Verastem Oncology(Nasdaq:VSTM)は、米国マサチューセッツ州ニーダム拠点の開発ステージのバイオ医薬品企業です。がん治療薬の研究開発および商業化に注力しています。
「がん患者が治療の選択肢を尽くされることのない社会を目指す」というミッションのもと、RAS経路(KRAS / NRAS / HRASなど)主導のがんに対して革新的な治療を提供することを志向しています。
パイプライン
Avutometinib:RAF/MEKクランプ機構によるRAS経路遮断薬。
Defactinib:FAK阻害薬。RAS経路の補償活性を阻止し、増殖を抑制。組み合わせ戦略の中心にある開発薬です。
新たなシグナル伝達のカスケードを包括的に阻害するアプローチに特徴があり、Avutometinib × Defactinib などの組み合わせにより “より深く持続性ある反応を引き出す” 戦略を追求しています。
Avutometinib + Defactinib
適応症:KRAS変異再発性低悪性度漿液性卵巣がん(LGSOC)
承認状況:FDA加速承認取得済み
PDUFA日:2025年6月30日
優先審査
(RAMP 201)
(KRAS変異患者)
KRAS変異LGSOC)
(KRAS G12D)
対象:再発LGSOC
治療:Avutometinib + Defactinib
31%
44%
22ヶ月
対象:各種固形腫瘍
治療:Avutometinib + Defactinib
58%
30.8ヶ月
Nature Medicine
対象:KRAS G12D変異がん
治療:VS-7375単独
68.8%
57.7%
93.8%
対象:NSCLC、膵がんなど
治療:Avutometinib + Defactinib
PDUFA アクション日
Avutometinib + Defactinib の最終FDA承認決定予定
商業展開強化 & VS-7375 進展
・承認済み治療薬の市場展開開始
・VS-7375 Phase 1/2a 試験の初期データ発表
パイプライン拡大
・RAMP 205(膵がん)などの結果更新
・VS-7375の国際展開検討
次世代開発
・他適応症向けPhase 3試験開始
・日本・欧州での承認戦略実行
・新たなNDA/BLA提出検討
市場展開開始、VS-7375臨床データ更新
他腫瘍適応試験結果、国際展開戦略
確証的Phase 3試験、新規適応症承認申請