買収されたバイオ企業一覧
| 買収発表日 | 会社名/ティッカー | 臨床フェーズ | 買収されたパイプライン | 規制デザイン | 買収価格(1株) | 治療領域 | 市場規模 | 買収企業 |
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2026/07/22
Repligen CorporationとBioLife Solutionsは、 取引完了予定: 買収完了には、以下の条件が必要です。 ・BioLife株主による買収契約の承認 RepligenとBioLifeの両社取締役会は、 買収完了後、BioLifeはRepligen傘下へ入り、 Repligenは買収後もBioLifeの製品ブランド、 |
BioLife Solutions, Inc. (BLFS / Nasdaq) BioLife Solutionsは、細胞・遺伝子治療の製造、凍結、 創薬会社のように自社で治療薬を開発するのではなく、 2024年から2025年にかけて、以下の非中核事業を売却しました。 ・SciSafeなどの保管・サービス事業 これにより現在は、主に以下へ集中する ・バイオ保存培地 2025年の継続事業ベースの売上高は約 |
商業化済み/細胞治療製造プラットフォーム
BioLifeは臨床段階の創薬企業ではなく、 BioLife製品の導入状況は以下です。 承認済み治療: グローバル臨床試験: 米国の商業スポンサー付き試験: 後期臨床試験: 米国の商業スポンサー付き細胞治療試験の また、売上高1億ドル超の主要なFDA承認済み細胞治療の 主な採用治療には以下が含まれます。 ・Carvykti したがって本件は、将来の臨床成功に依存する |
細胞保存培地・細胞処理ツールの全製品ポートフォリオ
1. CryoStor 細胞や組織をマイナス70℃からマイナス196℃で 凍結・解凍時に発生する細胞損傷を抑え、 BioLifeの売上高の大部分を占める主力製品で、 2. HypoThermosol 細胞や組織を2~8℃の低温環境で保存・輸送するための 凍結を必要としない短期間の保存、 3. hPL Solutions ヒト血小板由来成分を利用した 従来のウシ胎児血清、FBSなどに代わり、 4. CellSeal/CryoCase 細胞治療製品を凍結保存・輸送するための 従来の凍結バッグと比べて破損や汚染のリスクを下げ、 5. Signata 培地調製、細胞治療製品の充填、移送などを行う CellSealなどの容器と組み合わせ、 6. ThawSTAR 凍結された細胞治療や生物学的製剤を 従来のウォーターバスと比べて、 Repligenが取得するものはCryoStor単独ではなく、 |
FDA Master File+cGMP/ISO品質システム
BioLife製品は医薬品そのものではないため、 BioLifeの保存培地や容器は、 CryoStor/HypoThermosol: BioLifeは2008年に、CryoStorとHypoThermosolについて 顧客となる製薬会社は、自社のIND、BLAなどの申請資料から これにより製薬会社は、培地の組成、製造工程、 主な品質・製造体制: ・cGMP製造 CryoStorなどが治療薬の承認申請に正式に組み込まれると、 BioLifeは、Phase 3または商業化段階での製品切り替えには、 このため、承認済み細胞治療へ組み込まれた製品には |
1株あたり$31.00相当
企業価値: BioLife株主が受け取る対価: BioLife普通株1株につき、 ・現金:$11.25 発表時点の合計価値は、 買収対価の構成: Repligen普通株:約64% プレミアム: 2026年7月21日までの90日間VWAPに対して 買収発表前日の終値に対しては、 重要な点: 現金部分の11.25ドルは固定されていますが、 そのため、買収完了までにRepligen株価が上昇すれば、 反対にRepligen株価が下落した場合は、 つまり、本件は1株31ドルが完全に保証された 現金部分はRepligenの手元現金から支払われます。 買収後もRepligenは、 |
細胞・遺伝子治療の製造、保存、輸送、投与
BioLife製品は、主に患者またはドナーから採取した細胞を 主な細胞治療モダリティ: ・CAR-T細胞療法 主な治療領域: ・血液がん 現在はオンコロジーが中心ですが、 Repligenは、今後の成長領域として以下を重視しています。 ・自家細胞療法から同種細胞療法への拡大 BioLifeは個別の治療薬へ投資するのではなく、 |
BioLife推定TAM:約$4B
BioLifeは、2025年時点のバイオ保存培地・細胞処理ツールの この市場は2030年までに約 現在の中核市場: 主に以下が含まれます。 ・細胞治療向けバイオ保存培地 サービス可能な隣接市場: 主に以下が含まれます。 ・分析・品質管理 将来の拡張市場: ・臓器保存 細胞治療薬市場そのもの: 世界の商業化済み細胞治療薬売上は、会社資料では、 2025年予測:約$6.7B 2025年から2030年にかけて、 BioLife製品は治療薬1件の承認時だけでなく、 そのため、承認薬数だけでなく、以下が売上を拡大させます。 ・治療患者数の増加 約15億ドルの買収価格は、現在の約1億ドル規模の売上だけでなく、 |
Repligen Corporation (RGEN / Nasdaq) Repligenは、バイオ医薬品の製造工程で使用される 主な事業領域は以下です。 ・ろ過、Filtration 買収の戦略的目的 1. 細胞治療市場への本格参入 Repligenは抗体医薬などのバイオプロセス製造に強みを持つ一方、 BioLifeを取得することで、 2. 高粗利益率の消耗品収益を追加 BioLifeの売上の約87%はバイオ保存培地、 治療患者数や製造量が増えるほど継続的な注文が発生するため、 3. Repligenのグローバル販売網を活用 BioLifeの売上は北米への依存度が高く、 RepligenはBioLife製品を既存顧客へ販売し、 4. 製造・管理コストの削減 Repligenは買収後のシナジーとして、 1年目:少なくとも$20M を見込んでいます。 主なシナジー源は以下です。 ・上場会社としての重複コスト削減 5. EPSへの効果 調整後EPSへの上乗せ効果として、 1年目:少なくとも$0.05 を見込んでいます。 Financial Advisors: Repligen側: BioLife側: Legal Advisors: Repligen側:Goodwin Procter Repligenにとって今回の買収は、 抗体・生物学的製剤の製造ツール企業から、 |
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2026/07/20
Tempus AIとPersonalisは、TempusがPersonalisを買収する最終契約を締結したと発表。 Tempusは、すでに保有しているPersonalis株式を除く、Personalisの発行済み株式を取得します。 取引完了予定:2026年後半~2027年初め 買収完了には、以下の条件が必要です。 ・Personalis株主による買収契約の承認 TempusとPersonalisの両社取締役会は、今回の取引を承認しています。 法的には、PersonalisをTempusの完全子会社とするため、2段階の合併を実施する構造です。 買収後、PersonalisはNASDAQ上場を廃止し、Tempusの完全子会社として事業を継続する予定です。 |
Personalis, Inc. (PSNL / Nasdaq) Personalisは、がん患者の腫瘍組織と血液をゲノム解析し、治療後に残存する微量ながんや再発を検出する 主力製品のNeXT Personalは、患者ごとの腫瘍に固有の遺伝子変異を追跡し、血液中の循環腫瘍DNA、ctDNAを測定するtumor-informed型MRD検査です。 主な事業は以下の3つです。 ・医療機関向けのMRD・がん再発検査 Personalisは2011年に設立され、米国カリフォルニア州フリーモントを拠点としています。 Tempusとは2023年11月から提携しており、TempusがPersonalisへ出資するとともに、NeXT Personalの商業化を担当してきました。 2025年には提携を拡大し、乳がん、肺がん、大腸がん、免疫療法モニタリングの4領域について、Tempusが独占的な商業パートナーとなりました。 したがって今回の取引は、提携関係にあった検査会社を新たに取得するというよりも、 |
商業化済み・Medicare償還拡大段階
Personalisは臨床段階の創薬企業ではなく、すでに検査を販売している 主要製品の状況は以下です。 1. NeXT Personal:商業化済み がん治療後のMRD、再発、治療反応を血液からモニタリングする検査です。 Tempusの販売網を通じて医療機関へ提供されており、2026年Q1には 2026年Q2の暫定検査件数は 2. NeXT Dx:商業化済み 固形がん患者の治療薬選択に使用する包括的ゲノムプロファイリング検査です。 Medicareの保険適用を取得しており、臨床現場で提供されています。 3. ImmunoID NeXT:製薬企業向け商業サービス がん免疫療法、個別化がんワクチン、細胞療法などの臨床試験で使用される、包括的バイオマーカー解析プラットフォームです。 MerckとModernaが共同開発する個別化がんワクチン 4. NeXT Liquid Biopsy:製薬企業・研究向け 進行固形がんを対象に、血液から広範な腫瘍ゲノム情報を解析するexome-wide liquid biopsyです。 このため本件は、研究段階の技術買収ではなく、 |
NeXT Personalを中心とするMRD・包括的ゲノム解析プラットフォーム
1. NeXT Personal NeXT Personalは、患者ごとの腫瘍情報を利用する 最初に患者の腫瘍組織と正常血液をwhole-genome sequencing、全ゲノム解析し、患者のがんに固有の変異を選定します。 その後、最大 主な特徴は以下です。 ・約1 PPM、100万分の1レベルまでの分析感度 既存の小型パネル型MRD検査では検出が難しい、ctDNA放出量の少ない早期がんや低腫瘍量の患者でも検出感度を高めることを狙っています。 Real-Time Variant Tracker 2. NeXT Dx NeXT Dxは、固形がんを対象とする 腫瘍DNAの全エクソーム解析とRNAの全トランスクリプトーム解析を組み合わせます。 主な解析項目は以下です。 ・一塩基変異、SNV 腫瘍と正常検体をペアで解析することで、生殖細胞系列変異やクローン性造血由来の変異を除外し、偽陽性を減らすことを目指します。 3. ImmunoID NeXT ImmunoID NeXTは、製薬会社のがん臨床試験向けに、腫瘍と腫瘍微小環境を一つの検体から解析するプラットフォームです。 約20,000遺伝子を対象とするDNA・RNA解析に加え、以下を評価します。 ・TMB、MSI したがってTempusが取得するものはNeXT Personal単独ではなく、 |
CLIA / CAP検査+Medicareによる複数の保険適用
Personalisの検査は、一般的な医薬品のようにPhase 1、Phase 2、Phase 3を経てFDA承認を取得する製品ではありません。 米国では、PersonalisのCLIA認定・CAP認定ラボで実施される NeXT Personalの主なMedicare保険適用 ① 乳がん再発サーベイランス Stage II~IIIの乳がんが対象です。 ・HR陽性 / HER2陰性 治療後、最長6年間の再発モニタリングが保険適用の対象です。 ② 非小細胞肺がん再発サーベイランス Stage I~IIIのNSCLC患者における、治療後の再発監視が対象です。 ③ 進行固形がんの免疫療法モニタリング 免疫チェックポイント阻害薬などを投与されている進行固形がん患者について、治療反応をctDNAからモニタリングします。 ④ 乳がんの術前薬物療法モニタリング Stage II~IIIのトリプルネガティブ乳がんまたはHER2陽性乳がんを対象に、手術前のneoadjuvant therapyへの反応を追跡します。 NeXT Dx MedicareのMolDXプログラムにおいて、固形がんの次世代シーケンシング検査を対象とするLCDに基づき保険適用を取得しています。 ただしNeXT DxはFDAの承認・クリアを受けた検査ではなく、CLIA / CAP認定ラボで提供されるLDTです。 欧州・英国 Personalisは、血液検体採取キットについてEU IVDRに基づく また、NeXT Personalの英国展開を支えるUKCA対応も進めており、製薬会社のグローバル臨床試験でMRD検査を利用しやすくする体制を構築しています。 Personalisの商業価値を左右するのはFDA承認よりも、 |
1株あたり$16.25相当
取引企業価値: この$1.5Bは、Tempusがすでに保有するPersonalis株式の価値を除いたenterprise valueです。 Tempusは2023年の提携開始時からPersonalisへ出資しており、買収発表前にはPersonalisの約 対価: 基本構造: ただしTempusには、買収対価の最大 現金と株式の比率はPersonalis株主が選択するのではなく、 株式交換比率: クロージング前のTempus株価に基づく 最大交換比率は、Personalis 1株につき 交換比率は買収完了時期に近づいた段階で最終決定されます。 交換比率に上限があるため、Tempus株価が一定水準より低下した場合、Personalis株主が受け取る株式の市場価値が また、買収完了前にTempusのClass A株価が プレミアム: ・2026年7月17日の終値に対して約6% 現金部分の資金源: ・Tempusの手元現金 今回の取引にはCVRや開発マイルストーン対価はなく、見出し上の対価は1株$16.25相当です。 ただし固定現金買収ではないため、 |
乳がん、肺がん、大腸がん、進行固形がんのMRD・再発・治療反応モニタリング
1. 乳がん NeXT Personalは、Stage II~IIIの乳がん患者について、治療後に血液中へ残る微量ctDNAを追跡します。 対象となる主要サブタイプは以下です。 ・HR陽性 / HER2陰性乳がん 乳がんは治療後数年が経過してから再発することもあり、長期間の監視が必要です。 NeXT Personalは、画像診断で腫瘍が確認される前に分子的再発を検出することを目指します。 術前薬物療法を受けるHER2陽性・トリプルネガティブ乳がんでは、ctDNAの減少や消失を測定することで、治療が有効かを手術前に評価する用途もあります。 2. 非小細胞肺がん Stage I~IIIのNSCLC患者について、手術や根治的治療後の再発をモニタリングします。 肺がんでは、再発時の腫瘍量が小さい段階ではctDNA濃度が非常に低いことがあり、高感度MRD検査が必要になります。 3. 大腸がん PersonalisとTempusは、2025年に提携対象へ大腸がんを追加しました。 手術後に残存がんを検出し、補助化学療法の必要性や再発リスクを評価する用途が想定されています。 買収発表時点では、大腸がんに関する広範なMedicare保険適用は、乳がんや肺がんほど確立していません。 4. 進行固形がんの免疫療法 免疫チェックポイント阻害薬を投与されている患者について、ctDNA量の変化から治療反応を早期に判断します。 画像検査では、一時的に腫瘍が大きく見えるpseudoprogressionと実際の病勢進行を区別しにくい場合があります。 ctDNAの経時的変化を利用することで、効果のない治療を早く中止し、別の治療へ変更できる可能性があります。 5. 薬剤耐性・治療薬選択 NeXT Personalのvariant trackingとNeXT Dxを組み合わせることで、再発の有無だけでなく、治療中に新たに出現した耐性変異や標的可能な変異を追跡できます。 したがって買収対象は単なる再発検査ではなく、 |
会社推定約$20BのMRD市場
Tempusは、MRD検査市場を 米国では2026年に約 がん治療の進歩によって治療後に長期間生存する患者が増えており、治療後の再発監視を数年間継続する必要性も高まっています。 MRD検査は1人の患者に対して1回だけ実施する検査ではありません。 一般的には、以下の時点で繰り返し使用される可能性があります。 ・手術前 そのため、対象患者数だけでなく Personalisの商業進捗 2026年Q2の暫定実績は以下です。 ・売上高:$22.4M 2026年Q1時点で会社が提示していた通期計画は以下です。 ・年間売上高:$78M~$80M Personalisは検査件数を急速に増やしている一方、Medicare請求と民間保険償還の立ち上がり途上であるため、検査件数に対する売上と粗利益率はまだ低い段階です。 Tempusは、償還体制が整い始め、検査量の増加によって固定費を吸収できるタイミングに入ったことを、買収時期の理由として説明しています。 市場価値を左右する要素 ・乳がん、肺がん以外へのMedicare適応拡大 $1.5Bの買収価格は、Personalisの現在の売上だけでなく、 |
Tempus AI, Inc. (TEM / Nasdaq) Tempusは、AI、ゲノム解析、電子医療記録、病理画像、臨床データを統合し、個別化医療を支援する米国のヘルステクノロジー企業です。 主な事業は以下です。 ・がんゲノム検査 Tempusは、世界最大級と説明するmultimodal healthcare data libraryを保有し、患者のゲノム情報、治療履歴、転帰、病理画像などをAIで解析しています。 買収の戦略的目的 1. がん診療の対象範囲を再発監視まで拡張 Tempusは従来、がんの診断時や治療薬選択時に使用する検査・データを中心としていました。 NeXT Personalを取得することで、以下の患者ジャーニー全体をカバーできます。 ・がんの診断 2. 既存の提携経済を完全に内部化 TempusはすでにNeXT Personalの独占販売パートナーであり、Personalis株式も約12%~13%保有していました。 買収によって、販売手数料だけでなく、検査売上、ラボ経済、知的財産、製薬会社向け契約、将来のMRDデータ価値をTempusへ統合できます。 3. 縦断的ながんデータの獲得 MRD検査は同じ患者に繰り返し実施されるため、患者の治療反応と再発を時系列で追跡する このデータをTempusの治療履歴、ゲノム、画像、転帰データと組み合わせることで、再発予測、治療反応予測、バイオマーカー探索、創薬支援に利用できる可能性があります。 4. Personalisの高感度技術とTempusの販売網を統合 Personalisの強みは、最大約1,800変異を追跡する高感度MRD技術です。 Tempusの強みは、医療機関とのネットワーク、営業力、検査注文基盤、医療データ、AIです。 両社を統合することで、Personalis単独よりも速い検査普及を目指します。 5. 製薬企業向け事業の拡大 MRDは、がん治療薬の臨床試験において以下の目的で利用されます。 ・治療反応の早期評価 Tempusの製薬会社向けデータ事業へPersonalisの検査を組み込むことで、臨床検査売上だけでなく、製薬会社向け解析売上も拡大できます。 取引上のポイント ・企業価値は約$1.5B Tempusにとって今回の買収は、単なる検査会社の売上取得ではなく、 一方で、株式対価が中心であるためTempus既存株主には希薄化が発生し、現金対価を増やした場合には手元資金または借入金が増加する点がリスクです。 |
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2026/07/16
