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【RUM】ピーター・ティールも出資する保守系動画プラットフォームの Rumble がSPAC合併で取引開始

億万長者のピーター・ティールも出資する保守系動画プラットフォームの Rumble が、CFVIとの経営統合の成功的なクロージングを受け、SPAC合併で取引開始。中立的なビデオ・プラットフォー Rumble (ランブル) の株式、自由の象徴であるティッカーシンボル「RUM」で取引開始へ。

トロントに本社を置くカナダのオンライン動画共有プラットフォームの Rumble Inc. (ランブル / NASDAQ:RUM) は2022年9月19日、白紙委任会社CF Acquisition Corp.との経営統合が成功した後、取引を開始したと発表しました。VI (NASDAQ: CFVI) との経営統合を成功させ、本日より NASDAQ 証券取引所にて Rumble の普通株式の取引を開始することを発表しました。

Rumble は、米国の政治的分裂が激化する中、新しいユーザーを惹きつける代替メディアサイトの1つです。Parler、Gettr、Donald Trump (ドナルド・トランプ) の Truth Social (トゥルース・ソーシャル / DWAC) など、他の保守系アプリはいずれも世界で数百万回ダウンロードされています。

SPAC 株らしい初日の値動き

マーケットオープンと同時に、同社の普通株式のティッカーシンボルは「CFVI」から「RUM」に切り替わります。多くの人気SPAC株と同じような初日の値動きになっています。

SPAC の投資哲学は、”さっさと愛して捨てる” というものですが、今回も Rumble (ランブル / NASDAQ:RUM) もピーター・ティールも出資するということから、市場の注目を集め初日に大きく買われる展開になっています。

人気のSPAC銘柄はとにかく、90%くらいの確率でマージ初日の地合い等にも左右されますが、大きく買われ、日柄と地合いが変われば大きく売られます。直近でも人気の SPAC 銘柄、量子コンピューターの D-Wave (QBTS)、FaZe Holdings (FAZE) も同じようなチャートになっています。

つまり、相場の地合いを見つつ、初日の寄りで買い引けに売るというようなトレードで簡単に一回転を取ることができます。問題は人気のSPAC銘柄を知ること、SPACマージ日を把握すること、地合いを知ること、後は日本の証券会社で初日から取り扱いがあることが条件になります。

(上記は WSB で24時間以内に言及された銘柄のラインキング)

こういう銘柄が買われる時は Twitter でティッカー「$RUM」を検索し、個人が買い上げていることが確認できたり、WSBの人気銘柄としてランクインしているとスイング投資しやすいと思います。

保守系動画プラットフォームの Rumble、ティッカーは「RUM」

株式のティッカーシンボルは後付けされることがありますが、Rumble にとって「RUM」は、自由でオープンなインターネットを守るという同社のミッションと特別なつながりがあります。あまり知られていませんが、ラム酒は1764年にイギリスが制定した「砂糖法」によって引き起こされた不安から、アメリカ独立のきっかけとなったお酒のひとつです。

この法律では、ラム酒の原料である糖蜜に規制と税金を課していた。植民地時代、ラム酒はアメリカで最も消費されていたアルコール飲料の一つであった。ラム酒がなければ、アメリカ人が今日享受している自由を勝ち取るために、植民地の人々が戦うことはなかったかもしれません。

Rumble の会長兼CEOであるクリス・パブロフスキーは、次のように述べています。

私たちが利用可能なテロップを検討したとき、自由の象徴としてのラム酒の歴史は、Rumble に完璧にマッチしていました。

Rumble (ランブル) について

Rumble は、高成長を続ける中立的なビデオプラットフォームで、キャンセル文化に影響されないよう設計されたレールと独立したインフラストラクチャを構築しています。

同社は、2013年にカナダ出身のテック起業家クリス・パブロフスキーが創設しました。保守派や右翼のコンテンツ制作者のためのサイトと評されています。

Rumble のミッションは、インターネットを再び自由でオープンなものにすることで、インターネットの原点に立ち返ることです。