Gmail でかなり怪しい迷惑メールが「Google 独自の基準で重要と判断しました」と判断され、メールの受信ボックスに入っていていました。Gmail は通常、自動的に迷惑メールを弾いてくれるので、通常怪しい詐欺紛いのメールは受信ボックスには表示されないため、かなり動揺し驚きました。
その時に受信したメールのアカウントは「Z XX」、outlook.jp からのメールでしたが、タイトルや内容がかなり謎というか、屈辱されて訴訟で敗訴したみたいな、詐欺メール、フィッシングメールとはまた違った、一瞬 ??? となり、メールを見ると困惑するような内容でした。
Gmail の強力なスパムフィルター
通常、Gmail は強力なスパムフィルターで怪しいメールを「迷惑メール」フォルダに自動振り分けしてくれますが、まれに本来弾かれるべきメールが受信トレイに入ってしまうことがあります。
Gmail が「重要」と判断する基準
ではなぜ今回、「Google 独自の基準で重要と判断しました」と表示されたのでしょうか?それには以下のような原因があります。
・送信者の過去のやりとり
以前そのアドレスとやりとりがあると、重要度が高く判定されることがあります。
・開封や返信の履歴
似た形式のメールを開封した履歴があると、学習により重要扱いされやすくなります。
・他のユーザーの行動
同じメールが他のユーザーにとって重要だった場合、あなたにも適用されることがあります。
・差出人が偽装されていた
一見「安心な送信者」に見せかけている場合、Google の判定が誤ることもあります。
今回のケース : どうしてセンシティブな迷惑メールが「重要」と判断されるのか?
私が受け取った迷惑メールは、「屈辱」とか「訴訟」とか「敗訴」とかいうセンシティブな内容の迷惑メールでしたが、このような深刻そうな内容のメールを、Google が本人に重要だと勝手に判断して、Gmail の「重要マーク」や「重要と判断しました」として受信ボックスに表示された可能性が高いです。
1. 強い言葉が含まれていた
「訴訟」「敗訴」「請求」など、緊張感や行動を促すワードは、Gmail のアルゴリズムが「注意を向けるべき内容」と誤って判断する可能性があります。これは、詐欺メールの常套手段でもあります。
2. HTML構成やフォーマットが本物っぽい
見た目が正式な通知風(弁護士や政府名義など)だと、スパムフィルターの回避に成功してしまうことがあります。
3. 似たメールを過去に開封した履歴がある
1度でも誤って開いてしまった履歴があると、それに似た内容のメールが「重要」に分類されることも。
4. なりすましメールが SPF/DKIM を通過している
詐欺業者がうまく送信ドメイン認証(SPF/DKIM)をクリアしていると、正規のメールと誤判定されるリスクが高まります。
対処方法
迷惑メールに報告する。対象メールを開き、右上の「︙」メニューから「迷惑メールを報告」を選択すると、Google のAIフィルターが学習し、今後の同様メールの受信を防げます。
「重要」のマークを自分で外す。重要ラベルを外すと、Gmail が今後の重要度の判定に反映させてくれます。気になる場合は、メールのヘッダーを確認しましょう。技術的に詳しければ、メールの「元のメッセージを表示」からヘッダーを見て、なりすまし(SPF/DKIM/DMARC)の有無をチェックするのも有効です。
まとめ
つまり、Gmail は強力なスパムフィルターで知られていますが、このように網の目を掻い潜って通過してしまう迷惑メールや詐欺メールもあることを知っておく必要があります。
Gmail の「重要」は「信頼できる」という意味ではまったくありません。その表示に惑わされず、内容が不審な場合は開かずに通報・削除するのが最善です。