Eli LillyとAtaiBeckleyは、LillyがAtaiBeckleyを買収する最終契約を締結したと発表。 取引完了予定:2026年第3四半期 買収完了には、AtaiBeckley株主の承認、競争法を含む規制当局の承認、その他の通常のクロージング条件が必要です。 |
AtaiBeckley Inc. (ATAI / Nasdaq) AtaiBeckleyは、治療抵抗性うつ病や社交不安症などの精神・神経疾患に対して、短時間で作用し、効果が長期間持続する可能性のある 現在のAtaiBeckleyは、旧Atai Life SciencesとBeckley Psytechの統合によって形成された企業です。 中核パイプラインは以下です。 ・BPL-003:鼻腔投与型5-MeO-DMT したがって今回の取引は、単一のうつ病薬だけでなく、 |
Phase 3準備・開始段階を中心とする中後期臨床ステージ
主要資産の開発段階は以下です。 1. BPL-003:Phase 3活動開始 治療抵抗性うつ病を対象とする主力資産です。 Phase 2b試験を完了し、FDAから 買収発表時点では、Phase 3プログラムに向けた活動が開始されています。 2. VLS-01:Phase 2b 治療抵抗性うつ病を対象とするDMT口腔粘膜フィルムです。 Elumina Phase 2b試験が進行中で、2026年6月に最終患者への投与を完了。 トップラインデータは 3. EMP-01:Phase 2 社交不安症を対象とする経口R-MDMAです。 探索的Phase 2試験でポジティブなトップライン結果が報告されています。 4. Discovery program:前臨床 幻覚作用を抑えながら神経可塑性を促進する可能性のある、 このため本件は、初期創薬会社の買収ではなく、 |
BPL-003、VLS-01、EMP-01および次世代neuroplastogen創薬プログラム
1. BPL-003(mebufotenin benzoate) BPL-003は、5-MeO-DMTとしても知られる 主な適応は セロトニン受容体を介して神経可塑性を促進し、 従来の抗うつ薬は毎日服用し、効果発現まで数週間かかることがありますが、BPL-003は Phase 2b試験では、投与後にうつ症状が速やかに改善し、一部の効果が数カ月持続しました。 また、薬剤投与から監視終了までの医療機関内での滞在時間は平均 既存の一部サイケデリック療法では6~8時間程度の監視が必要になる可能性があるため、約2時間の治療モデルは、 2. VLS-01 VLS-01は、N,N-Dimethyltryptamineを 主な適応はBPL-003と同じく治療抵抗性うつ病です。 薬剤を頬の内側へ貼付することで、注射や吸入器を使わずにDMTを投与します。 VLS-01も、約2時間以内のinterventional psychiatry治療モデルへ組み込むことを目指しています。 現在進行中のElumina Phase 2b試験では、 買収契約では、VLS-01のPhase 3開始と米国承認がCVR支払い条件に含まれており、LillyがBPL-003に続く重要資産として評価していることが分かります。 3. EMP-01 EMP-01は、MDMAのR-enantiomerである 主な適応は 従来のracemic MDMAと比較して、刺激作用や心血管作用を抑えながら、社会的なつながり、共感、感情処理に関係する治療効果を得ることを目指しています。 探索的Phase 2試験では、プラセボと比較して社交不安症状の改善が報告されました。 4. 次世代5-HT2A受容体作動薬 AtaiBeckleyは、以下の特徴を持つ次世代化合物の探索も進めています。 ・神経可塑性を促進する 幻覚作用を伴わないneuroplastogenが実現すれば、専門施設での長時間監視を必要とせず、 |
Breakthrough Therapy指定+Phase 3+CVRに組み込まれたFDA承認・DEA規制変更
BPL-003 ・米国FDAのBreakthrough Therapy Designation Breakthrough Therapy指定は、重篤な疾患において既存治療を上回る可能性を示す初期臨床データがある薬剤に対し、FDAが開発・審査を支援する制度です。 ただし、承認を保証する制度ではありません。 VLS-01 ・多施設共同Phase 2b EMP-01 ・探索的Phase 2完了 規制上の重要な追加条件 BPL-003、VLS-01はいずれも規制薬物に関連する成分を使用するため、FDA承認だけでなく、 今回のCVRも、単なるFDA承認ではなく、 したがって、通常の精神疾患薬よりも、承認後の流通、保管、処方、施設運用に関する規制対応が重要です。 |
クロージング時:1株あたり$6.75の現金
さらに、最大 確定対価: CVR最大額: 最大合計対価: アップフロント株式価値: CVR最大総額: 最大買収価値: CVRの内訳は以下です。 ① VLS-01 Phase 3開始:$1.00 / 株 買収完了から4周年までに、VLS-01のPhase 3試験を開始した場合。 ② BPL-003米国承認+DEA rescheduling:$0.50 / 株 買収完了から5周年までに、BPL-003が米国で承認され、必要なDEA規制区分変更が完了した場合。 ③ VLS-01米国承認+DEA rescheduling:$1.00 / 株 買収完了から7周年までに、VLS-01が米国で承認され、必要なDEA規制区分変更が完了した場合。 CVRの支払いは保証されていません。 3条件すべてを達成した場合に限り、ATAI株主は1株あたり最大$9.25を受け取ります。 クロージング時の$6.75は、2026年7月15日までの30日間出来高加重平均株価に対して なお、2026年7月15日の終値$5.36と比較すると、クロージング時の現金価格$6.75は約26%のプレミアムです。 買収には資金調達条件が付いておらず、Lillyは自社の資金力で取引を完了する予定です。 |
精神・神経疾患 / 治療抵抗性うつ病 / 社交不安症
1. 治療抵抗性うつ病 適切な抗うつ薬を複数回使用しても十分な改善が得られない重度のうつ病です。 主な問題は以下です。 ・複数の抗うつ薬が効かない BPL-003とVLS-01は、単回または少数回の投与で、急速かつ持続的な効果を得ることを目指しています。 2. 社交不安症 他人から注目・評価される状況に強い恐怖や不安を感じる精神疾患です。 現在はSSRI、SNRI、認知行動療法などが使用されますが、十分に改善しない患者も多く存在します。 EMP-01は、恐怖、不安、回避行動に関係する感情処理を変化させ、心理療法と組み合わせることで症状を改善することを目指しています。 3. オピオイド使用障害・その他の精神疾患 次世代5-HT2A作動薬プログラムでは、治療抵抗性うつ病だけでなく、 Lillyは従来、ProzacやCymbaltaなどを開発・販売してきた精神・神経領域の大手企業であり、今回の買収でサイケデリック系の次世代精神疾患治療へ再び大きく投資します。 |
治療抵抗性うつ病だけでも数百万人規模の大市場
LillyとAtaiBeckleyは、治療抵抗性うつ病が米国だけでも うつ病患者の一定割合は、複数の標準的な抗うつ薬を使用しても十分な改善を得られません。 そのため、以下のような治療が使用・開発されています。 ・複数の抗うつ薬の併用 BPL-003が狙う最大の商業的差別化は、 これがPhase 3で再現されれば、頻回投与が必要な既存薬や、長時間の監視を必要とする一部サイケデリック療法よりも、医療機関へ導入しやすくなる可能性があります。 市場価値を左右する要素 ・Phase 3での有効性再現 BPL-003とVLS-01がともに成功すれば、Lillyは、鼻腔投与型5-MeO-DMTと口腔粘膜型DMTという、 最大買収価値$3.8Bは、Lillyがこれらの資産を単一のニッチ薬ではなく、 ただし、ピークセールスの具体的な会社予測は買収発表で開示されておらず、市場価値はPhase 3成功、FDA承認、DEA rescheduling、医療施設への導入状況に大きく依存します。 |
Eli Lilly and Company (LLY / NYSE) Eli Lillyは、米国インディアナ州を本拠とする世界最大級の製薬企業です。 主な事業領域は以下です。 ・糖尿病 LillyはMounjaroとZepboundによって糖尿病・肥満症領域で大きな成長を遂げていますが、同時に、神経科学を将来の主要成長領域として強化しています。 AtaiBeckley買収によって取得する主な価値は以下です。 1. Phase 3段階のBPL-003 FDA Breakthrough Therapy指定を受けた治療抵抗性うつ病候補を取得します。 2. VLS-01による第2のTRD資産 BPL-003だけに依存せず、異なるDMT製剤による追加のPhase 2b資産を取得します。 3. EMP-01による社交不安症への展開 うつ病以外の大きな精神疾患市場への進出機会を得ます。 4. サイケデリック医薬品の開発ノウハウ ・臨床施設の構築 など、通常の経口精神疾患薬とは異なる開発・商業化能力を取得します。 5. 精神・神経領域の再強化 Lillyは過去にProzacやCymbaltaなどの大型精神疾患薬を販売してきました。 今回の買収は、アルツハイマー病や睡眠・覚醒障害などと並び、 取引上のポイント ・アップフロントは$2.8B Lillyにとっては、全額を最初から支払うのではなく、約$1Bを臨床・規制成功に連動させることで、 |
| 2026/07/06 |
Crinetics Pharmaceuticals, Inc. (CRNX / Nasdaq) Crinetics Pharmaceuticalsは、米国カリフォルニア州サンディエゴを拠点とする 内分泌疾患・内分泌関連腫瘍に特化した商業ステージの製薬企業 同社の中核技術は、 Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とする経口低分子薬の創薬プラットフォーム 主力製品の PALSONIFY(paltusotine) さらに、先天性副腎過形成症に対するPhase 3資産 atumelnant、 したがって今回の買収は、単一の開発薬を取得する取引ではなく、 ・承認済み製品 をまとめて取得する 商業製品+後期臨床パイプライン買収 |
商業化済み+Phase 3を中心とする後期開発ステージ
Crineticsは、既に承認製品を持つ commercial-stage pharmaceutical company 主要資産の開発段階は以下の通りです。 1. PALSONIFY / paltusotine:承認・商業化済み 2026年4月にはEUでも承認され、 2026年第1四半期のPALSONIFY純製品売上高は $10.3M 2. paltusotine:Phase 3 3. atumelnant:Phase 3 4. atumelnant:Phase 2/3 5. atumelnant:Phase 1/2b 6. CRN09682:Phase 1/2 このため本件は、前臨床プラットフォームに賭ける買収ではなく、 既に売上を生む製品と、承認に近い複数の後期資産を取得する、比較的デリスクされた大型M&A |
PALSONIFY、atumelnant、CRN09682およびGPCR創薬プラットフォーム
今回Vertexが取得する主な資産は以下です。 1. PALSONIFY(paltusotine) 先端巨大症は、主に下垂体腫瘍による成長ホルモンの過剰分泌によって起こる希少な内分泌疾患です。 従来の薬物治療では、octreotideやlanreotideなどの 月1回の筋肉内または深部皮下注射 PALSONIFYは、同じソマトスタチン受容体経路を利用しながら、 注射ではなく1日1回の経口投与で治療できる FDA承認は、治療経験者を対象としたPATHFNDR-1試験と、 PALSONIFYは既に米国とEUで承認されており、 ブラジルでも承認申請が行われており、 2. paltusotine / CAREFNDR CAREFNDRは、成人141例を登録予定の無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験です。 患者はpaltusotine 80mgまたはプラセボへ2対1で割り付けられ、 主要な副次評価項目として、1日当たりの排便回数が評価されます。 Phase 2では、フラッシングと排便頻度の迅速かつ持続的な減少が報告されました。 この適応が成功すれば、PALSONIFYは先端巨大症だけの製品ではなく、 複数の神経内分泌疾患で利用される大型SST2フランチャイズ 3. atumelnant(旧CRN04894) 副腎皮質に発現するMC2Rを選択的に阻害し、 最大の初期適応は 古典型先天性副腎過形成症(classic CAH) CAH患者ではコルチゾール合成が障害されるため、 現在はグルココルチコイドを高用量で投与してACTHを抑えることがありますが、 atumelnantはACTH受容体を直接遮断することで、 アンドロゲンを正常化しながら、グルココルチコイドを生理的補充量まで下げる Phase 2では、80mg群でアンドロステンジオンが平均67%低下し、 成人ではCALM-CAH Phase 3、 4. atumelnant / ACTH依存性クッシング症候群 CAHでは主に過剰アンドロゲンの抑制が目的ですが、 この適応が成功すれば、atumelnantはCAH単独の希少疾患薬ではなく、 複数のACTH過剰疾患をカバーする内分泌フランチャイズ 5. CRN09682 / NDCプラットフォーム SST2を発現する腫瘍細胞へ結合して細胞内へ取り込まれ、 抗体ではなく低分子リガンドを利用するため、 ADCより腫瘍浸透性が高く、放射性医薬品のような特殊な取扱設備を必要としない可能性 Phase 1/2 BRAVESST2試験では、最大150例を対象に、 6. 10以上の創薬プログラム ・甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR) つまりVertexは、 PALSONIFYとatumelnantという2つの大型候補だけでなく、内分泌GPCR創薬エンジン全体を取得する |
承認済み製品+複数のregistrational program
規制面では、前臨床企業の買収と比較して、 PALSONIFY / 先端巨大症 ・2025年9月25日:米国FDA承認 米国での適応は、 手術への反応が不十分、または手術が選択肢とならない成人先端巨大症患者 FDA承認は、2つのpivotal Phase 3試験 PATHFNDR-1およびPATHFNDR-2 paltusotine / カルチノイド症候群 ・pivotal Phase 3 CAREFNDR試験 承認されれば、PALSONIFYのラベルが atumelnant / 成人CAH CALM-CAHは、 成人の古典型CAHを対象とする無作為化・プラセボ対照Phase 3試験 この試験では、単にアンドロゲンを低下させるだけでなく、 ・過剰アンドロゲンの正常化 を組み合わせて評価します。 atumelnantは、古典型CAHについて FDA Orphan Drug Designation atumelnant / 小児CAH BALANCE-CAHは、承認申請を支援する可能性のある Phase 2/3試験 Part Aはopen-labelの用量探索、 atumelnant / ACTH依存性クッシング症候群 買収発表時点ではPhase 1/2b試験が進行中です。 対象には、下垂体由来のクッシング病と CRN09682 ・FDA IND clearance取得済み 買収取引そのものは、 |
1株あたり$85.00 / 全額現金
Vertexは、Crineticsの発行済み普通株式を 1株当たり$85.00の現金 買収条件は以下です。 買収価格:$85.00 / 1株 日本円に単純換算すると、為替レートにより変動しますが、 買収完了時には、CRNX株主は保有株1株につき$85を受け取り、 その後、CRNX株式はNasdaqから上場廃止となり、 本件には、将来の臨床・規制成果に応じて支払われるCVRや、 Vertexは買収資金を、 ・手元現金 の組み合わせで調達する予定です。 Vertexは、本件がPALSONIFYの売上を通じて |
希少内分泌疾患 / 神経内分泌腫瘍 / GPCR標的オンコロジー
主な治療領域は以下です。 1. 先端巨大症 過剰な成長ホルモンとIGF-1により、 ・心血管疾患 などを引き起こします。 PALSONIFYは、注射型ソマトスタチンアナログの治療負担を軽減する 2. 古典型先天性副腎過形成症 患者は生涯にわたってコルチゾール補充を必要とし、 atumelnantは、過剰アンドロゲンと高用量ステロイドという CAH治療の二重の問題を同時に改善する 3. ACTH依存性クッシング症候群 高コルチゾール状態は、糖尿病、高血圧、感染症、 atumelnantはACTH受容体を直接阻害することで、 4. カルチノイド症候群 主な症状は、 ・皮膚のフラッシング などです。 現在の標準治療には注射型ソマトスタチンアナログがありますが、 5. SST2陽性神経内分泌腫瘍・固形がん したがってVertexは今回の買収により、 希少内分泌疾患から内分泌関連オンコロジーまで連続した新しい事業領域 |
主力資産の合計ピークセールス:年間$5B超の可能性
Vertexは、PALSONIFYとatumelnantを中心とするCrineticsの主要資産について、 合計で約$5B以上の年間ピークセールス機会 先端巨大症市場 米国には、診断済みの先端巨大症患者が 約20,000人 患者数だけを見ると希少疾患ですが、治療は長期にわたり、 PALSONIFYは、 ・初の1日1回経口薬 という特徴があり、 先端巨大症単独でもblockbuster候補 2025年第4四半期の米国売上は$5.4M、 古典型CAH市場 Vertexは、米国で治療対象となり得る古典型CAH患者を 約17,000人 全患者がコルチゾール補充を必要としますが、 ・アンドロゲンを抑えるためにステロイドを過剰投与する というトレードオフがあります。 atumelnantがPhase 3で、 追加市場 主力2資産には、以下の追加アップサイドがあります。 ・paltusotineのカルチノイド症候群 したがって市場規模は、 短期:PALSONIFYの先端巨大症売上 という3段階で拡大する可能性があります。 一方で、約$5Bという数字は会社側のピークセールス予測であり、 |
Vertex Pharmaceuticals Incorporated (VRTX / Nasdaq) Vertex Pharmaceuticalsは、米国マサチューセッツ州ボストンを本拠とする 同社は、嚢胞性線維症(CF)治療薬で世界的なフランチャイズを構築し、 ・鎌状赤血球症 Vertexの開発戦略は、 原因となるヒト生物学が明確で、専門医市場で高い医療価値を提供できる疾患 Crineticsの先端巨大症、CAH、クッシング症候群は、 ・病因が比較的明確 という特徴があり、Vertexの従来の希少疾患モデルと親和性があります。 今回の買収によってVertexは、 1. PALSONIFYの売上を即座に取得 2. CF以外の売上源を拡大 3. atumelnantという大型後期資産を取得 4. 専門医向け販売インフラを活用 5. 内分泌GPCR創薬プラットフォームを取得 Vertexにとって本件は、 投資上の主なポイントは、 ・PALSONIFYの上市加速 です。 |
| 2026/07/06 |
Myricx Bio (Myricx Pharma Limited) (非上場 / Private) |
前臨床ステージ
