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【新版】実戦・日本語の作文技術
2019/4/5 | 本多勝一 (著)

30年以上売れ続けている文章術のベストセラー『日本語の作文技術』の続編であり応用編に、活字を大きく、読みやすくした〈新版〉が登場。裁判や立札など、さまざまな分野の文章に見られる文章上の間違いを、著者の作文原理をもとに分析する。

日本の義務教育現場では教えられることのない、「複雑な、あるいはむずかしいことを分りやすく表現する」(文庫版あとがきより)というもっとも高度な技術について解説する。

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現代建築宣言文集[1960-2020]

2022/2/2 | 五十嵐 太郎 (編集), 菊地 尊也 (編集)

本書は、1960年のメタボリズムから2020年まで、現代の建築概念を揺るがしてきた建築家や批評家による50の言説を再録・解読するアンソロジ ――である。各言説には、五十嵐太郎、菊地尊也ほか東北大学五十嵐研究室による解説文も掲載。約半世紀にわたる言説の蓄積を振り返ることで 、現代の位置を確かめ、未来につなぐ。

同盟の起源:国際政治における脅威への均衡

2021/12/14 | スティーヴン・M・ウォルト (著), 今井宏平 (翻訳)

諸国家はなにゆえ同盟を形成するか。その説明として従来一般的であった勢力均衡理論に代わり脅威均衡理論を打ち出す本書は、今日の国際政治を読み解くうえで示唆に富む。

また、その事例研究として精緻に叙述される中東国際関係史は、それ自体が第一級の地域研究でもある。 ウォルトの名を世界に知らしめた古典的名著。(原著Stephen M. Walt, 1987, The origins of Alliances, Cornell University Press.)。

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精神と自然: 生きた世界の認識論

2022/1/17 | グレゴリー・ベイトソン (著), 佐藤 良明 (翻訳)

私たちこの世の生き物すべてを、片やアメーバへ、片や統合失調症患者へ結びつけるパターンとは?日常の思考の前提を問い直し、二重記述、論理階型、散乱選択といった道具立てによって、発生も進化も学習も病理も包み込むマインドの科学を探究したベイトソン(1904-80)。そのエコロジカルな認識論の到達点を自ら語った入門書。

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白い壁、デザイナードレス:近代建築のファッション化

2021/10/12 | マーク・ウィグリー (著), 坂牛 卓 (翻訳), 邉見 浩久 (翻訳)

これまで語ることが避けられてきたル・コルビュジエ建築の白の意味、そして、モダニズム建築はなぜ白いのかを解き明かす書、待望の邦訳。私たちは従来、装飾批判の観点からモダニズムを理解してきた。ところがマーク・ウィグリーは、モダニズム成立の背景に「ファッション」を見出した!

彼の徹底的なリサーチと執拗な叙述は、近代建築誕生の背後にあった被覆とファッションをめぐる建築家たちの闘争と挑戦を鮮やかに描き出す。伝統的なモダニズム理解を全面的に塗り替える、真っ白な必読書である。 – 加藤耕一

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錯乱のニューヨーク

1999/12/1 | レム コールハース (著), Rem Koolhaas (原著), 鈴木 圭介 (翻訳)

人間の欲望と一致するある神話的な到達点を自らの手で目ざし、現代文化の基礎として複合的な超過密文化を生み出した都市マンハッタン。理論のユートピア=摩天楼、理想主義の断片=ロックフェラー・センター、予想外の突然変異=ラジオシティ・ミュージックホール…。

地表上をグリッドに仕切り数々の建築物を打ち立てたこの都市の誕生・成立・発展の過程、さらにその可能性と限界を、多くの貴重図版とともにエキサイティングに描き出す。現代建築の巨人による伝説の書、待望の文庫化。この書を読まずして、現代建築を語るなかれ。

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トーベ・ヤンソン短篇集

2005/7/6 | トーベ・ヤンソン (著), 冨原 眞弓 (翻訳)

トーベ・ヤンソンにはムーミン作家として以外の、魅力的なもう一つの顔がある。「ああ、あの作品はここから生まれたのか」と思わず読者を納得させる、子供のこだわりと大人のユーモアやペーソスがない交ぜになった味わい深い作品群。多岐にわたる短篇の中から、その特徴を示す際立った作品を選んで一冊に編み、ヤンソンの世界の奥行きと背景を伝えるベストセレクション。

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オカルトタロットの歴史: 1870-1970年

2022/2/19 | ロナルド・デッカー (著), マイケル・ダメット (著)

タロットの秘儀化はいかにして生まれ、いかにして解体し、さらに広い文化的事象へと展開していったのか?――黄金の夜明け団やアレイスター・クロウリーによるタロットの扱い、現代において最も流通している「ウェイト=スミス版タロット」の誕生にまつわる経緯など、日本でも関心が高い主題を取り上げ、基本的には遊戯用のカードに過ぎなかったタロットが18世紀末以降、古代以来のありとあらゆる神秘思想を担う図像の集成となり、また人間の運命を見通す占いの道具となった歴史を、世界各地で活動したタロティストたちの人生と思想、社会や思想の動きを織り交ぜながら興趣あふれる筆致で描き出した決定的大著。

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