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Webull 証券口座開設のメリットについて調べてみました

Webull 証券口座開設のメリットについて調べてみました

何と、Webull (ウィブル) 証券が日本版アプリを公開し証券口座も作れるようになった!という情報を知り、確認してみると2023年4月28日にプレスリリースを出していて、全世界で3500万人のユーザー数を誇る人気の投資アプリを日本で提供開始したようです。

Webull の金融情報アプリは、日本の投資家の間でもかなり人気で使われていると思うのですが、私もその一人で、主に Webull デスクトップアプリを普段使ってトレードをしています。Webull デスクトップアプリの画面はこんな感じです↓

今回は祝 Webull 証券日本上陸!ということで、Webull 証券の口座を開設するメリットと注意点について、ざっくり調べてみたことを共有致します。

Webull (ウェブル) とは?

Webull Corporation は、ケイマン諸島で設立され、ニューヨークに本社を置く持株会社です。その子会社は、モバイルアプリやデスクトップコンピュータからアクセスできる電子取引プラットフォームを運営し、株式、上場投資信託、オプション、証拠金、暗号通貨の手数料無料・低コストの取引を提供しています。

米国に拠点を置く子会社、Webull Financial LLC は、米国証券取引委員会に登録し FINRA および SIPC に加盟する証券取引業者で、米国内の顧客に対して取引サービスを提供。また香港とシンガポールに取引サービスを行うライセンス子会社を持っています。

Webull は、Xiaomi や Shunwei Capital、その他中国のプライベートエクイティ投資家から支援を受けている中国の持株会社 Fumi Technology が所有しています。同社は、2017年5月24日にアリババグループの元社員である Wang Anquan によってデラウェア州の有限責任会社として設立されました。

Webull (ウェブル) ってアメリカの証券会社のアプリだと認識していたのですが、moomoo 証券 (Futu Holdings) のように (Futu の創始者李華氏はテンセントの元従業員) 金融系のアプリって中国の大手ハイテク出身の人が手掛けているんですね。恥ずかしながら調べるまで全く知りませんでした …

しかしも Webull も結局、2020年のコロナ相場で世界的な株式投資ブームで、投資アプリ Robinhood (ロビンフッド)、Webull (ウェブル)、moomoo (ムームー) などが流行ったと思うのですが、正にこの流れにあったんですね。Webull って、もっと昔からあって使われているアプリだと勘違いしていました。

以上のように振り返ると、2020年のコロナ相場で、上記のような便利な金融情報アプリが登場してきたんですね!

Webull 証券のメリット

以下では、Webull 証券のメリットについてざっくりと見ていきます。

Webull アプリが非常に見やす

個人的には、Webull のアプリがめちゃめちゃ見やすくて、Webull に出会ってからは、このアプリをメインに使用しています。チャートやウォッチリスト、ボリューム、指数の動きなど、トレードする際は必ず Webull アプリを見てトレードしています。

米国市場と同じ時間外取引でプレイできる

Webull 証券であれば、米国市場と同じ時間外取引でプレイすることができます。サマータイムの場合、日本の大手ネット証券で唯一プレマーケットおよびアフターマーケットでの取引が可能なマネックス証券では、プレマーケット取引は、通常取引が始まる1時間半前の日本時間21:00から可能です。

一方の Webull 証券であれば、プレマーケットは日本時間 17:00〜23:30 まで取引が可能です。これは SPAC 銘柄や MEME 株などを短期でトレードする個人投資家には魅力的です。

特定口座 (源泉徴収あり) が選べる

Webull 証券では、特定口座 (源泉徴収あり) を選ぶことができます。特定口座 (源泉徴収あり) を選ぶことで、面倒な売買等で生じた利益に対する所得税や住民税を証券会社が源泉徴収して納付してくれます。

日本株の取扱いも開始

2023年6月5日には、米国株式 (現物取引) に加えて、日本株式 (現物取引) の取扱いを開始しました。

注意点

Webull 証券の注意点としては、外国株取引手数料が1注文につき、売買代金の0.25%(税抜)の国内手数料がかかり、手数料の上限がないことです。どういうことか?というと、日本の証券会社 (SBI証券) の外国株取引手数料と比較してご紹介します。

・SBI 証券の場合

例えば、SBI 証券の場合「外国株取引手数料」は、約定代金の0.45%(税込0.495%)

・最低手数料:0ドル
・上限手数料:20ドル(税込22ドル)

となっており、MAXで20ドル(税込22ドル)の手数料がかかります。例えば、10万円の外国株式を購入する場合、手数料は10万円 x 0.495% = 49.5円となります。また、50万円の外国株式を購入する場合、手数料は5,000ドル x 0.495% = 247.5円となりますが、上限手数料が20ドル(税込22ドル)であるため、実際に支払う手数料は22ドルになります。

・Webull 証券の場合

Webull 証券の場合「外国株取引手数料」は、1注文につき、売買代金の0.25%(税抜)の国内手数料がかかります。注意点としては、手数料の上限がないことです。

つまり、取引金額に応じて手数料が計算されます。例えば、10万円の株式を購入する場合、手数料は10万円 x 0.25% = 250円となります。ただし、Webull 証券には手数料の上限がないため、取引金額が大きくなるほど、手数料も大きくなることに注意が必要です。

気になった点

Webull 証券の取り扱い銘柄を調べてみたのですが、「LUNR」という宇宙SPAC銘柄 (Intuitive Machines 月面探査の企業) は扱ってないみたいですね。SBI証券では扱いがあるのですが。この銘柄だけ稀で、後はほぼ扱っているのかもしれません。

雑感

以上のようなメリットと注意点を総括すると、デイトレなど短期で頻繁にトレードするトレーダーにはかなり向いているようです。実際にペニー株やSPAC株などを短期でトレードする人は既に口座を開設して Webull 証券でトレードをしているようです。

確かに、これまでも SPAC 銘柄や MEME 株などをプレイする際は、早くからプレマーケットで意中の銘柄にインし、ザラ場で急騰したタイミングで利確する、というようなことが散見されました。Webull 証券であれば、海外のトレーダーと同じタイミング (早いプレマーケット) でこれらの銘柄にベットすることが可能です。(現在は SPAC、MEME 株などは低空飛行気味ですが)

Webull 証券のプロモーションによると、現在「米国株式手数料0円プログラム」のキャンペーンを行っているようで、エントリー不要で、口座開設を行うと米国現物株式取引手数料が3ヶ月間無料だそうです。(※このリンクはアフィリエイトではありません)

先日 moomoo 証券、SNS型米国株投資アプリ Woodstock などが日本上陸していた件をお伝えしたのですが、金融アプリの市場も群雄割拠なんですね。便利な証券会社や金融アプリの登場で、個人投資家もどの証券会社を選ぶか?どのアプリを使うか?が試されますね。とはいえ、稼いでるトレーダーは Market Smith (マーケットスミス) 一択だと思いますが …

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