Myricx Bioは、英国ロンドンを拠点とする 同社は、従来のADCで広く使われている 2025年には主力プログラムの ただし、2026年7月6日の買収発表時点では、NovartisとMyricxはいずれも したがって現時点では、主力の 本件は、臨床POCが確認された後期資産の買収ではなく、 |
B7-H3-NMTi ADC、HER2-NMTi ADCおよびNMTi payload platform
買収対象の中心は、以下の2つの主力ADCと、 1. B7-H3-NMTi ADC B7-H3は、前立腺がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、頭頸部がん、 Myricxの前臨床試験では、 Novartisが取得する2つの主力資産のうち、 2. HER2-NMTi ADC 前臨床試験では、幅広いHER2発現レベルを持つモデルで抗腫瘍活性を示し、 また、げっ歯類および非ヒト霊長類試験で、 HER2 ADC市場ではEnhertuなどが既に大きな臨床・商業的成功を収めていますが、 既存のTOPO-1系HER2 ADCに耐性または不応となった患者に、 3. NMTi ADC payload platform NMTを阻害すると、単一経路ではなく、 NMTiは、TOPO-1阻害剤、微小管阻害剤、DNA損傷型payloadとは 4. TROP2-NMTiなどへの拡張性 TROP2-NMTiでは、TOPO-1系ADCへの曝露歴または抵抗性を持つ乳がんモデルで、 ただし今回の買収発表で、Novartisが したがって本件は、 |
前臨床段階 / 規制デザイン・指定は未公表
買収発表時点では、B7-H3-NMTi ADCおよびHER2-NMTi ADCについて、 ・FDAによるIND clearance Myricxは2025年時点で主力development candidateを選定し、 今後の主な規制・臨床マイルストーンは、以下になると考えられます。 ・IND-enabling毒性試験の完了 Phase 1では一般的に、 ただし、これは通常のADC開発パスに基づく想定であり、 買収取引そのものは、競争法・規制当局の承認など通常のクロージング条件を満たしたうえで、 |
1株あたり価格:非開示 / 該当なし
Myricx Bioは非上場企業のため、 買収条件は以下です。 Upfront:$1.1B 現金 日本円に単純換算すると、為替レートによって変動しますが、 Upfront:約1,650億円前後 に相当する大型取引です。 前臨床段階の非上場バイオ企業に対して 通常、前臨床資産の買収ではupfrontを抑え、 しかし本件では、最大$1.5Bのうち約73%にあたる これはNovartisが、Myricxを単一の前臨床ADCとしてではなく、 ・新しいADC payload class を含む なお、Myricxは2024年に |
オンコロジー / 次世代ADC / 複数の固形がん
主な治療領域は、 具体的な最初の臨床適応症はまだ公表されていませんが、 B7-H3-NMTi ADCの候補領域 HER2-NMTi ADCの候補領域 Myricxの技術が特に狙うのは、 ADCでは、同じpayload classを使用する薬剤を続けて投与すると、 NMTiは既存payloadと作用機序が異なるため、 したがって本件は、単なるB7-H3またはHER2薬の買収ではなく、 |
大型市場 / ADC市場全体への展開可能性
Myricxの市場機会は、特定の希少がんではなく、 市場調査会社によって推計方法に大きな差がありますが、 2026年:約$16.7B~$20.1B へ拡大するとの予測があります。 したがって、Myricxが狙うのは既存ADC市場の一部分ではなく、 HER2市場 Enhertuの成功により、HER2-highだけでなく、 そのためHER2-NMTi ADCが、既存HER2 ADC後の耐性症例や、 B7-H3市場 Merck、Daiichi Sankyo、GSK、TakedaなどもB7-H3標的薬を開発しており、 プラットフォーム市場 NMTi payloadがヒトで有効性と安全性を証明できれば、 市場規模の整理としては、 短期:売上なし。前臨床・臨床入りリスクが高い となります。 一方で、現時点ではすべて前臨床データであり、 したがって、巨大な理論市場を持つ一方、 |
Novartis AG (NVS / NYSE、NOVN / SIX) Novartisは、スイス・バーゼルに本社を置く世界的大手製薬企業です。 同社の重点領域は、 ・オンコロジー であり、オンコロジーでは固形がん、血液がん、 特にNovartisは、PluvictoやLutatheraを中心とする 今回のMyricx買収でもNovartisは、 Novartisは、AstraZeneca/Daiichi Sankyo、Pfizer、Gilead、GSKなどと比較すると、 そのためMyricx買収には、 ・次世代ADC分野への本格参入 という戦略的意義があります。 特に、前臨床企業に対して 投資上のポイントは、短期的な売上貢献ではなく、 ・最初のNMTi-ADCがいつ臨床入りするか です。 |
| 2026/07/02 |
Thymmune Therapeutics, Inc. (非上場 / Private) |
前臨床ステージ
Thymmune Therapeutics は、iPSC由来の胸腺細胞療法を開発する 中心技術は、 胸腺はT細胞の成熟・選択に必要な臓器であり、正常なT細胞機能の回復、免疫再構築、 主力候補の 動物試験では、THY-100投与により体内で したがって今回の買収は、 |
THY-100 / iPSC由来胸腺細胞療法 先天性無胸腺症、移植免疫寛容、免疫不全、自己免疫疾患向けの再生医療プラットフォーム 主な買収対象は、Thymmune が保有する以下の資産です。 1. THY-100 2. iPSC由来の胸腺細胞製造プラットフォーム 3. Neo-thymus形成アプローチ 4. 移植免疫寛容への応用可能性 5. 免疫再構築・自己免疫・老化関連免疫低下への拡張性 つまり本件は、 |
前臨床段階 / 今後の臨床・規制マイルストーンが焦点
Thymmune は前臨床ステージの会社であり、 今回の契約では、買収完了時の現金支払いに加え、 この構造から見ると、United Therapeutics は、 今後の規制上の焦点は、以下です。 ・THY-100のIND-enabling study また、先天性無胸腺症には既に そのためTHY-100は、 |
1株あたり価格:非開示 / 該当なし
Thymmune は非上場企業のため、 買収条件は以下です。 Upfront:$140M 現金 Earn-out は、2031年末までに特定の 今回の買収価格は、後期臨床データに対する大型プレミアムというより、 つまり、United Therapeutics は最初から全額を支払うのではなく、 |
再生医療 / 免疫再構築 / 移植免疫寛容 / 免疫不全 / 自己免疫
主な初期適応は、 これは、乳児が機能する胸腺を持たずに生まれる超希少疾患で、 ただし、United Therapeutics にとっての本件の意味は、 より重要なのは、 そのため、将来的には以下の領域へ広がる可能性があります。 ・移植後の臓器免疫寛容 特にUTHRにとっては、 |
初期適応は極小、プラットフォーム価値は中〜大
先天性無胸腺症そのものの市場は非常に小さいです。 米国では、先天性無胸腺症の発症は したがって、THY-100単独を 一方で、既存のRETHYMICは一回投与型の特殊な組織ベース治療であり、 THY-100がiPSC由来でスケーラブルに製造でき、 さらに本件の本当の市場規模は、 United Therapeutics は既に そのため市場規模イメージとしては、 短期:極小の超希少疾患市場 と整理できます。 |
United Therapeutics Corporation (UTHR / Nasdaq) United Therapeutics は、米国メリーランド州シルバースプリングを拠点とするバイオ医薬品企業です。 もともとは肺動脈性肺高血圧症(PAH)を中心とした希少疾患治療薬で成長してきた企業ですが、 同社は、 Thymmune のiPSC由来胸腺細胞プラットフォームは、 そのため今回の買収は、 投資上のポイントは、 |
| 2026/06/29 |
Theravance Biopharma, Inc. (TBPH / Nasdaq) |
商業化済み / 承認済み製品あり
Theravance Biopharma は、典型的な臨床開発バイオというより、 中心資産は、 一方、かつての開発パイプラインであった そのため今回の買収は、 |
YUPELRI®(revefenacin)関連権益 COPD維持療法向けネブライザー吸入LAMA 主な買収対象は、Theravance が保有する以下の資産です。 1. YUPELRI® の35%相当の経済権益 2026年第1四半期における Theravance の 2. 承認済みCOPD製品からの継続キャッシュフロー 3. TRELEGY関連マイルストーン 4. 現金・有価証券 5. Irish tax attributes つまり本件は、 |
医薬品承認リスクより、M&A手続きとCVR条件が焦点
YUPELRI はすでに米国で承認済みのCOPD維持療法薬であるため、 取得対象の中心が商業化済み製品であるため、 ただし、Theravance 側には過去に以下の臨床開発経緯があります。 ampreloxetine そのため、Zymeworks が取得する価値の中心は、 CVRについては、 |
1株あたり $17.00 現金 + CVR
Zymeworks は、Theravance Biopharma の株主に対し、 これに加えて、 CVRは、買収完了後に特定のマイルストーンが達成された場合、 今回のTheravanceの場合、 ・YUPELRIの継続キャッシュフロー そのため、CVRは 公開株の買収であるため、 |
呼吸器 / COPD / 商業化済み医薬品
主な治療領域は、 YUPELRI は、 COPDは、慢性的な気道閉塞により、 YUPELRI の特徴は、 そのため、巨大なCOPD市場全体を狙う薬というより、 Zymeworks にとっては、 |
中規模:COPD市場は大きいが、YUPELRIは特定セグメント向け
COPD治療市場全体は大きな市場ですが、 ただし、商業面ではすでに一定の実績があります。 Theravance によると、 また、2026年第1四半期における Theravance の Theravance は、研究開発機能の縮小後、 そのため本件は、 Zymeworks は、Ziiheraのロイヤリティ収入を基盤に、 |
Zymeworks Inc. (ZYME / Nasdaq) Zymeworks は、カナダ・バンクーバーを拠点とするバイオ医薬品企業です。 もともとは多機能抗体、二重特異性抗体、ADCなどの研究開発型バイオとして知られていましたが、 Zymeworks は2026年3月に、 今回のTheravance買収は、 つまり、ZYME は単にパイプラインを増やすのではなく、 |
| 2026/06/29 |
Kartos Therapeutics (未上場 / Private) |
Phase 3 / 後期臨床
Kartos Therapeutics は、骨髄線維症などの骨髄増殖性腫瘍を対象に、 今回の買収の中心アセットは、 navtemadlin は現在、 対象は、 Ipsen にとっては、初期研究アセットではなく、 |
navtemadlin 経口MDM2阻害薬 navtemadlin は、MDM2を阻害することで、 骨髄線維症では、異常なCD34陽性細胞などでMDM2が過剰に働き、 navtemadlin はこのMDM2-p53経路に介入し、 今回の開発戦略のポイントは、 つまり、すでに標準治療であるJAK阻害薬 ruxolitinib を使っているものの、 Phase 1b/2試験では、ruxolitinibに十分反応しない患者に navtemadlin を追加したところ、 ・脾臓容積25%以上減少:42% さらに、ドライバー変異アリル頻度の低下や骨髄線維化グレードの改善も示されており、 |
Phase 3 POIESIS試験 / 登録試験
規制上の中心は、 POIESIS は、 試験では、 対象は、 試験規模は、 トップラインデータは Ipsen は、成功すれば navtemadlin が なお、M&A手続きとしては、 クロージングは |
未上場企業のため、1株価格は非開示 / 該当なし
Kartos Therapeutics は未上場企業であるため、 取引条件は以下です。 前払い:$450M 追加マイルストーンには、 つまり、Ipsen はまず $450M を支払い、 Ipsen は、本件が |
血液がん / 骨髄線維症 / 骨髄増殖性腫瘍
主な対象疾患は、 骨髄線維症は、骨髄内で線維化が進み、 主な症状・問題は以下です。 ・脾腫 現在の標準治療は ruxolitinib などのJAK阻害薬ですが、 そのため、navtemadlin は、 |
中規模〜大型:希少血液がんだが、商業価値は大きい領域
骨髄線維症は希少疾患ですが、 7大市場における骨髄線維症市場は、 特に米国市場が最大で、 市場の中心はJAK阻害薬ですが、 ・十分な脾臓縮小が得られない患者がいる navtemadlin がPhase 3で成功すれば、 これは商業的に重要です。 Ipsen にとっては、 |
Ipsen (Euronext: IPN / ADR: IPSEY) Ipsen はフランス・パリを拠点とするグローバル製薬企業で、 ・Oncology 今回のKartos買収は、 買収により、Ipsen は骨髄線維症における |
| 2026/06/25 |
Bio-Techne Corporation (TECH / Nasdaq) |
非臨床 / ライフサイエンス・ツール企業
Bio-Techne は、創薬・基礎研究・診断・バイオ医薬品製造向けに、 そのため、Apogee や Nuvalent のような 買収対象は、承認薬やPhase 2 / Phase 3アセットではなく、 Merck KGaA にとっては、Healthcare部門の創薬アセットではなく、 |
Bio-Techneのライフサイエンス・ツール群
主な取得対象は以下です。 1. Recombinant proteins / cytokines / growth factors 2. Antibodies / immunoassay kits 3. ProteinSimple 4. RNAscope / spatial biology 5. Cell and gene therapy workflows つまり今回の買収は、 |
医薬品承認ではなく、M&A規制・株主承認が焦点
Bio-Techne は臨床試験中の治療薬企業ではないため、 本件の規制上の焦点は、以下のM&A手続きです。 ・Bio-Techne株主の承認 クロージングは、 買収後は、Merck KGaA の Life Science 部門に組み込まれ、 Merck KGaA は、買収完了後3年目までに |
1株あたり $73.00 現金
Merck KGaA は Bio-Techne の発行済み株式を、 取引の企業価値は約 $11.3B、 この価格は、Bio-Techneの 報道ベースでは、直近終値に対しては約24%のプレミアムとされています。 Bio-Techne取締役会および Merck KGaA 側の関連機関は本取引を承認済みです。 買収資金は、 Merck KGaA は、買収後も強固な投資適格格付けを維持する方針を示しています。 |
Life Science / Research Tools / Bioprocessing / Precision Diagnostics
治療薬の疾患領域というより、 主な対象領域は以下です。 ・創薬研究ツール Merck KGaA にとっては、既存の 医薬品メーカーやバイオ企業が、新薬を研究・開発・製造する際に必要な |
大:次世代ライフサイエンス・ツール市場の大型M&A
Merck KGaA は、Bio-Techne買収により、 報道では、これらの高成長領域は Bio-Techneは、研究試薬、タンパク質、抗体、分析機器などを幅広く持ち、 特に、細胞・遺伝子治療、空間生物学、multi-omics、精密診断は、 Merck KGaA は、買収後すぐに売上成長率とEBITDA pre marginへプラス寄与し、 一方で、Bio-Techneはコロナ特需後の需要減速やバイオ資金調達環境の悪化で株価が低迷しており、 |
Merck KGaA Darmstadt, Germany ※米国の Merck & Co.(MRK)とは別会社。 |
| 2026/06/22 |
Apogee Therapeutics, Inc. (APGE / Nasdaq) |
clinical-stage / 中期〜後期臨床段階
Apogee Therapeutics は、炎症・免疫疾患(I&I)領域において、 買収対象の中心は、アトピー性皮膚炎(AD)向けの Zumilokibart は IL-13を標的とする皮下注射型の半減期延長モノクローナル抗体で、 また、喘息では Phase 1b データが陽性で、 好酸球性食道炎(EoE)では Phase 1完了後、 さらに、Apogee は APG279、APG273 などの |
Zumilokibart / APG777 IL-13標的の半減期延長モノクローナル抗体 主対象:中等症〜重症アトピー性皮膚炎、喘息、EoE APG273 APG279 AbbVieが特に強調しているのは、 Zumilokibart は、既存のIL-13 / IL-4Rα系バイオ医薬で課題となる APEX Phase 2 Part Bでは、16週時点で中用量群の 長期維持では、3か月または6か月ごとの投与で効果維持・深化を狙える点が差別化ポイントです。 |
Phase 3開始前 / randomized placebo-controlled Phase 3設計
買収発表時点では、zumilokibart はまだFDA承認申請中ではなく、 アトピー性皮膚炎では、 各試験は約400例規模で、 主要評価項目は、16週時点の さらに、外用ステロイド併用下で評価する 喘息では、ASPIRE Phase 2b試験が計画されており、 EoEでは、ELEVATE Phase 2a試験として、 規制面では、現時点でBreakthrough Therapy指定やFDA審査中という案件ではなく、 |
1株あたり $135.11 現金
AbbVie は Apogee の発行済み普通株式すべてを対象に、 取引の総株式価値は約 $10.9B です。 この価格は、報道ベースでは直近終値に対して Apogee と AbbVie の両社取締役会は全会一致で取引を承認済みです。 クロージングは、Apogee株主の承認、規制当局の承認、その他通常の条件を前提に、 Fairmount Funds Management LLC と Venrock Associates は、 |
Immunology / Inflammation / Dermatology / Respiratory
治療領域は、炎症・免疫疾患(I&I)です。 主要対象は以下です。 ・アトピー性皮膚炎(AD) Apogeeの薬剤群は、IL-13、TSLP、OX40Lなど、 競合意識としては、特にアトピー性皮膚炎・喘息領域で |
大:I&I領域のmega-blockbuster機会
AbbVieは、Apogeeのパイプライン全体について 特にアトピー性皮膚炎は、Apogeeが Apogeeによると、アトピー性皮膚炎は米国、主要欧州、日本などで 既存薬は有効性が高い一方で、2週ごとの注射など投与頻度の負担が残るため、 AbbVieにとっては、Humira後の免疫領域を 取引はAbbVieの調整後希薄化後EPSに対して、 |
