2026年9月14日:SZN-8141の初回臨床試験 DUET(NCT07817121)がClinicalTrials.govに登録。現在はNot yet recruiting。最初のPhase 1部分ではDME患者9例を対象に、3つのsingle ascending dose cohortを予定。試験開始予定日は2026年10月30日、primary completionは2027年8月31日。
2026年9月8日:SZN-8141のINDをFDAへ提出。対象は糖尿病黄斑浮腫(DME)。Surrozenは、前臨床中心の企業からfirst-in-human臨床開発へ移行する重要局面に入った。
2026年8月6日:2026年Q2決算を発表。6月30日時点の現金・現金同等物は$102.0M。DUET Phase 1b/2aを2026年末までに開始し、SZN-8141の初期臨床データを2027年後半に発表する計画を明示。
2026年7月:米国PTABが、MerckによるSurrozenのUS Patent No. 12,297,278に対するpost-grant review(PGR)開始請求を却下。FZD/Wntマルチスペシフィック抗体群を支える重要IPについてSurrozen側にポジティブな決定となった。
2026年6月:提携先Boehringer IngelheimがSZN-413のPhase 1試験を開始。開発マイルストンが発生し、Surrozenは$5Mを2026年7月に受領。
2026年5月:ARVO 2026でSZN-8141の追加前臨床データを発表。Wnt活性化+VEGF阻害の組み合わせが、Wnt単剤または抗VEGF単剤と比較して、正常網膜血管再生と病的新生血管抑制の双方で強い活性を示した。
2026年3月:Boehringer IngelheimがSZN-413のIND-enabling GLP toxicologyを良好に完了し、Surrozenに$5Mマイルストンが発生。
2026年Q1:既存ATMを通じて約$26.9Mを追加調達。さらに2026年3月、新たに最大$50MのATMプログラムを設定。
2025年3月:眼科パイプラインへ集中するため総額$175Mの2トランシェ私募を契約。第1クロージングでgross約$76.4Mを調達。第2トランシェは約$98.6Mで、SZN-8141のINDについて2026年10月31日までにFDA clearanceを得ることが主要条件。
承認済み製品:なし(初期臨床開発段階)
主力候補:SZN-8141
FZD4介在Wntアゴニスト+抗VEGFの二機能抗体。
DMEを対象にIND提出済みで、
first-in-human DUET試験の開始を準備中。
将来的にはwet AMDなどへの展開も想定。
SZN-8143:
FZD4アゴニスト+抗VEGF+抗IL-6の三重特異性候補。
DME / wet AMD / UMEなどを対象とする前臨床プログラム。
SZN-413:
FZD4 Wntアゴニスト。
Boehringer Ingelheimにライセンスされ、
2026年6月にPhase 1開始。
旧パイプラインのSZN-043(肝疾患)とSZN-1326(IBD)は終了・縮小し、
現在はWnt × ophthalmologyへ経営資源を集中。
DMEを対象にFDAへ申請
試験開始予定
safety+初期biological / clinical activity
+2026年7月にBIから$5M受領
対象:
糖尿病黄斑浮腫(DME)、wet AMDなどの網膜血管疾患
作用:
FZD4介在Wntアゴニズム+VEGF阻害。
正常網膜血管の修復・安定化+病的血管漏出・新生血管抑制
を1分子で狙う。
2026年9月8日提出済み
DME患者9例予定。
3つのsingle ascending dose cohortで評価。
TEAE、安全性、PK、免疫原性。
BCVA、central subfield thickness(CST)などの
初期有効性指標も評価。
会社計画では治療歴のないDME患者約60例を対象に、
SZN-8141の2用量をVabysmo(faricimab)と比較する
randomized / double-masked dose expansionを予定。
2027年後半 初期臨床データ
対象:
DME / wet AMD / UME
作用:
FZD4アゴニスト+抗VEGF+抗IL-6の
三重特異性抗体。
Wntによる血管修復、
VEGF阻害による病的新生血管・漏出抑制、
IL-6阻害による炎症抑制を1分子で行う。
前臨床開発を継続。
現時点で具体的なIND提出時期は未公表。
SZN-8141がclinical proof-of-conceptを示した場合の
next-generation ophthalmology asset。
対象:
網膜血管関連疾患
作用:
FZD4を標的とするWntアゴニスト型二重特異性抗体
IND-enabling GLP toxicology完了により
$5Mマイルストン
Phase 1開始。
FZD4 / Wnt biologyのヒトでの検証段階へ。
upfront $12.5M+最大約$587Mの
development / regulatory / commercial milestones+
mid-single digit〜low-double digit royalty。
BIは2026年のPhase 1開始に伴うマイルストンについて
契約上の救済条項を理由に50%減額を主張。
Surrozenはこの解釈を否定しており、
将来のマイルストン・ロイヤルティを巡る契約上のリスクが存在。
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
SZN-8141 FZD4+VEGF |
DME / wet AMD |
IND提出済み DUET Phase 1開始準備 |
IND:2026/9/8提出 Part 1:SAD / DME 9例 Part 2:約60例予定 / Vabysmo対照 |
眼内炎症、IOP、視力低下、 網膜構造変化、systemic exposure、 ADAなど |
硝子体内投与。 Part 1はsingle dose。 Part 2では反復投与を予定。 |
特大 DME / wet AMDを中心とする大型抗VEGF市場 |
SRZN最大の価値ドライバー。 Wntによる血管修復+VEGF阻害が ヒトでも成立するかが最大の論点。 初期データ:2027 H2 |
|
SZN-8143 FZD4+VEGF+IL-6 |
DME / wet AMD / UME | 前臨床 |
前臨床開発中。 IND時期は未公表。 |
眼内炎症、免疫原性、 IOP、VEGF / IL-6阻害関連リスク |
