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Sidus Space、宇宙空間向けエッジコンピューティング技術の展開契約を締結

Sidus Space (サイダス・スペース)、宇宙空間向けエッジコンピューティング技術の展開契約を締結。Exo-Space (エクソスペース) が人工知能ソフトウェア技術を実証するための統合・展開パートナーとして Sidus Space を選定。

Sidus Space (サイダス・スペース / NASDAQ:SIDU) は、商業衛星の設計・製造・打ち上げ・データ収集と組み合わせたミッションクリティカルなハードウェア製造に注力する SaaS 企業で、最近 Exo-Space (エクソスペース) と、地球観測衛星への人工知能ソフトウェア技術の搭載・打ち上げに関する衛星配備契約を締結しました。Sidus Space は、Exo-Space のペイロードをハイブリッド3Dプリント衛星「LizzieSat TM」に搭載し、2023年に配備する予定です。

この技術の導入により、衛星に搭載された地球観測データから得られるほぼリアルタイムの情報が提供され、商業、政府、NGOの顧客は、一刻を争う作戦においてより効果的な行動を取ることができるようになります。今回の初打上げをパイロットミッションとし、その後の打上げで追加ユニットを配備する道を開く予定です。

この後の打ち上げでは、より豊富なセンサー資源、コンピューティング能力の向上、通信とネットワークの改善が予定されています。適切なセンサー、通信システム、クラウド環境、衛星群の適切な存在と配置があれば、この技術によって、地球上のあらゆる場所の事象を60秒以内に通知する持続的な監視を行うことができます。

Sidus の創業者兼CEOの Carol Craig 氏は、次のように述べています。

Space-as-a-Service ソリューションのリーディングプロバイダとして、Exo-Space の重要な技術の概念実証を行うパートナーに選ばれたことを嬉しく思います。”宇宙を地球にもたらす” という我々のミッションの一環として、我々は顧客が共同で宇宙エコシステムを発展させる新技術を証明できるように努めており、エグゾスペース社との今回の契約は我々のミッションに完全に合致している。

Exo-Space のCEO兼共同設立者である Jeremy Allam 氏は、次のように述べています。

この打ち上げは、現在利用可能なものとは異なる情報サービスの実施を開始します。地球上や宇宙のあらゆる場所での活動を分単位で把握する能力は、民間と政府の両方の業務に革命をもたらすでしょう。

さらに、我々のインテリジェント・タスク・プラットフォームにより、より多くの人々がこの情報にアクセスできるようになるでしょう。

両社が共有するビジョンは、当社のコンピューティング技術とシダスの宇宙船リソースを組み合わせる道を提供し、既存の多くの世界的な危機や将来的に発生する危機に効果的に対処するのに役立つ情報を提供することを可能にします。

Exo-Space (エクソ・スペース) について

Exo-Space は、カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置き、高性能データ処理装置と、特に人工知能や機械学習を基礎とした計算集約型のデータ処理アプリケーションを宇宙船に搭載できるようにするインテリジェント・ミドルウェアを開発しています。

超低遅延の宇宙分析を必要とする顧客にサービスを提供する新興市場で、Exo-Space は、ミッションの柔軟性とホスト宇宙船の高性能コンピューティングを実現する独自のプラットフォームを開発し、徹底的にテストしています。

Exo-Space の技術は、衛星オペレータのオペレーションにインテリジェンスの層を追加し、また地球ベースのエンティティが分以下の遅延で収集した地球観測データに関する洞察を提供することで、両方に利点を提供します。

Exo-Space の技術は、地球低軌道から月、火星、そしてその先に至るまで、データが生成されるあらゆる場所で動作するように構築されています。