AbbVie Inc. (ABBV / NYSE) |
| 2026/06/09 |
Nuvalent, Inc. (NUVL / Nasdaq) |
clinical-stage / 後期臨床〜FDA審査中
Nuvalent は、がん領域における精密標的治療薬を開発する 買収対象の中心は、非小細胞肺がん(NSCLC)向けの この2剤はいずれも後期開発段階にあり、買収発表時点で さらに、HER2-altered NSCLCを対象とする |
Zidesamtinib / NVL-520 ROS1陽性NSCLC向け次世代ROS1阻害薬 Neladalkib / NVL-655 NVL-330 Nuvalent の薬剤群は、既存のキナーゼ阻害薬で問題となる GSKは今回の買収により、肺がん領域への本格参入を加速し、 買収対象は単一アセットではなく、 |
FDA審査中 / Breakthrough Therapy・Orphan Drug指定あり
Zidesamtinib(NVL-520)と neladalkib(NVL-655)は、 両剤は買収発表時点でFDA審査中であり、 ・Zidesamtinib:2026年9月18日 承認されれば、GSKは2026年中の上市を見込んでいます。 規制面では、既に臨床的に検証されたROS1 / ALKという標的に対して、 |
1株あたり $124.00 現金
GSK は Nuvalent のClass AおよびClass B普通株式すべてを対象に、 取引の総株式価値は約 $10.6B です。 取得現金を差し引いたGSKの純投資額は約 $9.4B とされています。 この1株$124は、直近終値に対して 40%プレミアム、 取引は、公開買付けで過半数の株式が応募されること、 |
Oncology / Lung cancer / NSCLC / Precision oncology
治療領域は、非小細胞肺がん(NSCLC)を中心とする精密がん治療です。 主要対象は、ROS1陽性NSCLC、 ROS1およびALK陽性NSCLCは、比較的若年・非喫煙者に多い分子サブタイプとされ、 Nuvalent の薬剤群は、これらの既存治療の限界を改善する |
大:NSCLC精密医療領域のmulti-blockbuster機会
GSKは、zidesamtinib と neladalkib について、 NSCLCは肺がんの中で最も一般的なタイプであり、 既存のALK / ROS1阻害薬市場は既に確立されていますが、 GSKにとって今回の買収は、 2027年から売上成長に貢献し、2029年にはcore EPSにもプラス寄与する見込みとされています。 |
GSK plc (GSK / LSE・NYSE) |
| 2026/06/08 |
Firefly Bio, Inc. (非上場 / Private) |
preclinical-stage / 前臨床段階
Firefly Bio は、がん領域における新しい抗体創薬モダリティである 買収対象となった Firelink™ DAC platform は、 現時点では、特定の臨床試験入りした単一アセットというより、 |
Firelink™ degrader antibody conjugate(DAC)platform KRAS-driven tumors 向けDACプラットフォーム Firelink™ は、抗体を使って腫瘍細胞へ選択的に 従来のADCが主に細胞毒性ペイロードを腫瘍細胞に届けるのに対し、 J&J はこの技術について、健康な細胞への影響を抑えながら、 買収対象は、単一薬剤というよりも、 |
未承認 / 前臨床段階 / 規制指定は未公表
Firefly Bio の Firelink™ DAC platform 由来候補は、 また、Fast Track、Breakthrough Therapy、Orphan Drug、Priority Review などの 規制面では、まず前臨床候補からIND申請可能な開発候補を選定し、 KRASは膵がん、大腸がん、非小細胞肺がんなど複数の固形がんで重要なドライバーであるため、 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Firefly Bio は非上場企業であり、 Johnson & Johnson は Firefly Bio を 発表内容では、取引額は $1.0B cash とされており、 取引完了は、規制当局の承認および通常のクロージング条件を満たした上で、 |
Oncology / Solid tumors / KRAS-driven cancers / Targeted protein degradation
治療領域は、KRAS変異を持つ難治性固形がんです。 KRASは長らく「undruggable target」と見なされてきた代表的ながんドライバーであり、 想定される対象には、膵がん、大腸がん、非小細胞肺がんなど、 J&J にとっては、既存のオンコロジー基盤に、 |
大:KRAS変異がんは複数の主要固形がんにまたがる大型機会
KRAS変異はヒトがん全体の大きな割合に関与するとされ、 既にKRAS G12C阻害薬は市場に登場していますが、 Firelink™ DAC platform が成功すれば、 そのため、今回の買収は特定の1本の臨床アセットを買う取引というより、 |
Johnson & Johnson (JNJ / NYSE) |
| 2026/06/08 |
Vega Therapeutics, Inc. (非上場 / Private) Star Therapeutics, LLC の完全子会社 |
clinical-stage / Phase 3 pivotal development
Vega Therapeutics は、希少血液疾患・出血性疾患に対する抗体医薬を開発する 買収対象の主力アセット VGA039 は、 Incyte にとっては、既存の血液疾患フランチャイズに、 |
VGA039 Protein S標的モノクローナル抗体 VGA039 は、Protein Sを標的とする新規メカニズムの抗体医薬です。 Protein Sを調節することで、血小板付着とフィブリン沈着を促進し、 最初の適応は von Willebrand disease(VWD) ですが、 既存のVWD予防治療では、週に複数回の静脈内投与が必要になるケースがありますが、 |
未承認 / FDA指定あり
VGA039 は現時点では未承認薬ですが、FDAから以下の指定を受けています。 ・Breakthrough Therapy designation 現在は Phase 3 VIVID-6試験 に進んでおり、 規制面では、Breakthrough Therapy / Fast Track を取得しているため、 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Vega Therapeutics は非上場企業であり、 Incyte は Vega Therapeutics を さらに、販売マイルストーン達成に応じて したがって、取引総額は 取引完了は、Hart-Scott-Rodino法に基づく審査などを経て、 |
Hematology / Bleeding disorders / von Willebrand disease
治療領域は、血液疾患の中でも 最初の対象疾患であるフォン・ヴィレブランド病(VWD)は、 患者は鼻血、月経過多、手術時出血、外傷時出血などのリスクを抱え、 Incyte は既に血液疾患領域で商業基盤を持っているため、 |
中〜大:希少疾患だが、既存治療の負担が大きく差別化余地あり
Incyte によると、米国では約135,000人が VWDは希少疾患寄りの市場ですが、現在の予防治療では VGA039 は、月1回の皮下注射で予防治療が可能になる可能性があり、 また、VWD以外の出血性疾患への展開余地もあるため、 一部報道では、VGA039 のピークセールスは |
Incyte Corporation (INCY / Nasdaq) |
| 2026/05/26 |
Curevo Inc. (非上場 / Private) |
clinical-stage / Phase 2完了〜後期開発準備段階
Curevo は、帯状疱疹予防ワクチン amezosvatein / CRV-101 を開発する CRV-101 は、50歳以上の成人を対象としたPhase 2試験で、 Lilly は、CRV-101 が既存標準薬に近い有効性を維持しながら、 |
Amezosvatein / CRV-101 次世代帯状疱疹ワクチン CRV-101 は、帯状疱疹の原因となる varicella zoster virus(VZV)を標的とする Curevo は、CRV-101について、 買収対象は、特定疾患1本の臨床アセットであり、 |
未承認 / Phase 3・BLA前段階
CRV-101 は現時点でFDA承認済みではなく、 規制面のポイントは、Phase 2でShingrixとの比較データを得た後、 帯状疱疹ワクチンは既にShingrixという強力な標準薬が存在するため、 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Curevo は非上場企業のため、公開株式を対象とした Lilly は Curevo を最大 $1.5Bで買収する予定です。 取引額には、非開示の upfront payment と、 |
Infectious disease / Vaccine / Shingles / Herpes zoster
治療領域は、成人の帯状疱疹予防です。 帯状疱疹は、加齢に伴う免疫低下によりVZVが再活性化して発症する疾患で、 米国では50歳以上の成人に帯状疱疹ワクチン接種が推奨されており、 |
大:既存市場が大きい帯状疱疹ワクチン市場
帯状疱疹ワクチン市場は、既にGSKのShingrixが大型製品化している Curevo自身も、varicella zoster virus vaccine市場を 投資家目線では、Curevo買収は、 |
Eli Lilly and Company (LLY / NYSE) |
| 2026/05/26 |
LimmaTech Biologics AG (非上場 / Private) |
clinical-stage / Phase 1中心、Phase 2アセット経験あり
LimmaTech は、薬剤耐性が問題となる細菌感染症に対する Lilly買収時点での中核は、 さらに、Neisseria gonorrhoeae、Chlamydia trachomatis など、 |
LBT-SA7 / S. aureus vaccine platform および細菌感染症ワクチン・プラットフォーム 買収対象の中核は、LBT-SA7です。 LBT-SA7 は、Staphylococcus aureus感染症を予防するための LimmaTech のプラットフォームは、 Lillyは、単一アセットだけでなく、 |
未承認 / Phase 1段階
LBT-SA7 はPhase 1段階のため、FDA承認済み製品ではありません。 Lilly買収発表時点で、LBT-SA7に対する 規制上のポイントは、S. aureusワクチンが過去に開発難度の高い領域だったことです。 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
LimmaTech は非上場企業のため、 Lilly は LimmaTech を最大 $780Mで買収する予定です。 取引額には、非開示の upfront payment と、 |
Infectious disease / Bacterial vaccines / Antimicrobial resistance
治療領域は、細菌感染症の予防です。 主要対象は、Staphylococcus aureus、 特にS. aureusは、手術部位感染、皮膚・軟部組織感染、肺炎、血流感染などを引き起こし、 Lillyにとっては、抗菌薬そのものではなく、 |
中〜大:未承認領域だが医療ニーズは大きい
S. aureusワクチンは、現時点で広く承認・普及したワクチンがなく、 一方で、S. aureusワクチンは過去の開発失敗も多く、 投資家目線では、LimmaTech買収は、 |
Eli Lilly and Company (LLY / NYSE) |
| 2026/05/26 |
Vaccine Co. (非上場 / Private) |
early clinical / 開発段階詳細は限定開示
Vaccine Co. は、Epstein-Barr virus(EBV)に対する Lilly買収発表では、Vaccine Co. の具体的な候補品名、 ただし、LillyはEBVワクチンを、 |
EBV vaccine candidate Epstein-Barr virus予防ワクチン 買収対象は、EBV感染を予防するワクチン候補です。 EBVは非常に一般的なヘルペスウイルスで、 さらに、EBVは一部のリンパ腫、上咽頭がん、 ただし、EBVワクチンはまだ承認薬が存在しない未開拓領域であり、 |
未承認 / 規制デザイン詳細は未開示
EBVワクチンは現在、承認済みワクチンが存在しない領域です。 Vaccine Co. の候補品について、Lilly買収発表時点で 規制上の大きな論点は、 infectious mononucleosisの発症予防を主要評価にするのか、 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Vaccine Co. は非上場企業のため、 Lilly は Vaccine Co. を最大 $1.55Bで買収する予定です。 取引額には、非開示の upfront payment と、 |
Infectious disease / EBV / Mononucleosis / EBV-associated disease prevention
治療領域は、Epstein-Barr virus感染症の予防です。 EBVは世界的に非常に感染率が高く、 Lillyにとっては、感染症ワクチンでありながら、 |
潜在的には大:ただし市場形成はこれから
EBVは非常に広く感染するウイルスであり、 ただし、現時点では承認済みEBVワクチンが存在しないため、 投資家目線では、Vaccine Co.買収は、 infectious mononucleosis予防に加えて、 |
Eli Lilly and Company (LLY / NYSE) |
| 2026/05/20 |
Engage Biologics (非上場 / Private) |
preclinical-stage / 前臨床段階
Engage Biologics は、臨床段階の開発品を持つバイオ企業というより、 会社は2021年設立のカリフォルニア州サンカルロス拠点のスタートアップで、 現時点で、Engage は自社プラットフォーム由来の したがって今回の買収は、特定の臨床アセットを買った取引ではなく、 |
Tethosome platform / 非ウイルス性DNAデリバリー技術
買収対象の中核は、Engage Biologics が開発する Tethosome は、従来のAAVなどのウイルスベクターではなく、 Engage のアプローチは、DNA payload をLNPで包み、 狙いは、既存の遺伝子医薬が持つ ただし、Engage は買収時点で |
前臨床プラットフォーム買収 / 特定のFDAデザイン指定は未開示
Engage Biologics は前臨床段階の企業であり、 また、特定プログラムに対する 今回のポイントは規制イベントではなく、 AAVベースの遺伝子治療は、安全性リスク、投与量制約、 |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Engage Biologics は非上場企業のため、 取引は全額現金で行われ、 ただし、内訳は そのため、$202M 全額が即時支払いではなく、 |
Genetic Medicine / Gene Therapy / Gene Editing / 非ウイルス性デリバリー
治療領域としては、特定疾患に限定された買収ではなく、 Engage のTethosome platform は、 Lilly は近年、遺伝子医薬領域への投資を強めており、 今回の買収は、Lilly の糖尿病・肥満薬中心のイメージとは別に、 |
単一疾患のTAMではなく、遺伝子医薬デリバリー基盤としての市場価値
Engage Biologics は具体的な疾患別プログラムを開示していないため、 むしろ市場性は、 AAV遺伝子治療は、長期発現という利点がある一方で、 Engage の技術が、LNPを使ってDNA payloadを効率的に送達し、 投資家目線では、今回の$202M規模の買収は、 |
Eli Lilly and Company (LLY / NYSE) |
| 2026/05/18 |
Orphai Therapeutics Inc. (非上場 / Private) |
clinical-stage / Phase 2段階
Orphai Therapeutics は、重篤で治療選択肢の限られた肺疾患を対象に、 中核プログラムは、LAM-001です。 開発段階としては、 また、PH-ILDではPhase 2b試験を2026年半ばに開始予定、 したがって今回の買収は、前臨床プラットフォーム買収ではなく、 |
LAM-001 / once-daily inhaled sirolimus(rapamycin)
買収対象の中核は、Orphai のリードプログラムである LAM-001 は、独自の吸入型sirolimus / rapamycin製剤で、 主な対象疾患は以下です。 PH-ILD BOS SAPH LAM-001 は、肺局所への送達を高め、全身曝露を抑える設計とされており、 |
特定のFDAデザイン指定は未開示 / Phase 2開発中心
今回の発表では、LAM-001 に対する 規制面でのポイントは、デザイン指定よりも、 PH-ILDでは、既にPhase 2aデータが得られており、 BOSでは現在進行中のPhase 2試験から、 SAPHでは、承認済み治療薬がない重篤な合併症として、 したがって、現時点では |
非上場企業のため1株あたり買収価格は非開示
Orphai は非上場企業のため、公開株式に対する 買収はstock-for-stock mergerとして実施され、 具体的には、Orphai の株主には、 また、Orphai の既存ワラントは、 重要なのは、買収と同時にQuinceが PIPEは、$115Mの upfront proceedsと、 資金調達後、Quince は2028年末までのキャッシュランウェイを見込んでいます。 |
Pulmonary disease / PH-ILD / BOS / SAPH
治療領域は、重篤な肺疾患、特に 中核となる適応は、 PH-ILD は、間質性肺疾患に肺高血圧症を合併する進行性疾患で、 BOS は、肺移植後に発症する重篤な合併症で、 SAPH は、サルコイドーシスに伴う肺高血圧症で、 LAM-001 は、mTOR阻害により |
希少・重篤肺疾患だが、複数適応で一定の市場性
LAM-001 の市場性は、単一の巨大TAMというより、 PH-ILD は、米国で約86,000人、 BOS は、肺移植後の重篤な合併症で、 SAPH は、米国および欧州で合計約60,000人が対象患者として推定され、 投資家目線では、今回の買収は、 また、Balyasny Asset Management を主導投資家とし、 |
Quince Therapeutics, Inc. (QNCX / Nasdaq) |
| 2026/05/07 |
Catalyst Pharmaceuticals, Inc. (CPRX / Nasdaq) |