硝子体内投与を想定。 単一分子で3経路を同時制御。 |
特大 |
SZN-8141成功時の next-generation asset。 炎症性コンポーネントまでカバー可能。 |
|
SZN-413 BI提携 |
網膜血管疾患 | Phase 1 |
Boehringer Ingelheimが 開発・製造・規制・商業化を担当。 |
初期Phase 1で眼内安全性、 systemic exposure、 immunogenicity等を評価 |
硝子体内投与 | 特大 |
FZD4/Wntの外部validation。 一方でBIとのマイルストン・ロイヤルティ減額を巡る 契約解釈の対立には注意。 |
| SZN-043 | 重症アルコール性肝炎 |
Phase 1b終了 開発中止 |
開発終了 | — | — | — | 眼科ピボットに伴い終了。 |
| SZN-1326 | IBD |
Phase 1 中断 |
開発縮小 | 肝酵素上昇など | — | — |
現在は非中核。 Ophthalmologyへ資源集中。 |
-
前臨床企業から臨床企業へ:
SZN-8141のINDを2026年9月8日に提出。
SZN-413もBI主導でPhase 1入りしており、
SRZNは「前臨床だけの会社」ではなくなった。 -
最大の短期カタリストはSZN-8141のFDA clearance:
IND clearanceが
2025年PIPE第2トランシェ約$98.6Mの
発動条件になっている。
契約上の期限は2026年10月31日。 -
DUETは患者で直接PoCを狙う:
健常人ではなくDME患者を対象とし、
BCVAやOCT / CSTなど
初期有効性を示唆できる指標をPhase 1から取得。 -
Phase 2aではVabysmo比較:
会社計画では治療歴のないDME患者約60例で
SZN-8141の2用量をVabysmoと比較。
早い段階で既存標準治療に対する競争力を評価できる。 -
SZN-413は重要な外部validation:
Boehringer IngelheimがGLP toxを通過させ、
Phase 1まで自費で開発を進めており、
FZD4 / Wnt biologyへのBig Pharmaによる外部評価となっている。 -
ただしBI契約リスクが浮上:
BIは契約上の救済措置を理由として
一部マイルストンおよび将来支払いの減額を主張。
Surrozenはその解釈を否定している。 -
IPリスクは一段低下:
MerckによるUS Patent No. 12,297,278への
PGR開始請求をPTABが2026年7月に却下。
マルチスペシフィックWnt抗体群のIP防衛上ポジティブ。 -
資金面は改善:
2026年6月末現金$102.0M。
さらにIND clearanceによって
約$98.6MのPIPE第2トランシェが
入る可能性がある。 -
ATMも確保:
2026年Q1に旧ATMから約$26.9Mを調達。
さらに最大$50Mの新ATMを設定しており、
資金アクセスは強い一方で将来的な希薄化余地は残る。
SRZNは引き続き
専門バイオファンド色の非常に強い株主構成。
2026年Q2のSEC開示では、
The Column Group関連主体だけで
約28.7%をbeneficially ownしている。
2025年の大型PIPEには、
The Column Group、Venrock Healthcare Capital、
RA Capital、Vivo Capital、5AM Ventures、
Samsara BioCapital、Spruce Street、Braidwell
などの専門投資家が参加。
ATMによる追加希薄化はあるものの、
専門ファンドが資本構成の中心にいる状況は変わっていない。
これまで専門ファンドは主に
「前臨床データ+Wnt/FZD4 biology」に投資していたが、
現在は
SZN-8141 IND clearance → DUET開始 → 2027年H2初期臨床データ
というhuman proof-of-conceptを評価する段階へ移行している。
SZN-413 GLP tox完了 / 資金強化
Boehringer IngelheimがSZN-413の
IND-enabling GLP toxicologyを完了。
$5Mマイルストン発生。
SRZNは旧ATMから約$26.9Mを追加調達。
SZN-413 Phase 1入り / SZN-8141 ARVOデータ
SZN-413がBI主導でPhase 1開始。
ARVOではSZN-8141の
Wnt+VEGF dual mechanismによる
前臨床データを発表。
6月末現金は$102.0M。
SZN-8141 IND提出
2026年9月8日にFDAへINDを提出。
9月14日にDUET(NCT07817121)が
ClinicalTrials.govへ登録。
IND clearance / DUET開始
FDAによるIND clearanceが最大の短期イベント。
2026年10月31日までに条件を満たせば、
PIPE第2トランシェ約$98.6Mが
発動する可能性。
DUET Phase 1のClinicalTrials.gov上の
study start予定日は
2026年10月30日。
DUET dose escalation
Phase 1 single ascending dose cohortsを進め、
安全性・PK・BCVA・CSTなどを評価。
データに基づきPhase 2a dose expansionへの移行を判断。
SZN-8141 初期臨床データ
DUETから安全性・忍容性・PKに加えて、
BCVA、CST、網膜血管画像などの
初期biological / clinical activityを評価。
SRZNにとって、
Wnt/FZD4 biologyがヒトでも有効であるかを判断する
最初の本格的human proof-of-conceptイベント。
SZN-8141 INDのFDA clearance / clinical holdの有無。
clearanceは約$98.6M PIPE第2トランシェにも直結。
DUET Phase 1 first-patient dosing、
dose escalation開始、
SZN-413 Phase 1の進捗、
BIとのマイルストン・ロイヤルティ問題の進展。
DUET Part 1 dose escalation、
Phase 2a dose expansionへの移行判断、
SZN-8143の前臨床・IND-enabling進展。
SZN-8141初期臨床データ。
safetyだけでなくBCVA / CST / OCT-Aなどで、
Wnt+VEGFのhuman biological activityが確認できるかが最大の焦点。
