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AST SpaceMobile、1株当たり3.10ドルの公募をアナウンス

AST SpaceMobile (AST スペースモバイル)、クラスA普通株式100,000,000ドルの公募価格決定を発表。

AST SpaceMobile (ASTスペースモバイル / NASDAQ: ASTS) は2024年1月18日、以前に発表した1株当たり額面0.0001ドルのクラスA普通株式(以下「クラスA普通株式」)の公募価格決定を発表しました。

当社は、A種普通株式32,258,064株を1株当たり3.10ドルの価格で公募することに合意しました。当社は、引受会社に対し、公募価格から引受割引料および手数料を控除した価格で、A種普通株式4,838,709株を上限として追加的に購入する30日間のオプションを付与している。

引受割引料、手数料およびその他の募集経費を差し引く前の当社への総手取額は約100,000,000百万ドル(引受人が追加購入オプションを全額行使した場合は115,000,000百万ドル)となる。当社は、本募集の手取金を一般的な企業目的に使用する予定である。

本募集は、慣例的な終了条件が満たされることを条件として、2024年1月23日に終了する予定である。UBSインベストメント・バンクとバークレイズが共同ブック・ランニング・マネージャーを務める。ドイツ銀行セキュリティーズ、B.ライリー・セキュリティーズ、スコシアバンクも共同ブックランナーを務める。

現金を燃やし続ける必要性がある企業の欠点と違い

今回の公募発表が示すように、AST SpaceMobile のように未だに売上げがなく、現金をまだまだ燃やし続けなければいけない企業の欠点が出た形となる。

例えば、同じ宇宙セクターの Rocket Lab も、現金を燃やし続けているが、実績や信頼、売上げがあり、企業の成長に伴いファンドなどから資金調達ができています。昨年12月29日には、トリニティ・キャピタルと1億2000万ドルの設備資金融資契約を締結しています。

また AST SpaceMobile のような企業のよくある例で、公募アナウンス前の終値は 4.1 ドル台だった訳ですが、公募価格は1ドルも低い「3.1ドル」というのも、この銘柄を期待してロングしている投資家の落胆も大きいのではないでしょうか。