commercial-stage / 承認済み製品あり Catalyst Pharmaceuticals は、希少神経筋疾患・神経疾患を中心に、 承認済み医薬品を米国で販売する commercial-stage biopharmaceutical companyです。 主力製品は、FIRDAPSE®(amifampridine)です。 そのほか、AGAMREE®(vamorolone)は また、Catalyst は2023年に Eisai から したがって今回の買収は、未承認パイプライン企業の買収ではなく、 |
FIRDAPSE® / AGAMREE® / FYCOMPA® を中心とする承認済みポートフォリオ
買収対象の中核は、Catalyst が米国で販売する FIRDAPSE®(amifampridine)は、 AGAMREE®(vamorolone)は、 FYCOMPA®(perampanel)は、 Angelini Pharma にとっては、既存の |
承認済み製品中心 / 規制リスクは比較的低い
Catalyst は、未承認の単一開発品に依存する会社ではなく、 FIRDAPSE は、米国で AGAMREE は、米国で FYCOMPA は、米国で 今回の発表で特に重要なのは、 取引完了には、Catalyst 株主の承認、必要な規制当局承認、 |
$31.50 / share in cash
Angelini Pharma は、Catalyst の全発行済み株式を 取引総額は、約$4.1B この買収価格は、2026年4月22日の影響を受けていない終値に対して 取引は、Angelini Pharma の子会社が Catalyst に合併し、 資金調達は、Angelini Pharma の現金および負債により行われ、 |
Brain Health / Rare Disease / 神経筋疾患 / てんかん
中核領域は、 Catalyst の主力である FIRDAPSE は、 AGAMREE はDMDを対象とする希少疾患治療薬であり、 Angelini Pharma は、すでに 今回の買収により、Angelini は |
希少疾患ながら高収益・商業化済み市場
LEMS、DMD、てんかんはいずれも患者数だけで見ると巨大慢性疾患とは異なりますが、 特に FIRDAPSE は、Catalyst の主力製品として AGAMREE はDMD領域、FYCOMPA はてんかん領域における 投資家目線では、今回の買収は そのため、市場規模は単一疾患のTAMよりも、 |
Angelini Pharma S.p.A. (イタリア / Angelini Industries Group) |
| 2026/05/03 |
Candid Therapeutics, Inc. (未上場 / private) |
clinical-stage / Phase 1〜Phase 2移行前 Candid Therapeutics は、自己免疫疾患・炎症性疾患を対象に、 T-cell engager(TCE)抗体を開発する臨床段階のバイオ医薬品企業です。 主力アセットは、cizutamigです。これは UCBの発表時点で、cizutamig は また、Candid は cizutamig に加えて、 |
cizutamig BCMA×CD3 T-cell engager。BCMAを発現する 形質細胞・B細胞にT細胞を誘導し、自己抗体産生の根本に関わる細胞集団を 深く除去することを狙う二重特異性抗体です。 cizutamig は、Candid の中核アセットであり、 主要な開発対象は、 さらに買収対象には、 つまり今回の買収は、単一のcizutamig買収というより、 |
未承認 / FDA承認なし cizutamig は、UCBの発表時点で FDAまたはその他規制当局から承認されていない治験薬です。 規制デザインとして、BTD、Fast Track、RMAT、Orphan Drug Designation などの ただし開発面では、cizutamig はすでに Candid / Rallybio の開発計画では、MGについては UCB側から見ると、既存の免疫領域ポートフォリオに、 |
未上場企業のため1株価格は非開示 取引総額は、最大$2.2Bです。 内訳は、UCBによる Candid は未上場企業であるため、 取引は、必要な反トラスト承認および通常のクロージング条件を前提に、 なお、Candid は2026年3月に Rallybio との逆さ合併を発表しており、 |
自己免疫疾患 / 炎症性疾患 / B細胞・形質細胞 driven disease 主な対象は、自己抗体や病的B細胞・形質細胞が関与する 免疫介在性疾患です。 具体的には、Candid / Rallybio の開発計画上、 投資家目線で重要なのは、cizutamig が単なる抗炎症薬ではなく、 これは、自己免疫疾患におけるCAR-T的な |
大型 / multi-billion dollar opportunity Candid / Rallybio の資料では、開発対象は multibillion dollar market opportunitiesと位置づけられていました。 初期の主要開発対象であるMGは、既に もう一つの主要対象である さらに、Candid は10以上の自己免疫疾患で臨床評価を進めており、 ただし、現時点では承認済み製品ではなく、 |
UCB (ベルギー / グローバル・バイオ医薬品企業) |
| 2026/05/01 |
Esperion Therapeutics, Inc. (NASDAQ: ESPR) |
commercial-stage / 承認済み Esperion は、心血管代謝疾患(cardiometabolic disease)を中心に、 経口・非スタチン系のLDL-C低下薬を販売する商業化済みバイオ医薬品企業です。 主力製品は、NEXLETOL®(bempedoic acid)および Esperion は、米国で商業基盤を構築済みであり、 |
NEXLETOL® / NEXLIZET® bempedoic acid franchise。ACLY阻害を介してLDL-Cを低下させる 経口・非スタチン系の脂質低下薬です。 スタチン不耐またはスタチン抵抗性の患者に対して、 また、CVRには ENBUMYST® を含む |
FDA承認済み / commercial-stage NEXLETOL および NEXLIZET は、米国で LDL-C低下および 主要心血管イベントリスク低減に関する適応を持つ承認済み製品です。 Esperion は、bempedoic acid フランチャイズについて、 さらに、同社は次世代の |
$3.16 / 株 全額現金で支払われる買収対価。 加えて、株主には非上場のCVRが付与され、 取引総額は、マイルストーン全達成を前提に CVRの内訳は、bempedoic acid製品の2027年米国売上が 取引は Esperion 取締役会が全会一致で承認。 |
心血管代謝疾患 / 脂質異常症 / LDL-C低下 / 心血管イベント予防 主対象は、LDL-C管理が不十分な患者、特に スタチン不耐またはスタチン抵抗性の患者層です。 心血管疾患は世界的に主要な死亡原因であり、 ENBUMYST については、うっ血性心不全、肝疾患、腎疾患に伴う浮腫を対象とする |
大型 Esperion は、NEXLETOL / NEXLIZET の対象となる治療可能患者数について、 米国だけで7,000万人超と説明しています。 そのうち、同社が重点的に商業化している スタチン不耐・スタチン抵抗性市場は、 全体の約30%とされています。 2025年の米国純製品売上は ENBUMYST については、Esperion は米国市場機会を |
ARCHIMED (フランス系 / ヘルスケア専門投資会社) |
| 2026/04/29 |
KalVista Pharmaceuticals, Inc. (NASDAQ: KALV) |
commercial-stage / 承認済み KalVista は、遺伝性血管性浮腫(HAE)に対する経口オンデマンド治療薬 EKTERLY®(sebetralstat)を開発・販売する希少疾患バイオ企業です。 EKTERLY は、米国で2025年7月に さらに、2〜11歳の小児HAE患者を対象とした |
EKTERLY®(sebetralstat) oral plasma kallikrein inhibitor。HAE急性発作に対する 初の経口オンデマンド治療薬です。 HAEの急性発作治療は、従来は注射・点滴・皮下注などの投与が中心でした。 Chiesi にとっては、既存の希少疾患フランチャイズに |
FDA承認済み / Orphan Drug + Fast Track sebetralstat は、米国でOrphan Drug Designationおよび Fast Track Designationを受けて開発されました。 FDAは当初、2025年6月17日をPDUFAとしていましたが、 欧州では、European CommissionおよびSwissmedicが承認。 |
$27.00 / 株 全額現金の公開買付け。 取引総額は約$1.9B。 取引は両社取締役会で全会一致で承認済み。 |
希少疾患 / 免疫疾患 / 遺伝性血管性浮腫(HAE) HAEは、C1インヒビター関連の異常などにより、 皮膚、消化管、上気道などに急性の腫れを起こす希少疾患です。 急性発作は生命を脅かすこともあり、オンデマンド治療では |
中〜大型 HAEは希少疾患ですが、既存薬の薬価が高く、 予防薬・オンデマンド薬の両方で商業市場が確立しています。 KalVista は EKTERLY について、上市後8か月間で 外部アナリストでは、EKTERLY のピークセールスを |
Chiesi Farmaceutici S.p.A. (イタリア / 非上場・家族所有系製薬企業) |
| 2026/04/27 | Ajax Therapeutics, Inc. (未上場) |
clinical-stage / Phase 1 Ajax は骨髄増殖性腫瘍(MPNs)向けの次世代 JAK inhibitorを開発する未上場バイオ企業です。 リード品目の AJ1-11095 は、once-daily oral / first-in-class Type II JAK2 inhibitorで、現在 Phase 1 clinical trial(AJX-101)で評価中です。 対象は、既存の Type I JAK2 inhibitorによる治療歴を持つ骨髄線維症(myelofibrosis)患者。Phase 1試験は2024年後半に開始され、2026年後半に初回 proof-of-concept データ、さらに2026年中に今後の開発用量選択が期待されています。 |
AJ1-11095 selective Type II JAK2 inhibitor。既存の承認済み JAK2 inhibitor は、骨髄線維症や真性多血症を含む MPNs において、主に Type I conformation の JAK2 に結合する薬剤です。 AJ1-11095 は、JAK2 への独自の結合様式により、既存薬よりも深く、持続的な疾患コントロールを狙う設計です。 Lilly は、AJ1-11095 を1L / 2L の両方で使える可能性に言及しており、今後は PoC データを経てregistrational clinical trialsへ迅速に進める方針です。 |
現時点で特定の FDA expedited designation は未公表 リリース上では、Fast Track / Breakthrough Therapy / Orphan Drug / RMATなどの具体的な規制デザインは確認されていません。 ただし、Lilly は 2026年後半の proof-of-concept データを見据え、その後 registrational clinical trialsへ進める意向を示しています。 |
非開示(1株当たり価格なし) Ajax は未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていません。 取引対価は、Ajax 株主が最大$2.3B の現金を受け取る可能性がある構成です。 つまり、Phase 1段階の未上場企業としては大型ですが、全額が即時支払いではなく、PoC・開発進展・規制進展に連動する earnout 型の買収です。 |
血液がん / MPNs / 骨髄線維症 / 真性多血症 主な対象は、myeloproliferative neoplasms(MPNs:骨髄増殖性腫瘍)です。 具体的には、myelofibrosis(骨髄線維症)と polycythemia vera(真性多血症)が中心です。 既存の JAK2 inhibitor は症状改善や脾腫縮小に有効ですが、持続的な効果不足、効果減弱、治療中止が課題です。 |
中〜大型 MPNs は希少がん寄りの血液疾患ですが、JAK2 阻害薬がすでに確立した商業市場を形成しており、骨髄線維症・真性多血症の両方を狙える点で市場性は大きいです。 外部市場調査では、myelofibrosis 治療市場は主要7市場で2024年に約 $2.2B、polycythemia vera 市場は7MMで2025年に約 $2.0B規模とされています。 Ajax の買収価値は、単に現在の Phase 1 アセットを買うだけでなく、既存 JAK2 阻害薬の限界を超える可能性がある next-generation JAK2 franchiseを Lilly が早期に押さえた点にあります。 |
Eli Lilly and Company (NYSE: LLY) |
| 2026/04/27 | XOMA Royalty Corporation (Nasdaq: XOMA) |
royalty aggregator / commercial-stage royalty portfolio XOMA は自社で臨床開発を進める通常のバイオ企業ではなく、医薬品のロイヤルティ権利・マイルストン権利を取得し、将来の売上や開発進展から収益を得る royalty aggregator です。 ポートフォリオには承認済み製品に紐づくロイヤルティと、後期臨床・開発中アセットに紐づくマイルストン / ロイヤルティが含まれます。 |
ロイヤルティ / マイルストン権利ポートフォリオ全体 買収対象は特定の単一パイプラインではなく、XOMA が保有する医薬品ロイヤルティ・マイルストン権利のポートフォリオ全体です。 XOMA は、承認済み製品として VABYSMO®(faricimab)、OJEMDA™(tovorafenib)、MIPLYFFA™(arimoclomol)、XACIATO™、IXINITY®、DSUVIA® などに関連する権利を持つと説明しています。 WSJ 報道では、XOMA は7つの承認済み医薬品に対する権利を持ち、代表例として Roche の眼科薬 Vabysmo、Day One の小児脳腫瘍薬 Ojemda が挙げられています。 |
該当なし / 個別開発品ではなく権利ポートフォリオの取得 本件は、Fast Track、BTD、RMAT、Priority Reviewなど特定の規制デザインを持つ開発品を買収する案件ではありません。 規制面での価値は、XOMA が保有する権利の一部がすでに承認済み医薬品に紐づいており、さらに一部が後期臨床・承認申請・上市前後のアセットに紐づいている点です。 |
$39.00 / share(全額現金) Ligand Pharmaceuticals が XOMA を1株あたり $39.00で買収する全額現金取引です。 取引総額は約 $740M。WSJ によると、XOMA の直近時価総額は約$450M、完全希薄化ベースでは約$700Mとされています。 |
医薬品ロイヤルティ / バイオ医薬品 / 眼科 / 腫瘍 / 希少疾患 / 血液・免疫など XOMA 自体は特定疾患に集中する開発企業ではなく、複数の治療領域にまたがるロイヤルティ権利保有会社です。 代表的な商業化済みロイヤルティ関連アセットには、Vabysmoのような眼科領域、Ojemdaのような小児がん領域、Miplyffaのような希少疾患領域が含まれます。 |
大きい / 分散型ロイヤルティ収益モデル 本件の市場規模は、単一薬剤の TAM ではなく、複数の承認済み医薬品・後期開発品から生じるロイヤルティ収益機会として評価されます。 XOMA は2025年に現金受領 $50.5Mを記録し、商業ロイヤルティ収入が伸びていました。Ligand は XOMA を取り込むことで、自社のロイヤルティ・権利ポートフォリオを200品目超へ拡大します。 投資家目線では、これは単一パイプラインの臨床リスクを買う案件ではなく、Vabysmo、Ojemda などの承認済み製品に加え、後期開発品の将来マイルストンも含めたバイオ医薬品ロイヤルティ・キャッシュフロー基盤の拡大です。 |
Ligand Pharmaceuticals Incorporated (Nasdaq: LGND) |
| 2026/04/26 | Organon & Co. (NYSE: OGN) |
commercial-stage Organon は商業化済みのグローバル製薬会社。 2021年に Merck(米国外では MSD)からスピンオフして設立された企業で、Women’s Health、General Medicines、biosimilarsを中心に、70品目超を140カ国以上で展開しています。 2025年通期売上は$6.2B、Adjusted EBITDA は$1.9B。臨床開発企業の買収というより、既存製品・ブランド・販売網・製造能力をまとめて取得する大型商業化企業買収です。 |
Organon の製品ポートフォリオ全体 買収対象は特定の単一パイプラインではなく、Organon が保有するWomen’s Health、General Medicines、biosimilarsを含む製品群・商業基盤全体です。 Sun Pharma は本件により、Established Brands / Branded Generics事業を強化しつつ、Organon のバイオシミラー事業を取り込むことで、グローバル biosimilars で上位プレイヤーになることを狙っています。 また、Organon のグローバル販売網、医療関係者・規制当局との関係、6つの製造施設も買収価値の中心です。 |
該当なし / 商業化済み製品群の取得 本件は、Fast Track、BTD、RMAT、Priority Reviewのような特定パイプラインの規制デザインを取得する案件ではありません。 規制面での価値は、Organon がすでに多数の製品を各国で承認・販売している商業化済みポートフォリオを持つ点にあります。 |
$14.00 / share(全額現金) Sun Pharma が Organon の発行済み株式を1株あたり $14.00で取得。 取引はall-cash transactionで、企業価値は$11.75Bとされています。 |
Women’s Health / General Medicines / Biosimilars / Established Brands Organon は女性の健康領域を中核に、避妊・不妊・更年期など女性特有または女性に偏って影響する医療ニーズに注力してきた企業です。 さらに、General Medicines と biosimilars も保有しており、Sun Pharma にとっては女性医療・ブランドジェネリック・バイオシミラーを一気に拡張する案件です。 |
非常に大きい Organon 単体で2025年売上は$6.2B。Sun Pharma との統合後は、合計売上$12.4B規模の製薬会社となる見込みです。 市場機会としては、単一疾患のTAMではなく、Women’s Health、Established Brands、Branded Generics、Biosimilarsを横断する大型商業基盤の取得です。 |
