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【ACET】Adicet Bio のカタリストとロードマップ

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【ACET】Adicet Bio のカタリストとロードマップ

最新ニュースのハイライト

2026年3月:自己免疫Phase 1の登録は引き続き順調。ADI-001(prula-cel)は2026年1Hに臨床アップデート、2Hに追加アップデートを予定。LN/SLEでは外来投与が可能な試験運用でFDAと整合済み。

2026年3月:会社は2026年Q2にFDAとpivotal試験設計を協議し、規制当局の了解が得られれば、2026年2HにLNまたはLN/SLEでpivotal試験開始を見込むと案内。

2026年3月:ADI-212(PSMA “装甲”γδCAR-T)はスケジュールが更新され、2026年3Qに規制提出、2026年4QにPhase 1登録開始見込みへ。

2025年10月:ADI-001のLN/SLE初期データでは、7/7例でSLEDAI-2K/PGA改善、LN 5/5例で腎反応、ICANSなし、Grade 2以上CRSなしを示し、自己免疫向けoff-the-shelf CAR-Tとして注目度が上昇。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:prulacabtagene leucel(prula-cel/旧 ADI-001)— CD20標的の同種γδCAR-T。自己免疫(LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV/RA)を対象にPhase 1で展開中。

補足:ADI-212(PSMA標的“装甲”γδCAR-T)は前臨床の次世代固形がん候補で、2026年3Qに規制提出予定、4QにPhase 1開始見込み。ADI-270(CD70, ccRCC)は2025年7月に開発中止

主要指標
$158.5M
現金等・短期投資(2025/12/31)

2H 2027
ランウェイ目安

1H 2026
prula-cel 自己免疫Phase 1 臨床アップデート

3Q 2026
ADI-212 規制提出予定

臨床試験パイプライン
Phase 1
prula-cel(旧 ADI-001|CD20 CAR γδT)

対象:自己免疫(LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV/RA)

設計:単回投与。自己免疫プログラムは7適応で登録中。RAは別Phase 1で、cyclophosphamide単独 vs cyclophosphamide+fludarabineのリンパ球除去レジメンを評価。

最近の進捗:1H/2026にLN・SLE・SScアップデート予定、2H/2026に追加アップデート予定
規制:Fast Track:LN、SLE、SSc
重要論点:外来投与の実装、B細胞リセットの再現性、pivotal設計への移行

前臨床
ADI-212(PSMA “装甲”γδCAR-T|mCRPC)

対象:転移去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)

設計 / 特徴:次世代のgene-edited / armored固形がんプログラム。membrane-tethered IL-12MED12 disruption を組み合わせ、腫瘍微小環境での活性強化を狙う。

次ステップ:2026年3Q 規制提出 → 2026年4Q Phase 1登録開始見込み
差別化:PSMA領域で“装甲γδCAR-T”として差別化を狙う

優先開発

(中止)
ADI-270(CD70|ccRCC)

対象:腎細胞がん(ccRCC)

経緯:Fast Track取得・IND許可後も、2025年7月の戦略再編で開発中止。腫瘍領域のリソースはADI-212へ集中。

理由:資本効率を優先し、自己免疫のprula-celと固形がんのADI-212へ集中

開発終了

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ FDA評価 次のカタリスト 市場規模イメージ 市場評価
prula-cel(旧 ADI-001) 自己免疫(LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV/RA) Phase 1 Fast Track:LN、SLE、SSc 1H/2026 臨床アップデート、Q2 2026 FDA協議、2H/2026 追加データ / pivotal開始見込み 大:B細胞関連自己免疫の横断的市場 同種γδCAR-Tでoff-the-shelf / 外来投与 / one-time therapyを狙う点が最大の差別化。初期データは強いが、今後は症例数を増やした再現性とpivotal設計が評価の分岐点。
ADI-212 mCRPC 前臨床 3Q/2026 規制提出、4Q/2026 Phase 1登録開始見込み 大:前立腺がん領域 PSMAは競争激しいが、armored / gene-edited γδCAR-Tで差別化を狙う。現時点ではまだ前臨床色が強く、価値の本体はprula-cel側。
ADI-270 ccRCC 中止 Fast Track取得後に停止 中:腎細胞がん 資源再配分の一環で停止。腫瘍領域の評価軸は今後ADI-212へ完全移行。

ポイント

戦略の中心:企業価値の中心は完全にprula-cel(旧ADI-001)へ移行。自己免疫でのoff-the-shelf CAR-Tの先行ポジションが最大の見どころ。
資金状況:現金等・短期投資は$158.5M(2025/12/31)、ランウェイは2027年後半まで。
レギュラトリー:LN/SLEで外来投与の運用が可能な形でFDAと整合。2026年Q2にpivotal設計協議2H/2026にpivotal開始見込みが重要。
データで見るべき点:CRS/ICANSの低頻度維持、B細胞枯渇と免疫リセットの再現性、腎反応やSLEDAI/PGA改善の持続、疾患横断での一貫性、RAでconditioning軽量化が可能か。

開発ロードマップ
2025年10月

prula-cel(旧 ADI-001)初期データ公表

LN/SLEで有望な初期有効性と良好な安全性を提示。自己免疫の中核資産として位置づけが一段上昇。

2026年1H

prula-cel 自己免疫Phase 1 アップデート

LN・SLE・SSc中心の更新データ。症例数の積み上がりと外来投与運用後の安全性が焦点。

2026年Q2

FDAとpivotal試験設計を協議

LN単独か、LN/SLE横断かを含め、次相のregistrationalルートが明確化する重要タイミング。

2026年2H

prula-cel 追加アップデート / pivotal開始見込み

追加データ公表に加え、規制当局の了解が得られればLNまたはLN/SLEでpivotal試験開始へ。

2026年3Q

ADI-212 規制提出

mCRPC向け次世代PSMA “装甲”γδCAR-T のIND等提出を予定。

2026年4Q

ADI-212 Phase 1 登録開始見込み

固形がん領域の新しい評価軸。初期安全性と実行力が注目点。

〜2027年後半

資金ランウェイ

prula-celの自己免疫データ拡充とADI-212立ち上げまでを賄う見通し。

注目すべきカタリスト
短期(2026年1H)
prula-cel自己免疫Phase 1アップデート。LN/SLE/SScでの症例追加、腎反応、SLEDAI/PGA、CRS/ICANS、外来投与運用の実証が焦点。

中期(2026年Q2〜2H)
FDAとのpivotal設計協議と、LNまたはLN/SLEでのregistrationalルート具体化。これが最重要の評価変曲点。

中長期(2026年3Q〜4Q)
ADI-212の規制提出とPhase 1立ち上げ。prula-cel一極から、固形がんにも再びオプション価値を持たせられるかがポイント。