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【CATX】Perspective Therapeutics カタリストとロードマップ

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【CATX】Perspective Therapeutics カタリストとロードマップ

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:[212Pb]VMT-α-NET(SSTR標的・α線RLT)— 神経内分泌腫瘍(NET)を対象。

補足:[212Pb]VMT01(MC1R標的・メラノーマ、±ニボルマブ併用)、[212Pb]PSV359(FAP-α標的・固形がん)などが続く。

主要臨床成績
Q4 2025
VMT-α-NET:ESMO 2025 Mini Oral(10/20)

Q4 2025
VMT-α-NET:第3用量コホートの進捗アップデート

Q4 2025
PSV359:第2コホート(5.0 mCi, 最大4回/8週間隔)初期所見

資金目処:2026年後半
現金等 約$192M(6/30/25)に基づくランウェイ

臨床試験パイプライン
Phase 1/2a
[212Pb]VMT-α-NET(SSTR・NET)

対象:神経内分泌腫瘍(NET)

作用:ソマトスタチン受容体標的 放射性リガンド療法(Pb-212, α線)

進捗:ASCO 2025で中間更新。第3用量コホート組入れ開始
学会:ESMO 2025(10/20)Mini Oralで追加発表予定
次読出し:Q4 2025(学会)→ 以降コホート完了毎に更新

Phase 1/2a
[212Pb]VMT01(±ニボルマブ, MC1R・メラノーマ)

対象:MC1R陽性転移性メラノーマ

作用:メラノコルチン1受容体標的 RLT(Pb-212, α線)

進捗:単剤/併用コホートで用量探索→拡大を継続(NCT05655312)
次段階:追加安全性・初期有効性をもとに拡大コホート設計を調整
次読出し:コホート完了に応じてQ1–Q2 2026目安で更新余地

Phase 1/2a
[212Pb]PSV359(FAP-α・固形がん)

対象:FAP陽性の固形腫瘍

作用:FAP-α標的 RLT(Pb-212, α線)

進捗:第2コホート(5.0 mCi)で投与開始。8週ごと×最大4回
安全性/PD:安全性委員会レビューを経て用量漸増継続
次読出し:Q4 2025に初期PK/PD・安全性の会社更新想定

診断用FAP PET([68Ga]PSV377)でテラノスティクス連携

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
[212Pb]VMT-α-NET(SSTR) 神経内分泌腫瘍(NET) Phase 1/2a 探索的P1/2:用量漸増→拡大、学会連動で外部検証 骨髄抑制、腎/消化器事象、被曝量管理(臓器用量) 静注。投与間隔は試験設計に準拠、用量最適化中 中:NETのRLT上乗せ領域 ESMO 2025のMini Oralでデータ質を評価
[212Pb]VMT01(MC1R)±ニボルマブ MC1R陽性メラノーマ Phase 1/2a 単剤/併用の多コホート探索 骨髄毒性、皮膚/粘膜、免疫関連事象(併用時) 静注。PD-1併用で深い反応・持続性を検証 中:難治メラノーマの一部サブセット 短セッション×高線量の有効性シグナルに注目
[212Pb]PSV359(FAP-α) FAP陽性固形腫瘍 Phase 1/2a 用量漸増(8週間隔×最大4回)→拡大判定 骨髄抑制・臓器用量(肝/腎)・消化器症状を監視 テラノスティクス:[68Ga]PSV377で選択/追跡 大:FAP高発現腫瘍の横断的市場 FAP PETで患者選択→治療一貫モデルを検証
[68Ga]PSV377(FAP PET) 診断(FAP陽性腫瘍の可視化) 前臨床〜トランスレーショナル SNMMI演題を通じ臨床橋渡し 放射線被曝の適正管理 治療剤PSV359のサロゲート診断として運用 中:診断×治療のセットで価値創出 テラノスティクス一貫性が評価ドライバー

ポイント
  • プラットフォーム優位:P b-212(α線)を中核としたRLTでNET/メラノーマ/FAPに展開。診断連携でテラノスティクスを強化。
  • データ前進:VMT-α-NETのESMO 2025発表、PSV359の用量エスカレーションが近時の価値ドライバー。
  • 資金余力:現金等$192M(6/30/25)で2026年後半までのランウェイ(Q2’25開示)。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションからの考察を加えて

開発ロードマップ
完了:2025年Q2

Q2’25 決算・事業アップデート

VMT-α-NETのASCO更新、PSV359の第2コホート移行、資金状況($192M)を開示。

2025年Q4

VMT-α-NET:ESMO 2025 Mini Oral

10/20発表。反応・被曝・安全性の詳細を提示予定。

2025年Q4

VMT-α-NET:第3用量コホート進捗

組入れ状況・安全性レビューに応じて次段階判断。

2025年Q4

PSV359:第2コホート(5.0 mCi)初期所見

8週間隔×最大4回のレジメンで安全性/PK/PDを更新。

2026年Q1–Q2

VMT-α-NET / VMT01:追加データ

コホート完了に伴う初期有効性・耐容性の外部開示余地。

注目すべきカタリスト
短期(〜2025年Q4)
VMT-α-NET:ESMO 2025 Mini Oral、VMT-α-NET 第3コホート進捗、PSV359 第2コホート初期所見

中期(2026年Q1–Q2)
VMT-α-NET / VMT01:追加データ更新、PSV359 の拡大可否判断

長期(2026年〜)
主要プログラムのPoC確立 → 後期試験設計・提携/資金調達イベント