Sun Pharmaceutical Industries Limited (NSE: SUNPHARMA / BSE: 524715) |
| 2026/04/22 | Kashiv BioSciences, LLC (未上場) |
commercial-stage / advanced clinical-stage Kashiv はバイオシミラーの開発・製造・承認取得までを担う垂直統合型企業。 すでに複数のバイオシミラーで販売承認・商業化実績を持ち、さらにadvanced clinical-stage assetsを含むパイプラインを保有しています。 |
バイオシミラー・プラットフォーム全体 Kashiv のR&D、臨床、製造、規制、IP機能を取得。 Amneal は本件により、Kashiv のend-to-end biosimilars capabilitiesを取り込み、2030年までに12品目超の商業化バイオシミラー、さらに20品目超のパイプラインを持つ体制を目指します。 |
複数品目で承認・商業化実績あり Kashiv は、米国拠点企業として複数のバイオシミラーで marketing authorization を取得し、製造も担える数少ない企業の一つです。 特定の Fast Track / BTD / RMAT などの規制デザインではなく、規制面では「バイオシミラーの承認取得・製造・申請能力」そのものが買収価値の中心です。 |
非開示(1株当たり価格なし) Kashiv は未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていません。 取引対価は、クロージング時に現金 $375M+Amneal 株式 $375M、さらに規制マイルストン最大 $350M、商業マイルストンに基づくロイヤリティ等を含む構成です。 |
バイオシミラー / Affordable Medicines / 複雑医薬品 主眼は、今後特許切れを迎える大型バイオ医薬品に対するバイオシミラー開発・製造・商業化です。 Amneal の既存の Affordable Medicines 事業に、Kashiv のバイオシミラー能力を統合する案件です。 |
非常に大きい Amneal は、今後10年で$300B超のグローバル biologics LOE機会があると説明しています。 本件は単一製品の買収というより、大型バイオ医薬品の特許切れ波を取りに行くためのバイオシミラー基盤買収です。 |
Amneal Pharmaceuticals, Inc. (Nasdaq: AMRX) |
| 2026/04/20 | Kelonia Therapeutics, Inc. (未上場) |
Phase 1 / clinical-stage Kelonia はclinical-stageの遺伝子医薬・in vivo CAR-T企業。 主力候補 KLN-1010 は、再発/難治性多発性骨髄腫(r/r multiple myeloma)を対象とするPhase 1試験段階です。 |
KLN-1010 BCMA を標的とする in vivo anti-BCMA CAR-T。 1回静注のlentiviral in vivo gene deliveryにより、体内でCAR-T細胞を作らせる設計です。 さらに本件では、Kelonia のiGPS®(in vivo gene placement system) というin vivo遺伝子送達・組込みプラットフォーム自体も取得対象で、単一候補薬というよりプラットフォーム買収の色合いが強い案件です。 |
KLN-1010:Phase 1進行中。 Lilly の公式発表では、Fast Track / Breakthrough Therapy / RMAT などの明示的な規制デザイン開示はありません。 したがって現時点では、規制面の中心は「Phase 1 の臨床開発段階」であり、特別指定の開示は未確認と整理するのが自然です。 |
非開示(1株当たり価格なし) Kelonia は未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていません。 取引条件は、Kelonia 株主が最大 $7.0B の現金対価を受け取る内容で、$3.25B の upfrontに加え、臨床・規制・商業マイルストン達成時の追加支払いが含まれます。 |
血液がん / 多発性骨髄腫 / in vivo CAR-T / 遺伝子医薬 主眼はr/r multiple myelomaに対するanti-BCMA CAR-Tです。 Lilly は本件を、in vivo CAR-Tおよび遺伝子医薬基盤の拡張として位置づけています。 |
大 会社側は具体的なTAMや売上予測を開示していません。 ただし、対象が多発性骨髄腫であることに加え、Lilly は Kelonia の技術をbroad applicabilityのあるプラットフォームとして説明しており、単一適応を超えた大きな市場機会を見込んだ案件と考えられます。 特に本件は、KLN-1010単体より iGPS プラットフォーム価値が重要です。 |
Eli Lilly and Company |
| 2026/04/14 | CrossBridge Bio, Inc. (未上場) |
pre-clinical CrossBridge Bio は前臨床段階のADC企業。 主力候補 CBB-120 は、2026年にIND申請予定とされており、まだ臨床入り前です。 |
CBB-120 TROP2 を標的とする TOP1阻害薬 + ATR阻害薬 のdual-payload ADC。 既存のTROP2 ADCよりも治療域の改善と耐性機序への対応を狙う設計。 さらに本件では、CrossBridgeのnext-generation dual-payload ADC platform 自体も取得対象で、単一候補薬買収というよりADC基盤技術の取得という色が強い案件です。 |
CBB-120:2026年にIND申請予定。 現時点でFast Track / Breakthrough / RMAT などの明示的な規制デザイン開示はありません。 したがって本件の規制面の中核は、「2026年のIND提出予定」と見るのが自然です。 |
非開示(1株当たり価格なし) CrossBridge Bio は未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていません。 取引条件は、CrossBridge株主が最大$300Mの現金対価を受け取る可能性があり、upfront payment と specified development milestone達成時の追加支払いを含みます。 |
オンコロジー / ADC / 固形がん 主眼はTROP2発現固形腫瘍。 Lillyは本件を、next-generation dual-payload ADC を通じた差別化ADC開発の強化として位置づけています。 |
大 会社開示では具体的なTAMや売上予測は示されていません。 ただし、対象がTROP2という広い固形がんで使われる標的であり、さらにdual-payload ADC platform 全体を取得することから、市場機会は大きい案件と位置づけられます。 特に本件は、単一アセットよりもプラットフォーム価値を買っている点が重要です。 |
Eli Lilly and Company |
| 2026/04/14 | Avanos Medical, Inc. (NYSE: AVNS) |
該当なし(commercial-stage medtech company) 本件は創薬・臨床段階のバイオ企業買収ではなく、すでに事業展開している医療機器会社の買収です。 したがって、通常の意味での「臨床フェーズ」はありません。 |
単一パイプライン買収ではなく、医療機器ポートフォリオ全体の取得案件。 会社は、nutrition(経腸栄養)、pain management & recovery、IV therapy などの領域で事業を展開。 リリースでも、病院から在宅までの栄養管理や、オピオイド使用低減を含む医療ニーズへの対応を強調。 |
M&A案件としての規制承認が焦点。 取引はAvanos株主の承認、Hart-Scott-Rodino法の待機期間満了、その他通常の規制承認が条件。 資金調達条件(financing condition)はなし。 ※ 医薬品のFast TrackやBreakthroughのような開発上の規制デザイン案件ではありません。 |
$25.00 / 株(現金)
全額現金買収で、EV約 $1.272B。 |
医療機器 / 病院向け消耗品 / 在宅ケア 主に経腸栄養、疼痛管理・回復、IV therapy など。 |
中〜大 会社開示で明確なTAMは示されていません。 ただし、対象が単一製品ではなく、病院から在宅までをまたぐ医療機器ポートフォリオ全体であり、複数カテゴリでリーディングポジションを持つことから、事業基盤としては比較的大きい案件です。 |
American Industrial Partners(AIP) |
| 2026/04/07 | Tubulis GmbH (未上場) |
clinical-stage 中核資産の TUB-040 は、platinum-resistant ovarian cancer(PROC) および NSCLC を対象にPhase 1b/2で開発中。 もう一つの主要資産 TUB-030 は、advanced solid tumors を対象にPhase I/IIaで開発中。 会社全体としては、次世代ADCを開発する非上場の臨床段階企業として買収される案件です。 |
TUB-040 NaPi2b を標的とするTOPO1阻害薬ADC。 主適応はplatinum-resistant ovarian cancerおよびNSCLC。 TUB-030 さらに本件では、TubulisのTubutecan linker-payload technologyおよび次世代ADCプラットフォームも取得対象で、単一アセット買収というよりADC基盤ごとの取得です。 |
TUB-040:FDA Fast Track Designation 適応はplatinum-resistant ovarian cancer。 Fast Track は2024年6月に付与。 TUB-030:明示的な規制デザイン開示なし。 |
非開示(1株当たり価格なし) Tubulis は未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていません。 取引条件は、upfront $3.15B(cash-free / debt-free basis、closing時払い、調整あり)に加え、最大 $1.85B の contingent milestone payments。 |
オンコロジー / ADC / 固形がん 主眼は卵巣がん、肺がん(NSCLC)、および5T4発現固形腫瘍。 Gileadは本件を、oncology pipeline と ADC capabilities の強化として位置づけています。 |
大 会社開示では具体的なTAMや売上予測は明示されていません。 ただし、対象がPROC、NSCLC、および複数のsolid tumorsにまたがること、さらにADCプラットフォーム全体を取得することから、市場機会は大きい案件と位置づけられます。 特に Gilead は、単一候補薬だけでなく次世代ADC技術基盤を得る点を強調しています。 |
Gilead Sciences |
| 2026/04/06 | Soleno Therapeutics (NASDAQ: SLNO) |
承認済み / commercial stage 買収対象の中核資産は VYKAT XR(diazoxide choline)。 同剤は2025年3月26日にFDA承認を取得しており、Prader-Willi syndrome(PWS)に伴う hyperphagiaに対する初かつ唯一のFDA承認治療薬。 Neurocrine は本件を、既存商業ポートフォリオを拡張する案件として位置づけている。 |
VYKAT XR™(diazoxide choline) PWSに伴う過食(hyperphagia)を対象とする、1日1回経口の徐放性製剤。 Neurocrine リリースでは、2025年の売上は $190M、うち2025年Q4売上は $92Mとされ、商業初期から強い立ち上がりが示されている。 |
Breakthrough Therapy / Fast Track / Orphan Drug(米国) さらにOrphan Drug Designation(EU)。 NDA受理時にはPriority Reviewが付与されていた。 承認後の製品としては、Neurocrine はmid-2040s まで続くと見込む知財保護も強調している。 |
$53.00 / 株(現金) 総株式価値は約$2.9B。 2026年4月2日終値に対して約34%のプレミアム、30日VWAPに対して51%のプレミアム。 |
希少疾患 / 内分泌・神経発達疾患 適応はPrader-Willi syndrome(PWS)の中核症状であるhyperphagia。 Neurocrine は本件を、endocrinology and rare disease 領域の強化として説明している。 |
中〜大(希少疾患としては大きい) Neurocrine リリースでは、米国のPWS患者は約10,000人。 Soleno 資料では、米国PWS市場機会は $2B超と説明されている。 加えて、VYKAT XR はPWSのhyperphagiaに対する初の承認薬であり、先行者利益と高いアンメットニーズが市場価値を支える構図。 |
Neurocrine Biosciences |
| 2026/04/03 | Coefficient Bio (未上場) |
非臨床 / 該当なし Coefficient Bio はAI創薬・バイオR&D支援スタートアップであり、臨床段階の医薬品パイプライン企業としての買収ではない。 記事では、Anthropic が生物学特化AIモデルを構築していたチームを取り込んだ案件として説明されている。 |
AI-driven biotech / drug discovery platform 記事では、同社の技術はdrug R&D plans の作成、clinical regulatory strategies の管理、new drug candidates の発見を支援するものとされる。 いわゆる単一の候補薬ではなく、創薬・開発ワークフロー全体を支援するAI基盤が取得対象。 |
該当なし / 明示なし 本件は臨床候補薬の買収ではなくAI企業の買収であり、記事中にBreakthrough Therapy / Fast Track / Orphan Drug などの規制指定の記載はない。 ただし、プラットフォーム機能としてclinical regulatory strategyへの対応が触れられている。 |
非開示(1株当たり価格なし) 記事ではstock deal valued at just over $400 million と説明。 未上場企業のため、1株当たり買収価格は公開されていない。 |
AI創薬 / バイオR&D / ライフサイエンス 特にdrug discovery、biotech R&D planning、clinical / regulatory strategy support を含む領域。 |
中〜大 記事では具体的なTAMやドル市場規模は示されていない。 ただし Anthropic は本件を通じて、ライフサイエンス / 創薬領域への本格的な垂直展開を進める文脈で説明されている。 |
Anthropic |
| 2026/03/31 | Centessa Pharmaceuticals plc CNTA |
臨床段階 主力の cleminorexton(旧 ORX750) は、ナルコレプシー1型(NT1)、ナルコレプシー2型(NT2)、特発性過眠症(IH)で Phase 2a 実施済み。 買収発表では、Phase 2a clinical studies across NT1 / NT2 / IH で potential best-in-class profile を示したと説明。 さらに、Centessa の OX2R agonist portfolio には、追加の臨床段階および前臨床段階アセット が含まれる。 |
cleminorexton(旧 ORX750):orexin receptor 2 (OX2R) agonist。 買収発表では、過度の日中の眠気(EDS) や impaired wakefulness を伴う睡眠・覚醒障害向けの主力資産として説明。 主な対象は NT1、NT2、IH。 さらに ORX142 を含む OX2R パイプラインも取得対象で、neurological / neurodegenerative / neuropsychiatric conditions への展開可能性が示されている。 |
本文で明示されている規制上の要点は、将来の米国FDA承認マイルストン。 CVRの支払条件として、cleminorexton または ORX142 について、NT2、IH、および いずれかの適応 での U.S. FDA approval が設定されている。 具体的には、NT2承認で $2 / CVR、IH承認で $5 / CVR、さらに 2030年1月1日以前の初回FDA承認で $2 / CVR。 なお、買収リリース本文では Breakthrough / Orphan / Fast Track の記載なし。 |
$38.00 / 株(現金) + 譲渡不可のCVR 1個 CVRは最大 $9.00 / 株 で、cleminorexton または ORX142 の米国FDA承認マイルストン に連動。 総対価は最大 $47.00 / 株。 |
睡眠・覚醒障害 / 神経領域 中心は 過度の日中の眠気(EDS)、ナルコレプシー、特発性過眠症(IH)。 加えて、neurological / neurodegenerative / neuropsychiatric disorders への拡張可能性が示されている。 |
中〜大 買収発表では、sleep-wake disorders を中心に、より広い神経疾患への展開余地があると説明。 Lilly は本件を、sleep medicine への本格参入 と neuroscience portfolio の拡充 と位置付けている。 なお、本文・公式リリースでは具体的な市場規模のドル金額は明示されていない。 |
Eli Lilly and Company |
| 2026/03/31 | Apellis Pharmaceuticals, Inc. APLS |
商業化段階 SYFOVRE は米国で 地図状萎縮(GA) に承認済み、EMPAVELI は米国で PNH および C3G / primary IC-MPGN に承認済み。 さらに、EMPAVELI は FSGS と DGF で pivotal trial が進行中。 買収発表時点で、2025年のEMPAVELI+SYFOVRE合計売上は$689M。 |
SYFOVRE(pegcetacoplan injection):C3標的の補体系薬。米国で加齢黄斑変性に伴う地図状萎縮(GA)に承認済み。 EMPAVELI(pegcetacoplan):同じくC3標的。米国でPNH、およびC3G / primary IC-MPGNに承認済み。 そのほか、FSGS・DGFでも開発中。 買収リリースでは、Biogenはこれらを“two approved, best-in-class medicines”として取得すると説明。 |
