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【ALEC】 Alector のカタリストとロードマップ

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【ALEC】 Alector のカタリストとロードマップ

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:latozinemab(AL001)— 遺伝性 FTD(GRN 変異)を対象。

補足:AL101(GSK4527226, 抗Sortilin 抗体)— 早期アルツハイマー病(AD)で P2 進行中。

主要臨床成績
Q4 2025
AL001(INFRONT-3)
トップライン予定

Q2 2025
AL101(PROGRESS-AD)
登録完了

2026
AL101 初期有効性解析の想定

PGRN
PGRN 経路へ経営資源集中

臨床試験パイプライン
Phase 3
latozinemab(AL001)/FTD-GRN

対象:遺伝性前頭側頭型認知症(GRN 変異)

試験:INFRONT-3(確証, 無作為化, 二重盲検)

主要評価:疾患進行抑制(機能・臨床複合)
進捗:読出し Q4 2025 予定
作用機序:PGRN 経路の回復

Phase 2
AL101(GSK4527226)/早期AD

対象:早期アルツハイマー病

試験:PROGRESS-AD(無作為化, 盲検, P2)

主要評価:PGRN 上昇に基づく臨床・バイオ標識
進捗:Q2 2025 登録完了 → 解析中
次ステップ:2026 初期有効性の可視化想定

参考
AL002(TREM2)

状況:P2 主要未達により開発終了。パイプラインは PGRN 軸へ集中。

教訓:適応・経路の再優先付けを実施
反映:AL001/AL101 の推進強化

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ FDA評価 市場規模イメージ 市場評価
latozinemab(AL001) 遺伝性 FTD(GRN 変異) Phase 3 希少:FTD-GRN の遺伝性サブセット 確証試験 INFRONT-3 が進行中。
トップラインは Q4 2025 予定。
AL101(GSK4527226) 早期アルツハイマー病 Phase 2 大:AD の疾患修飾候補 Q2 2025 登録完了。
2026 に初期有効性解析の想定。

ポイント

最重要イベントは AL001(INFRONT-3)Q4 2025 トップライン。結果が良好なら申請スキーム協議へ進み得ます。
一方、AL101(PROGRESS-AD)は Q2 2025 に登録完了済みで、2026 の初期有効性データが次の分岐点。
AL002(TREM2)は P2 主要未達で終了しており、現在は PGRN 経路(AL001/AL101)へ集中しています。

開発ロードマップ
Q2 2025

AL101(PROGRESS-AD)登録完了

盲検下フォロー〜解析フェーズへ移行。

Q4 2025

AL001(INFRONT-3)トップライン

有効性・安全性の一貫性が出れば当局協議・提出計画を具体化。

2026

AL101 初期有効性の可視化

結果に応じて拡大型/登録試験デザインを確定。

ポスト-2026

AL001 申請準備/AL101 P3 移行是非判断

INFRONT-3 が良好なら BLA 準備、AL101 は疾患修飾の示唆次第で P3 へ。

注目すべきカタリスト
短期(〜2025年)
AL001(INFRONT-3)トップライン(Q4 2025)

中期(2026年)
AL101(PROGRESS-AD)初期有効性解析 → 拡大型/登録試験設計

長期(ポスト-2026)
AL001:申請準備/AL101:P3 開始の是非判断