Spire Global (スパイア・グローバル)、米国海洋大気庁から衛星気象データで280万ドルの契約を獲得。Spire は気候理解と気象予測能力を強化するため、海洋風速データを提供する。

We are thrilled to announce we've been awarded a $2.8 million, 12-month contract by @NOAA for its CWDP Ocean Surface Winds Pilot Study.

Spire will provide #satellite weather data to enhance #climate understanding and weather prediction capabilities 🛰️https://t.co/IrqIbBTrZG pic.twitter.com/CsjBPQ7yah

— Spire (@SpireGlobal) September 20, 2023

宇宙ベースのデータ、分析、宇宙サービスの世界的大手プロバイダーである Spire Global (スパイア・グローバル / NYSE：SPIR) は2023年9月20日、米国海洋大気庁（NOAA）から衛星気象データに関する12カ月間280万ドルの契約を獲得したと発表した。

この契約はNOAAの商業気象データパイロット（CWDP）海洋表面風パイロット研究の一環で、気候、気象、海洋状況の理解を深めることを目的としている。

Spire はNOAAに対し、全地球測位衛星システム反射法（GNSS-R）による観測データをほぼリアルタイムで提供する。このデータにより、NOAAは、気象予測モデルの改良や気候研究の進展など、さまざまな分野で商用GNSS-R観測の品質と適用性を評価できるようになる。

このイニシアチブは、海洋気象予報、ハリケーン追跡、海流解析、気候研究などのアプリケーションに不可欠な、正確なグローバル海面風速測定に対するNOAAの重要なニーズに直接対応するものです。

Spire の連邦政府営業担当副社長チャック・キャッシュは次のように語る。

今日の世界では、正確な気象情報に対する需要がかつてないほど高まっています。NOAAが気象予報を改善し、気候研究を進め、既存の観測システムを補完する地上風の定期的なモニタリングをコスト効率よく提供できるようにするためです。

2023年10月25日から12ヶ月間の契約は、3つのフェーズで構成される： 準備、データ提供、評価である。このプロジェクトでは、海洋の表面風分析に加えて、地表の洪水、凍結融解現象、海氷の検出、土壌水分のモニタリングなど、さまざまなGNSS-Rアプリケーションを調査する。