2024年10月4日:Reneoとの合併クローズと同時に$65Mのプライベート投資を実行。ティッカーは OKUR に変更し、PI3KαH1047R選択阻害剤 OKI-219 の臨床推進資金を強化。
2024年12月:SABCS 2024でPIKture-01(P1a/1b)の初期安全性・薬力学アップデートと、前臨床併用データを公表(H1047R選択性・耐糖能影響の低減可能性を示唆)。
2025年8月:Q2’25アップデートで、PIKture-01 の用量漸増継続と拡大コホート計画を再確認。乳がん(H1047R)を中心に、内分泌療法/抗HER2薬との併用アームを運用中。
備考(資本構成):合併・増資後の持分は、旧OnKure株主53.6%、旧Reneo株主25.1%、新規投資家21.3%(概算)。
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:OKI-219(PI3KαH1047R 選択阻害剤)— 進行固形がん(特に乳がん H1047R サブセット)を対象。
補足:構造ベース創薬パイプラインの存在を示唆(詳細非開示)。
対象:進行固形がん(特に乳がん H1047R)
作用:PI3KαH1047R 変異選択阻害(WTに対し>100倍選択性の非臨床)
対象:乳がん(H1047R、HR+/HER2+ サブセット)
作用:変異選択PI3Kα阻害 × 内分泌/抗HER2 併用
対象:H1047R以外の分子層・併用戦略の拡張余地
作用:構造ベース創薬に基づく選択的阻害の追求
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
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OKI-219(PI3KαH1047R 選択) | 進行固形がん(乳がん H1047R 中心) | Phase 1a/1b | 適応探索型 P1(単剤→拡大併用) | クラス留意:高血糖・皮疹・下痢 等を重点監視 | 経口単剤 → Fulvestrant/Trastuzumab 併用 | 中〜大:乳がんH1047Rサブセットは臨床現場で明確な需要 | 変異“超選択”による有効域拡大と毒性低減の両立に期待 |
OKI-219 併用(内分泌/抗HER2) | HR+/HER2+ 乳がん(H1047R) | Phase 1b | 拡大コホートで早期PoC探索 | 併用特有のAESI(肝酵素・消化器・皮膚)を管理 | 標準治療との併用最適化(順序/タイミング検討) | 大:乳がん主要サブタイプ | 既承認標準治療との相乗・耐性克服の可能性 |
次世代 PI3Kプログラム | 固形がん(H1047R以外の分子層も視野) | Preclinical | 前IND準備 | 非臨床で代謝・皮膚・消化器関連を精査 | 経口想定/将来の複合レジメンを設計 | 中〜大:オンコロジー中核領域 | 分子選択性と安全性の最適化で差別化余地 |
- 創薬上の独自性:PI3KαH1047R “変異選択”阻害という明快な差別化。WT抑制に伴う代謝毒性の低減が鍵。
- 臨床設計:単剤 → HR+/HER2+乳がんへの併用拡大で、早期から実臨床に近い組合せを検証。
- 資本構成:合併と$65Mの増資で臨床資金を確保。上位持分は旧OnKure/旧Reneo/新規投資家の三者構成。
合併・増資の枠組み上、上位株主は旧OnKure投資家、旧Reneo株主、新規プライベート投資家で構成(概算:53.6% / 25.1% / 21.3%)。機関の保有比率は四半期13F/13G/13D開示で更新確認が必要。戦略投資家の追加参入や保有比率の変化は、拡大コホートの初期データや資金調達イベントがトリガーになりやすい。
Reneoとの合併クローズ & $65Mプライベート投資
NASDAQティッカーをOKURへ。臨床資金と上場基盤を確立。
SABCS 2024(臨床・前臨床発表)
PIKture-01 初期所見と H1047R選択性データを提示。
PIKture-01 用量漸増 → RP2D選定
忍容性/PD/初期有効性を踏まえ RP2D を確立、拡大へ。
拡大コホート 初期データ
ORR/CBR と糖代謝指標を含む差別化シグナルの確認。
適応拡張・提携/資本戦略
乳がん中心から他の H1047R サブセットへ展開。提携/ライセンス/M&A選択肢を検討。
PIKture-01 用量漸増の進捗、RP2D選定の可視化
拡大コホートの初期有効性(ORR/CBR)、忍容性と糖代謝プロファイル
適応拡張、共同開発・地域ライセンス、戦略的選択肢(M&A含む)