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Amazon、NVIDIA にみる100バガー株の特徴について

ザキオカこと、岡崎良介さんの動画「【4度目のテンバガーはあるのか】NVIDIA旋風再び」で、NVIDIA が100バガーを達成した背景や、これまでの100バガー株の特徴 (Amazon)、今後100バガーが期待される Tesla についてなど、非常に示唆に富む内容となっていますので、一部抜粋してご紹介します。

Amazon に続く100バガー株、NVIDIA

2023年、生成AIブームが世界を旋風するなか、AIプレイの大本命と言われる NVIDIA (エヌビディア) が2023年8月23日に第二四半期の決算を発表し、素晴らしい決算内容から決算発表後に株が買われ1株500ドルを超えるという展開がありました。

その後 NVIDIA 株のホルダーは、「保有9年目の NVIDIA が円換算で150万円→1億5000万円の100バガーを達成」したというツイートが話題を集めました。

NVIDIA は100バガーになるまで25年を有した

NVIDIA が上場したのは99年、テンバガーを過去3度達成、上場から25年の時を経て1000倍株となった。NVIDIA をここまで大きくした駆動したのは、任天堂とソニーだと言います。

Switch、プレイステーションなどゲームの綺麗なグラフィックを実現するには NVIDIA の存在が不可欠でした。過去に NVIDIA がマイニング (仮想通貨の採掘) のためのツールとして認識されていたこともありますが、現在ではその認識は大きく変わってきています。

NVIDIA は、GPU の計算能力を活用して、様々な産業、特に人工知能やディープラーニングの分野でのリーダーシップを築いています。このように、NVIDIA はその技術とイノベーションを通じて、多岐にわたる産業でのリーダーシップを維持し続けています。

100バガーを達成する企業の進化

Amazon、NVIDIA など100バガーに達した企業の特徴・関連性を見ると、その時々の時代をリードし、常に進化を遂げている企業です。

例えば、Amazon は97年に上場していち早く10倍、ITバブルの調整を乗り越えてスルスルっと100倍、スルスルっと1000倍に達成した。その成長を成し遂げるには、Amazon という企業が時代に先駆けて常に進化し成長してきたと言います。

ザキオカ氏は、100バガー企業の成長をバージョンで例え、Amazon は次のようにバージョン1、バージョン2、バージョン3、そして次期待されるバージョン4と進化していると言います。

その1. ネットの本屋さんで成功
その2. ネットの小売店で成功
その3. インターネット空間クラウド AW3 で成功
その4. ??? (今ココ)

その4は、例えば Amazon が手がける衛星ブロードバンドネットワーク、Project Kuiper (プロジェクトカイパー) などの宇宙ビジネスかもしれません。その時代に合わせてバガーを達成させる時代に合わせたビジネス、サービスを展開しています。

Amazon、Project Kuiper の低価格な顧客端末を初公開

同じように NVIDIA の成長を考えてみると、次のようなバージョンの進化を遂げています。

その1. 普通の半導体
その2. 暗号資産
その3. GPU
その4. 生成AI (今ココ)

ザキオカ氏は、今回の NVIDIA の決算内容を見て4度目のテンバガー、つまり1000が10000になる絵が描けるかな?と思ったのが率直な感想。但し時間軸的には10年はかかると思う。

100バガーを達成した企業の共通点

Amazon、NVIDIA のように、100バガーを達成した企業の特徴には次のようなポイントがあります。

・時代の先駆者

これらの企業は、その時代のトレンドやニーズを先取りし、その波に乗ることができました。Amazon はオンラインショッピングの先駆者として、NVIDIA はGPU技術のリーダーとして、それぞれの分野でリーダーシップを築き上げました。

・継続的なイノベーション

成功した企業は、一度の成功に満足せず、常に新しい技術やサービスを開発し続けています。Amazon のクラウドサービス (AWS ) や NVIDIA の生成AI技術など、新しい分野への進出がこれらの企業の成長を後押ししています。

・柔軟性

市場の変化や新しい技術の出現に迅速に対応し、ビジネスモデルを変える柔軟性を持っています。Amazon は本から始まり、今ではクラウドや宇宙ビジネスにも進出しています。NVIDIA も、単なる半導体メーカーからAI技術のリーダーへと変身しました。

・長期的なビジョン

これらの企業は短期的な利益を追求するだけでなく、長期的なビジョンを持っています。そのため、短期的な困難や市場の変動にも動じず、持続的な成長を遂げることができました。

ザキオカ氏が指摘するように、これらの企業はバージョンアップのごとく、進化を遂げてきました。そして、それぞれのバージョンが新しい市場や技術のトレンドに合わせて進化しています。

このような進化の背後には、企業のリーダーシップ、イノベーションの力、そして市場のニーズを的確に捉える能力があります。最後に、100バガーに達するためには、企業の成長だけでなく、投資家の長期的な視点も必要です。短期的な利益を追求するのではなく、企業の将来のポテンシャルを信じて、長期的に投資を続けることが重要です。

100バガー株の買い時

この記事を公開した翌日に、エミンさんが上記のようなポストをしていましたが、ザキオカ氏も今回取り上げた動画で語るように、100バガー株のポテンシャルを有した企業は、流石にそこまで売り込まれないのではないか?と思うのですがどうでしょうか。

実は私も今回のFRBによるこれでもか!?という利上げで、NVIDIA も Tesla ももっと調節する、暴落すると見込んでいましたが、白旗を上げるまでは暴落していないように思います。

その背景には、予想だにしないAIブーム、生成AIのブームがクッションとして機能したのかもしれませんが、投資家として気をつけなければいけないことは、言葉には魂が宿ると言いますが、例えばこのエミンさんのポストを信じ込んでしまい、何らかの暴落が来た際に、この価格帯を刷り込まれてしまい、そこまで暴落しなかった時に買いに出動できないことです。

ですので、一つの意見として参考にしつつも、その時々で自分で考える力が必要です。ザキオカ氏が今回の動画で述べているのは、10バガー株、100バガー株はどんどんどんどん売る人が減っていくことについて語っています。

売る人が減っていって自社株買いまでやっちゃったら、結局売られるとか売りの流動性は減っていく。どういう時に売りものが出るかっていうと、これは Amazon のケースもそうだし、Tesla のケースもそうだし NVIDIA のケースも見ても、売られるタイミングには、全部それなりの事件が起きている。

例えば、ITバブルの崩壊であるとか金融危機であるとかコロナであるとかそういう時に買う銘柄。つまり売られる理由は NVIDIA にも Amazon にも Tesla にももうない。

少々決算が悪くてもそんなに売られない、もっと下がるかと思ったらそうでもないということだ。

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