承認済み資産中心。 買収発表本文では、EMPAVELIはFDA承認3適応(うち2つは希少腎疾患)、SYFOVREはFDA承認済みと記載。 追加開発としては、Apellis側の2025年通期決算でEMPAVELIのFSGS / DGFでpivotal trials underway、SYFOVRE prefilled syringeの規制申請を2026年上期予定と開示。 なお、本文では Breakthrough / Orphan / Fast Track の包括的列挙まではしていない。 |
$41.00 / 株(現金) + 1株あたり非譲渡CVR 1個 CVRは、SYFOVREの年間グローバル売上閾値達成時に $2 + $2 / 株 を支払う条件付き。 |
免疫 / 希少疾患 / 眼科 主な対象は GA、PNH、C3G、primary IC-MPGN。 さらに腎領域の FSGS、DGF へ拡張中。 |
中〜大 GA は商業的に大きい眼科市場、PNH・C3G・IC-MPGN は希少疾患市場。 Apellisは2026年2月時点で、C3G / primary IC-MPGN の米国患者集団を約5,000人と説明。 一方で買収リリースでは、既存2製品の2025年売上合計$689M、かつ少なくとも2028年まで mid-to-high teens成長を見込むとしており、Biogenは即時売上と成長余地の両方を評価した形。 |
Biogen Inc. |
| 2026/03/30 | Kezar Life Sciences, Inc. KZR |
臨床段階 主力の zetomipzomib は、自己免疫性肝炎(AIH)で臨床開発中。 買収発表では、PORTOLA Phase 2 AIH試験で clinically meaningful and durable steroid-sparing remissions を示したと説明。 直近では、再発/難治性AIHを対象とする global randomized Phase 2b の協議を FDA Type C meeting で進めていた。 |
zetomipzomib:first-in-class / selective immunoproteasome inhibitor。 買収発表では、主にautoimmune hepatitis(AIH)、加えて lupus nephritis と systemic lupus erythematosus (SLE) 向け開発資産として説明。 なお対価の一部であるCVRには、zetomipzomib の今後の開発・処分価値に加え、Everest Medicines提携およびEnodia TherapeuticsへのSec61プログラム売却関連収入も含まれる。 |
本文で明示されている規制上の要点は FDA Type C meeting。 2026年1月の会社開示では、relapsed / refractory AIH向け global randomized Phase 2b を FDA と協議すると説明。 買収発表文では、recent Type C meeting で AIH開発加速に向けた前向きなやり取りがあったと記載。 なお、本文では Breakthrough / Orphan / Fast Track の記載なし。 |
$6.955 / 株(現金) + 譲渡不可のCVR 1個 CVR は、zetomipzomib の開発・処分関連支払い、Everest提携、Enodia取引、および$50M超のclosing net cash 等に連動。 |
自己免疫 / 免疫疾患(AIH、LN、SLE) |
小〜中 中心適応の AIH は希少疾患寄り で、Kezar の2026年1月開示では米国で約10万人に影響すると説明。 一方で買収発表では、LN / SLE など複数の慢性免疫疾患へ広がる可能性にも言及。 なお、本文・公式リリースとも市場規模の具体的ドル金額の開示なし。 |
Aurinia Pharmaceuticals Inc. |
| 2026/03/27 | Transcend Therapeutics 非上場 / ティッカーなし |
臨床段階 主力の TSND-201(methylone) は PTSD向け Phase 3 に進行中。 Otsuka リリースでは、Phase 2「IMPACT-1」で良好な結果を示し、米国では現在 Phase 3 の患者登録が進行中と説明。 2025年9月にFDAと協議し、開発加速計画および Phase 3 デザイン確認を実施。 |
TSND-201(methylone):rapid-acting neuroplastogen。 主に心的外傷後ストレス障害(PTSD)向けに開発。 Otsuka は本剤を、神経可塑性(neuroplasticity)の回復・改善を狙う新しい精神・神経領域資産として位置づけ。 公表資料上、買収の中心資産として明示されているのは TSND-201。 |
Breakthrough Therapy Designation を米FDAから取得 (PTSD 向け、2025年7月)。 Otsuka リリースでは、2025年9月にFDAと Phase 3 試験デザインを協議、現在米国で Phase 3 登録進行中と説明。 なお、本文では Orphan / Fast Track の記載なし。 |
非上場のため1株価格の開示なし 対価は upfront $700M + 販売マイルストン最大 $525M (合計最大 $1.225B) |
精神・神経 / 精神科(PTSD) |
中〜大 Otsuka は本件を 精神・神経領域ポートフォリオ強化 と位置づけ。 PTSD は未充足ニーズの高い領域で、報道では neuropsychiatric / psychiatry franchise の拡充案件 と整理。 なお、本文・公式リリースとも市場規模の具体的ドル金額の開示なし。 |
Otsuka Pharmaceutical |
| 2026/03/25 | Terns Pharmaceuticals, Inc. TERN |
臨床段階 主力の TERN-701 は Phase 1/2 で開発中。 Merck リリースでは、TERNS のリード候補として、特定の CML 患者向けに Phase 1/2 開発中 と説明。 2026年の会社開示では、mid-2026 に pivotal dose 選定、mid-2026 に EOP2 規制協議、late 2026 / early 2027 に 2L+ pivotal trial 開始予定 と案内。 |
TERN-701:経口 allosteric BCR::ABL1 tyrosine kinase inhibitor(TKI)。 慢性骨髄性白血病(CML)向けの主力パイプラインで、Ph+ chronic phase CML かつ 少なくとも1剤以上の prior TKI 治療歴がある患者 を対象に開発。 Merck は本剤を hematology pipeline 拡充の中核、かつ potential best-in-class candidate と位置づけ。 |
Orphan Drug Designation を米FDAから取得 (CML 向け、2024年3月)。 会社開示では、Fast Track Designation も Q4 2025 に取得。 あわせて、mid-2026 に EOP2 規制協議、その後 pivotal trial へ進む計画が示されている。 |
$53.00 / 株(現金) equity value 約 $6.7B (取得現金控除後で 約 $5.7B) |
血液がん / 腫瘍(慢性骨髄性白血病:CML) |
中〜大 本件買収リリースでは、CML を中心とした hematology / oncology 領域の拡充案件として位置づけ。 一方で、本件リリース本文では市場規模の具体的ドル金額の開示なし。 会社側は commercial potential の最大化 を言及しており、Merck も oncology portfolio の多様化・強化 の一環として説明。 |
Merck |
| 2026/03/23 | Ouro Medicines 非上場 / ティッカーなし |
臨床段階 主力の OM336(gamgertamig) は Phase 1/2 で開発中。 Gilead リリースでは、AIHA(自己免疫性溶血性貧血) および ITP(免疫性血小板減少症) などの重篤な抗体介在性希少自己免疫疾患で、進行中の Phase 1/2 臨床試験 において有効性シグナルと差別化された安全性プロファイルを示したと説明。 Ouro の公開パイプラインでは、Phase 1b AIC および Phase 1b SAI の自社試験も案内。 |
OM336(gamgertamig):BCMA×CD3 二重特異性 T-cell engager。 限られた皮下注投与コースで、迅速かつ深いB細胞/形質細胞枯渇を狙う設計。 重篤な 抗体介在性自己免疫疾患 において、durable immune reset(持続的な免疫リセット) の可能性を狙う。 初期適応は AIHA / ITP、加えて公開パイプラインでは Sjögren’s disease(SjD) や idiopathic inflammatory myopathies(IIM) への展開も示されている。 |
Fast Track Designation および Orphan Drug Designation を米FDAから取得 (AIHA / ITP 向け)。 Gilead リリースでは、2027年に registrational studies 開始見込み と説明。 |
非上場のため1株価格の開示なし 対価は upfront $1.675B + マイルストン最大 $500M (合計最大 $2.175B) |
自己免疫 / 炎症(AIHA / ITP / 抗体介在性自己免疫疾患) |
大 初期適応は AIHA / ITP などの 希少自己免疫疾患 だが、 買収リリースでは 自己免疫疾患全般 における first-in-class T-cell engager として位置づけ。 さらに公開パイプラインでは Sjögren’s disease や IIM への拡張も示されている。 なお、本件リリース本文では市場規模の具体的ドル金額の開示なし。 |
Gilead Sciences |
| 2026/03/20 | Pikavation Therapeutics, Inc. 非上場 / ティッカーなし |
早期臨床段階 主力の SNV4818 は Phase 1/2 で開発中。 Synnovation側の過去開示では、2025/02/24に最初の患者投与開始。 試験は、単剤および fulvestrant併用で、乳がんおよび他の固形がんを対象。 |
SNV4818:経口 pan-mutant-selective PI3Kα inhibitor。 野生型PI3Kαを温存しつつ、PIK3CA変異を選択的に標的化する設計。 対象は主に HR陽性 / HER2陰性(HR+/HER2-)乳がん で、他の進行固形がんへの展開余地もある。 Novartisリリースでは、Pikavation が保有する pan-mutant selective PI3Kα inhibitor ポートフォリオ(SNV4818 を含む)を取得すると説明。 |
本件買収リリース上、特段の規制指定(Fast Track / Breakthrough / Orphan など)の開示なし。 現時点では 早期臨床段階の開発資産 とみられる。 |
非上場のため1株価格の開示なし 対価は upfront $2.0B + マイルストン最大 $1.0B (合計最大 $3.0B) |
腫瘍(乳がん / HR+/HER2- / PIK3CA変異固形がん) |
大 標的市場は 乳がん という大市場。 とくに HR+/HER2- は女性乳がんで最も一般的なサブタイプ で、Novartisは HR+/HER2- 乳がん患者の約40%に PIK3CA変異 があると説明。 なお、本件買収リリース本文では 市場規模の具体的ドル金額の開示なし。 |
Novartis |
| 2026/03/06 | Day One Biopharmaceuticals, Inc. DAWN |
商業化段階+臨床段階 主力の OJEMDA / tovorafenib は米国承認済み(販売中)。 追加パイプラインとして、DAY301 は Phase 1、Emi-Le は Phase 1。 |
OJEMDA(tovorafenib):type II RAF阻害薬。 米国では、BRAF異常を有する再発/難治性小児低悪性度神経膠腫(pLGG)で承認済みの主力商業製品。 併せて、DAY301(PTK7標的ADC、固形がん、Phase 1)および、Mersana買収で加わったEmi-Le / emiltatug ledadotin(B7-H4標的ADC、腺様嚢胞がんACC、Phase 1)を含むパイプラインを取得。 |
OJEMDA:米国でAccelerated Approval取得済み。 適応は生後6か月以上の再発/難治性BRAF異常pLGG。 FDA審査時にはBreakthrough Therapy、Rare Pediatric Disease指定、Priority Reviewの対象。 継続承認は確認試験での臨床的有用性検証が前提。 |
$21.50/株(現金) 総株式価値は約$2.5B ※2026年3月5日終値に対して約68%プレミアム、1か月VWAPに対して約86%プレミアム |
腫瘍(希少がん / 小児腫瘍 / 脳腫瘍 / 固形がんADC) |
中〜大 主力のpLGG自体は希少がん領域だが、OJEMDAはすでに商業化済みで、Day Oneは2026年米国売上ガイダンスを$225M〜$250Mと提示。 さらにADC群(DAY301、Emi-Le)を含めると、希少がん中心ながら将来的な拡張余地あり。 ※本件買収リリース本文では市場規模の具体的金額開示なし |
Servier |
| 2026/02/23 | Arcellx, Inc. ACLX |
臨床段階(Phase 1 + pivotal Phase 2) ※主力 anito-cel のBLAはFDA受理済み(審査中) |
anitocabtagene autoleucel(anito-cel):BCMA標的 CAR-T(多発性骨髄腫)。 4L r/r多発性骨髄腫向けBLAは、Phase 1(NCT04155749)+pivotal Phase 2 iMMagine-1(NCT05396885)結果で申請・受理済み。 併せて、ArcellxのD-Domain CAR技術プラットフォーム(次世代CAR-T / 二重特異性抗体への応用可能性)も取得対象。 |
BLA受理済み(成人の再発/難治性多発性骨髄腫・4L) PDUFA:2026年12月23日(会社発表ベース) |
$115/株(現金)+CVR $5/株(条件付き) ※CVRは anito-cel の累計世界売上が2029年末までに $6.0B到達で支払い |
腫瘍(血液がん:多発性骨髄腫) |
大(グローバル多発性骨髄腫市場は大きく、既存BCMA CAR-T/二重特異抗体が競合する高成長領域) ※本件リリース本文では市場規模の具体的金額開示なし |
Gilead Sciences, Inc. GILD(Kite) |
| 2026/02/18 | Faeth Therapeutics, Inc. (非公開) |
臨床段階(Phase 2) |
PIKTOR:serabelisib+sapanisertib の全経口コンビネーション。 PI3K/AKT/mTOR経路の複数ノードを同時阻害(PI3K-α+dual mTORC1/2)。 開発:2L進行子宮体がん Phase 2(進行中)/HR+/HER2-進行乳がん Phase 1b(年末2026までに開始予定)。 |
—(発表文で規制指定の明記なし) | —(株式交換(stock-for-stock)のため、現金買収の1株価格の開示なし) | 腫瘍(子宮体がん/乳がん など固形がん) | —(発表文で市場規模の具体的数値開示なし) | Sensei Biotherapeutics, Inc. SNSE |
| 2026/02/09 | Orna Therapeutics, Inc. (非公開) |
臨床準備段階(clinical trial-ready / IND前) |
ORN-252: CD19標的の in vivo CAR-T(患者体内で免疫細胞をエンジニアリング)で、 B細胞ドリブン自己免疫疾患を対象に設計。 併せて、engineered circular RNA(環状RNA)+新規LNPによる in vivo cell engineering / genetic medicineプラットフォームを獲得。 |
—(買収発表時点で規制指定の明記なし) | —(非公開企業のため 1株価格の開示なし) | 免疫・自己免疫(B細胞ドリブン自己免疫疾患) | 大(B細胞介在の自己免疫領域は対象疾患が広く、治療コストも高い) | Eli Lilly and Company(LLY) |
| 2026/01/20 | RAPT Therapeutics, Inc. RAPT |
臨床段階(Phase 2b) |
ozureprubart(長時間作用型の抗IgEモノクローナル抗体): 食物アレルゲン曝露に対する予防的防御を目的にPhase 2b(prestIgE)開発中。 ※単剤のPhase 2bデータは2027年想定、Phase 3は成人+小児の両集団で計画。 |
—(買収リリース上、規制指定の明記なし) | $58.00(全額現金) | 呼吸器・免疫・炎症(食物アレルギー) | 大(米国で食物アレルギー診断1,700万人超、重篤反応130万人超/家計負担推計$33B(2024年)) | GSK plc |
| 2026/01/07 | Ventyx Biosciences, Inc. VTYX |
臨床段階(複数がPhase 2) |
炎症性疾患向け経口小分子パイプライン(主にNLRP3阻害): VTX2735:末梢制限型 NLRP3阻害(再発性心膜炎、Phase 2) VTX3232:CNS移行性 NLRP3阻害(心血管リスク因子のPhase 2/早期パーキンソン病のPhase 2バイオマーカー試験完了) tamuzimod(VTX002):S1P1Rモジュレーター(IBD、Phase 2) VTX958:TYK2阻害(IBD、Phase 2) |
—(買収リリース上、個別プログラムの規制指定の明記なし) | $14.00(全額現金) | 炎症性疾患(IBD、心血管/心膜炎、神経変性など) | 大(炎症性疾患は巨大市場:IBD等を含む) | Eli Lilly and Company |
| 2025/11/14 公表 : 2026/01/07 |
Cidara Therapeutics, Inc. CDTX |
後期(CD388:Phase 3) |
インフルエンザ予防向け長時間作用型抗ウイルス(DFC): CD388:長時間作用・strain-agnostic(A/B)抗ウイルス。高リスク(合併症リスクが高い成人/青年)で症候性インフルエンザ予防を評価 |
|
$221.50(全額現金) | 感染症(季節性/パンデミック含むインフルエンザ予防) | 大(季節性インフルは世界で年10億感染、重症例300〜500万、死亡年29万〜65万推計) | Merck & Co., Inc.(MRK / MSD) |
| 2026/01/06 | Dark Blue Therapeutics Ltd. (非上場) |
前臨床(Investigational / Preclinical) |
AML向け 小分子「標的タンパク質分解薬(TPD)」: MLLT1/3 を標的として分解する investigational molecule |
非上場企業の買収(最大$840M:アップフロント+マイルストン想定、詳細非開示) | —(非上場のため「1株」価格なし) | オンコロジー(血液がん:急性骨髄性白血病 AML) | 大(アンメット高) | Amgen |
