
Crescent Biopharma (CBIO) のビジョンは、がん患者に次世代の治療法を届けることで、世界をリードするオンコロジー企業を築くことです。
Crescent は、2025年6月16日に GlycoMimetic との合併を完了しました。同社のパイプラインには、主力プログラムである PD-1×VEGF 二重特異性抗体に加え、新規の抗体薬物複合体(ADC)が含まれています。
複数のモダリティと既存の標的を活用することで、Crescent は固形がんの幅広い適応に対し、単剤療法または併用レジメンの一部として、変革的な可能性を持つ治療法を迅速に開発・推進することを目指しています。
2025年6月:GlycoMimeticsとの統合を完了し、Crescent Biopharmaとして上場。CBIOとして新体制に移行。
2025年12月:Kelun-Biotechとの提携および$185M私募を発表。CR-003導入とCR-001/ADC併用戦略を加速。
2026年1月:主力候補CR-001がFDA INDクリアを取得。グローバルPhase 1/2試験の開始体制が整う。
2026年1月:CR-003 / SKB105が中国でIND承認を取得。Greater ChinaでのPhase 1/2開始準備が進展。
2026年2月:CR-001 ASCEND試験で初回患者投与を公表。Crescentの臨床開発が本格始動。
2026年2月26日:FY2025 Q4 / 通期業績と事業ハイライトを発表。2028年までの資金見通しを提示。
2026年中:会社は追加で3本の試験開始を見込んでおり、CR-002単剤、CR-003単剤、最初のCR-001 ADC併用試験が焦点。
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:CR-001(PD-1 × VEGF 二重特異抗体)— 固形がんを対象としたPhase 1/2開発品。Crescentの中核資産であり、将来のIOバックボーン候補。
補足:CR-002(PD-L1標的ADC)、CR-003 / SKB105(ITGB6標的ADC)が続き、いずれも単剤に加えてCR-001との併用戦略が前提となる構造。
対象:固形がん(肝細胞がん、胆道がん、胃がん、大腸がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、卵巣がん、NSCLCなど)
作用:PD-1阻害 + VEGF阻害を1分子で実現するtetravalent bispecific antibody
対象:PD-L1高発現を含む固形がん
作用:PD-L1標的ADC(トポイソメラーゼ系ペイロード)
対象:ITGB6高発現の固形がん
作用:ITGB6標的ADC(fully human IgG1 + 切断型リンカー + topoisomerase payload)
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CR-001 | 固形がん(HCC、BTC、胃がん、大腸がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、卵巣がん、NSCLC 等) | Phase 1/2 | ASCEND:最大約290例、dose-escalation → backfill → dose-optimization | 初期臨床で安全性確認中。PD-1/VEGF二重阻害として免疫関連AEや血管系AEに留意 | 単剤でPoC取得を狙う中核資産。将来はADC群との併用バックボーン戦略 | 大:主要固形がん領域 | 会社の中心資産。 初回本格データ目安:2027年Q1 |
| CR-002 | PD-L1高発現を含む固形がん | 前臨床 → 2026年後半にPhase 1/2予定 | 2026年半ば IND提出予定 → 2026年後半 P1/2開始予定 | ADCクラスとして骨髄抑制、消化器毒性、肝機能変動、ILD等を重点監視想定 | 単剤開発に加え、将来的にCR-001との併用展開を想定 | 大:オンコロジーADC領域 | 自社創製ADCの主力候補。 PoCデータ目安:2027年後半 |
| CR-003 / SKB105 | ITGB6高発現の固形がん | Greater China:Phase 1/2開始準備〜初期段階 Crescent地域:導入直後 / 自社治験前 |
中国でIND承認済み。Greater ChinaでP1/2開始予定 | ADCクラス毒性に加え、標的発現組織に応じたオフターゲット影響を監視 | 単剤でPoC取得を目指し、2027年前半にCR-001併用P1/2開始予定 | 中〜大:固形がんADC領域 | Kelun導入の中核ADC。 Greater China PoC目安:2027年Q1 |
| CR-001 + ADC併用 | 固形がん | 未開始 | 2026年後半 最初の併用試験開始予定 | 二重抗体 + ADCの重複毒性、免疫関連AE、骨髄抑制等の管理が重要 | CR-001をIOバックボーンとして、CR-002 / CR-003との併用差別化を追求 | 大:差別化コンボ戦略 | CBIOの将来価値の核。 初期併用データ目安:2027年末まで |
- 戦略の軸が明確:CR-001をIOバックボーン候補とし、CR-002 / CR-003を単剤+併用で積み上げる構造。
- Kelun提携が大きい:CR-003導入だけでなく、CR-001とADC群の単剤・併用開発を同時に加速できる体制を確立。
- 財務余力:2025年12月末の現金は$213.2Mで、会社計画ベースでは2028年まで運営資金の見通し。
現時点でご提示情報には主要ファンドの保有明細までは含まれていませんが、CBIOは2025年12月の$185M私募を通じて開発資金と外部支援基盤を確保した点が重要です。投資家目線では、短期の評価軸は売上ではなく、2027年Q1のCR-001初期PoC、CR-003のGreater China PoC、その後のCR-001 + ADC併用データに集約されます。つまりファンドの見方としては、現段階では「商業化企業」ではなく、初期臨床データで大きく再評価されるタイプの銘柄として捉えるのが自然です。
GlycoMimeticsとの統合完了
Crescent Biopharmaとして上場し、CBIOの新体制がスタート。
Kelun提携 / $185M私募
CR-003導入とCR-001/ADC併用戦略を支える資金・事業基盤を整備。
CR-001 INDクリア / ASCEND初回投与
FDA INDクリア取得後、グローバルPhase 1/2試験が始動。CR-003も中国でIND承認。
CR-002 IND提出
PD-L1標的ADCであるCR-002が臨床入りへ。自社ADC戦略の本格展開が始まる見込み。
CR-002 Phase 1/2開始 / 最初のCR-001 ADC併用試験開始
会社が示す2026年の主要運営マイルストーン。単剤だけでなく併用戦略が臨床段階へ。
初期PoCデータ群の読み出し
CR-001初期PoC、CR-003 Greater China PoC、続いてCR-001 + CR-003併用開始、2027年後半にCR-002 PoC、2027年末までに初期併用データの予定。
CR-001 ASCEND試験の進捗、CR-002 IND提出、CR-002 Phase 1/2開始、最初のCR-001 ADC併用試験開始
CR-001の初期安全性・PK/PD・早期抗腫瘍活性、CR-003のGreater China PoCデータ
CR-002 PoCデータ、CR-001 + CR-003併用開始、CR-001 ADC併用の初期データ、registration-enabling studiesへの進展可能性