| 2025/12/24 | Dynavax Technologies Corporation DVAX |
商用(HEPLISAV-B:成人B型肝炎ワクチン)/Phase 1/2(帯状疱疹:Z-1018) | HEPLISAV-B(成人B型肝炎ワクチン:販売品) Z-1018(帯状疱疹ワクチン候補:Phase 1/2)+追加のワクチン開発プロジェクト |
現金TOB(Cash Tender Offer)→合併(Merger) | $15.50/株(現金) | ワクチン(成人B型肝炎/帯状疱疹) | 大(成人ワクチン市場) | Sanofi |
| 2025/12/19 | Amicus Therapeutics FOLD |
商用(Fabry:Galafold)/商用(Pompe:Pombiliti+Opfolda) | Galafold(Fabry病:経口シャペロン) Pombiliti+Opfolda(Pompe病:酵素補充+経口併用) |
現金買収(All-cash)・合併 | $14.50/株(現金) | 希少疾患(リソソーム病:Fabry/Pompe) | 希少疾患(Fabry/Pompe) | BioMarin Pharmaceutical(BMRN) |
| 2025/10/24 | Adverum Biotechnologies ADVM |
Phase 3(Ixo-vec:wAMD)/Phase 2 追跡(LUNA) | Ixoberogene soroparvovec(Ixo-vec;AAV.7m8・IVT抗VEGF遺伝子) ADVM-076(CFI/GA;前臨床) |
Pivotal Phase 3(ARTEMIS);第2のP3(AQUARIUS)開始計画/LUNA 長期追跡 | $3.56/株(現金)+条件付対価 最大$12.47/株相当 | 眼科(網膜:湿性AMD/地理的萎縮) | 特大(AMD/網膜疾患) | Eli Lilly and Company(LLY) |
| 2025/10/22 | Avadel Pharmaceuticals AVDL |
承認済み(LUMRYZ 市販中) | LUMRYZ(一次就寝時用ナトリウムオキシベート ER;FT218) | FDA承認/REMS運用 | 1株当たり18.50ドル、追加で現金1株当たり1.50ドルのCVR(転換価値権利)付き、総対価は1株当たり最大20.00ドル | 睡眠(ナルコレプシー:カタプレキシー/日中過眠) | 中〜大(ナルコレプシー治療薬) | Alkermes plc(ALKS) |
| 2025/10/10(報道) | Protagonist Therapeutics PTGX |
後期段階:icotrokinra(乾癬/UC)/Phase 3:rusfertide(PV) | icotrokinra(経口IL-23R拮抗ペプチド)/rusfertide(ヘプシジン模倣ペプチド) | —(未公表) | —(協議中・未公表) | 免疫(乾癬・UC)/血液(PV) | 大(免疫:数十B規模)/中(PV) | Johnson & Johnson(JNJ)※協議中 |
| 2025/10/10 | Orbital Therapeutics (非公開) |
前臨床(OTX-201:IND準備中) | OTX-201(in vivo CD19 CAR-T:自己免疫疾患向け)/統合RNA×LNPプラットフォーム | —(該当なし) | —(総額 $1.5B 現金) | 自己免疫(B細胞枯渇/免疫リセット) | 大(自己免疫全般で数十B規模) | Bristol Myers Squibb(BMY) |
| 2025/10/09 | Akero Therapeutics AKRO |
Phase 3(SYNCHRONY 計3試験進行中)/Phase 2b結果有(HARMONY・SYMMETRY) | efruxifermin(EFX:長時間作用型FGF21アゴニスト|MASH/代謝性肝疾患・代償性肝硬変を対象) | FDA Breakthrough Therapy Designation(MASH/NASH) | $54 + CVR $6(米国フル承認:~2031/06 条件) | 肝疾患(MASH) | 大(高有病率・数十B規模) | Novo Nordisk(NVO) |
| 2025/09/29 | Merus N.V. MRUS |
Accelerated Approval(Bizengri:NRG1+ NSCLC/膵)/Phase 3(petosemtamab:HNSCC) | Bizengri®(zenocutuzumab-zbco:HER2×HER3)/petosemtamab(MCLA-158:EGFR×LGR5) | Bizengri:迅速承認(AA)/petosemtamab:BTD×2・Fast Track | $97.00(全額現金) | がん(頭頸部・NRG1融合) | ニッチ〜中(NRG1融合は稀少、HNSCCは中規模) | Genmab(GMAB) |
| 2025/09/22 | Metsera, Inc. MTSR |
Phase 2(GLP-1 / アミリン系:MET-097i・MET-233i ほか) | 次世代肥満治療:月1回想定の注射製剤、アミリン単剤・GLP-1併用、経口候補 | 主に無作為化・PBO対照の早期試験(12週・36日などの短期指標) | $47.50 現金+最大 $22.50 CVR(合計最大 $70.00)予定 | 肥満・代謝 | 特大(肥満市場は今後$100B規模見込み) | Pfizer |
| 2025/09/18 | 89bio, Inc. ETNB |
Phase 3(pegozafermin:MASH) | pegozafermin(FGF21アナログ)— MASH(中等度~重度) | P3開発中(無作為化・PBO対照) | $14.50/株 現金+最大$6.00/株 CVR(合計最大$20.50) | 肝疾患・代謝(MASH) | 特大:肥満・メタボ関連で対象広い | Roche |
| 2025/09/09 | Tourmaline Bio, Inc. TRML |
Phase 2(TRANQUILITY:トップライン陽性) | TOUR006(pacibekitug, 抗IL-6)— ASCVD | 無作為化・PBO対照/低頻度SC(Q4W/Q12W)レジメン。 Q4 2025:P3設計アップデート予定 |
$48/株 現金(総額約$1.4B) | 心血管(ASCVD・炎症) | 特大:二次予防層中心に対象広い | Novartis |
| 2025/08/25 | Gilgamesh Pharmaceuticals 未公開 |
Phase 2 | bretisilocin(新規作用機序の抗うつ薬、psychedelic系化合物) | ファストトラック指定(bretisilocin) | 最大$12B(段階的マイルストーン含む) | 精神科(うつ病) | 大:MDD・TRD市場は数百億ドル規模 | AbbVie |
| 2025/08/25 | scPharmaceuticals SCPH |
市販(承認済み製品あり) | FUROSCIX®:慢性心不全/慢性腎疾患の体液過剰に対する皮下フロセミド投与デバイス | — | $5.35 現金/株 + 最大 $1.00 CVR | 心血管/腎(cardiorenal) | 大:米国のみで $10B 超のTAM | MannKind Corporation |
| 2025/08/21 | Interius BioTherapeutics 未公開 |
Phase 1 | in vivo CAR-T(静注・体内改変) | — | $350M | 細胞療法 | 大 | Kite(Gilead) |
| 2025/08/05 | Y-mAbs Therapeutics YMAB |
市販+前臨床 | DANYELZA®(naxitamab-gqgk), PRITプラットフォーム | オーファン指定, 加速承認(DANYELZA) | $8.60/株 | 小児希少がん | 中 | SERB Pharmaceuticals |
| 2025/07/09 | Verona Pharma VRNA |
市販 | Ohtuvayre™:COPD維持療法 | ファストトラック指定(Ohtuvayre) | $107/株 | 呼吸器(COPD) | 特大 | Merck & Co. |
| 2025/06/30 | Capstan Therapeutics 未公開 |
前臨床~Phase 1移行 | LNP×mRNA in vivo 細胞治療 | — | 最大$2.1B | 遺伝子/細胞治療 | 大 | AbbVie |
| 2025/06/25 | IDRx — |
Phase 1 | 経口キナーゼ阻害薬(GIST想定) | — | 最大$1B | 腫瘍 | 中 | GSK |
| 2025/06/02 | Blueprint Medicines BPMC |
市販+Phase 2/3 | Ayvakit/Ayvakyt(SM)、BLU-808 | オーファン指定, ブレイクスルーセラピー指定(Ayvakit) | $129 + $6 CVR | 希少・免疫疾患 | 中 | Sanofi |
| 2025/06/01 | Catalent, Inc. CTLT |
商業製造(CDMO) | 遺伝子・細胞治療、バイオ製造の受託開発・生産能力 | — | $63.50/株(総額約 $16.5B) | CDMO(受託製造、遺伝子/細胞治療含む) | 特大:グローバルCDMO市場、成長加速 | Danaher(ダナハー) |
| 2025/05/21 | Vigil Neuroscience VIGL |
Phase 2-ready | VG-3927(TREM2アゴニスト) | オーファン指定 | $8 + $2 CVR | 神経変性疾患(AD) | 大 | Sanofi |
| 2025/05/16 | Inozyme Pharma INZY |
Phase 3 | INZ-701:ENPP1欠損症治療 | オーファン指定, 希少小児疾病指定 | $4.00/株 | 希少血管・骨疾患 | 中 | BioMarin |
| 2025/05/14 | Boston Pharmaceuticals 未公開 |
Phase 3準備完了(Phase 2完了) | efimosfermin alfa(BOS-580):長作用型FGF21アナログ/月1回投与|SLD(MASH/ALD) | —(該当なし) | $1.2B upfront+最大$0.8Bマイルストン(総額 最大$2.0B) | 肝疾患(SLD:MASH/ALD) | 大(高有病率・数十B規模) | GSK(GSK) |
| 2025/05/14 | SiteOne Therapeutics 未公開 |
Phase 1 | 選択的NaV阻害薬(NaV1.7など)による疼痛治療プログラム | — | 総額約$1B(非公開) | 疼痛・免疫 | 大:慢性疼痛市場は巨大、既存薬の限界大 | Eli Lilly |
| 2025/04/30 | Regulus Therapeutics RGLS |
Phase 1/2 | farabursen(miR-17阻害):ADPKD | オーファン指定 | $7 + $7 CVR | 遺伝性腎疾患 | 中 | Novartis |
| 2025/03/17 | EsoBiotec — |
Phase 1 | in vivo CAR-T プラットフォーム | — | 最大$1B | 細胞療法 | 大 | AstraZeneca |
| 2025/03/11 | 2seventy bio TSVT |
市販 | Abecma®(BCMA CAR-T) | オーファン指定, RMAT指定(Abecma) | $5.00/株 現金 | 血液がん | 中 | Bristol Myers Squibb |
| 2025/03/09 | Checkpoint Therapeutics CKPT |
市販 | UNLOXCYT™(コシベリマブ):cSCC | — | $4.10/株+$0.70 CVR | 免疫腫瘍 | 中 | Sun Pharma |
| 2025/03/05 | Chimerix CMRX |
Phase 3 | ONC201(ドーダビプロン):小児浸潤性膠芽腫 | ファストトラック指定, オーファン指定 | $8.55/株 現金 | 小児脳腫瘍 | 中 | Jazz Pharmaceuticals |
| 2025/02/12 | Anthos Therapeutics 未公開 |
Phase 3 | abelacimab(FXI阻害抗体):VTE・心房細動関連適応 | ファストトラック指定, オーファン指定 | 総額$925M | 心血管(抗凝固) | 大:血栓症予防市場は数百億ドル規模 | Novartis |
| 2025/02/11→04/28 | SpringWorks Therapeutics SWTX |
市販(Ph3進行) | Ogsiveo®, Ojemda®(希少がん) | オーファン指定(Ogsiveo, Ojemda) | $47/株 | 腫瘍 | 中~大 | Merck KGaA |
| 2025/01/13 | Intra-Cellular Therapies ITCI |
市販(Ph3適応拡大) | Caplyta®(ルマテペロン):気分障害、適応拡大 | — | $132 現金/株 | 中枢神経/精神科 | 大 | Johnson & Johnson(Janssen) |
| 2025/01/08 | Poseida Therapeutics PSTX |
Phase 1/2(CAR-Tプログラム) | オールジェニック CAR-T(血液がん・自己免疫・固形腫瘍) | RMAT指定, オーファン指定(P-BCMA-ALLO1) | 現金 $9.00/株 + 最大 $4.00/株 CVR | 細胞療法(CAR-T) | 大:CAR-T世界市場、拡大中 | Roche |
2025年の買収動向
2025年の買収の流れとしては、ある領域で大手製薬会社の買収が出ると、他の大手が似たような臨床段階のバイオ企業に追随して買収するディールが増えています。
例えば、MASH 領域では、2025年5月に未公開の Boston Pharmaceuticals が GSK に買収されました。それから数ヶ月後の9月には 89bio (ETNB) がロシュに買収されると、その後を追うように10月に Novo Nordisk が Akero Therapeutics (AKRO) の買収を同じくCVRで発表しています。
CAR-T 領域でも同様の “連鎖” が見られます。まず2025年6月に AbbVie が未公開の Capstan Therapeutics を最大約$2.1Bで買収し、in-vivo CD19 CAR-T(自己免疫)という新しいアプローチを本流に押し上げました。
これに続き、10月には BMS が未公開の Orbital Therapeutics を約$1.5Bで取得し、circRNA × tLNP を用いた in-vivo CAR-T(OTX-201) を取り込み、既存の ex-vivo CAR-T フランチャイズに “体内製造” という選択肢を重ねています。
結果として、自己免疫×CAR-Tの覇権を巡って、大手各社が臨床初期〜前臨床段階の資産であっても積極的に押さえに行く “フォロースルー型M&A” が顕在化しています。
2024年に買収されたバイオ企業の詳細
| 買収発表日 | 会社名/ティッカー | 臨床フェーズ | 買収されたパイプライン | 規制デザイン | 買収価格(1株) | 治療領域 | 市場規模 | 買収企業 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024/04/10 | Alpine Immune Sciences ALPN |
povetacicept(IgAN)P2→P3 へ | BAFF/APRIL 二重阻害(自己免疫) | —(※後年にBTD取得報道あり) | $65.00 | 腎(IgAN)/自己免疫 | 中〜大 | Vertex |
| 2024/04/02 | Cardior(非公開) | CDR132L(miR-132 阻害)P2 | 心不全/心筋リモデリング | —(非公開) | —(非公開;最大 €1.025B) | 循環器 | 特大 | Novo Nordisk |
| 2024/03/25(2024/05/23完了) | Landos Biopharma LABP |
NX-13(NLRX1 アゴニスト)P2 | 炎症性腸疾患(UC など) | Fast Track(社外発表ベースなし) | $20.42+CVR 上限$11.14 | 免疫/消化器 | 大 | AbbVie |
| 2024/03/19(2024/06/04完了) | Fusion Pharmaceuticals FUSN |
FPI-2265(PSMA RC)P2 | 放射性コンジュゲート(アクチニウム系) | — | $21.00+CVR $3.00 | がん(放射線標的) | 大 | AstraZeneca |
| 2024/02/12(2024/03/22完了) | CymaBay Therapeutics CBAY |
seladelpar(PBC)P3→NDA | PPARδ アゴニスト(Livdelzi) | BTD・Orphan(PBC) | $32.50 | 肝(胆汁うっ滞性疾患) | 中 | Gilead Sciences |
| 2024/02/07 | Redx Pharma(プログラム売却) | KRAS 阻害(前臨床) | G12D選択/ pan-KRAS プログラム | — | —(前臨床資産:前払$10M+最大$870M 里程金) | がん | 大 | Jazz Pharmaceuticals(プログラム買収) |
| 2024/01/22 | Inhibrx INBRX |
INBRX-101(AATD)P2 | α1-AT 欠乏症向け持続型 AAT | — | $30.00(+スピンオフ/追加CVR 条件) | 希少疾患(肺) | 小 | Sanofi |
| 2024/01/09 | Aiolos Bio(非公開) | AIO-001(TSLP 抗体)P2 | 好酸球性喘息 等 | —(非公開) | —(非公開;総額約$1B+マイルストン) | 呼吸器/免疫 | 大 | GSK |
| 2024/01/08 | Ambrx AMAM |
ARX517(PSMA ADC)P1/2 ほか | 抗体薬物複合体(PSMA/GRPR など) | — | $28.00 | がん | 大 | Johnson & Johnson |
| 2024/01/08 | Harpoon Therapeutics HARP |
HPN328(DLL3 TCE)P1/2 | TriTAC®/ProTriTAC®(T 細胞エンゲイジャー) | — | $23.00 | がん | 大 | Merck(MRK) |
| 2023/12/26(2024/02/22完了) | Gracell Biotechnologies GRCL |
GC012F(BCMA×CD19 CAR-T)P1/2 | 多発性骨髄腫/自己免疫向け自家 CAR-T | — | $10.00(ADS)+CVR $1.50 | がん/自己免疫 | 大 | AstraZeneca |
| 2023/12/22(2024/03/18完了) | Karuna Therapeutics KRTX |
KarXT(統合失調症)P3→NDA | ムスカリン作動薬複合(M1/M4) | — | $330.00 | 精神科 | 特大 | Bristol Myers Squibb |
