承認済み製品 / 現状
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:RP-A501(AAV9・LAMP2B 遺伝子治療)— Danon病(心筋症)。
補足:RP-L201(LAD-I|自家HSCレンチウイルス)BLA優先審査履歴/RP-L102(FA-A)・RP-L301(PKD)は 追加投資保留で再優先付け中。
主要臨床成績
Reg P2
RP-A501(Danon病)試験段階
2025/08/20
FDA 臨床保留 解除(減量・逐次投与で再開)
Q3–Q4 2025
RP-A501 再投与開始・初期安全性アップデート
Q2 2025
ポートフォリオ再配分(FA/PKDを一時スローダウン)
臨床試験パイプライン
Phase 2(Registrational)
RP-A501(Danon病)
対象:Danon病(LAMP2B欠損による心筋症)
投与:AAV9ベクターによる全身投与(免疫抑制併用)
設計:単群・多施設・約12例/減量+逐次投与(少なくとも4週間間隔で3例)
主要評価:安全性(肝/免疫関連)・心機能(LVEF)・線維化(CMR)・バイオマーカー
進捗:臨床保留解除 2025/08/20 → サイト再開・再投与へ
BLA(Priority Review 履歴)
RP-L201(LAD-I)
対象:白血球接着不全症I型(LAD-I)
所見:自家HSCへのCD18導入(レンチウイルス)。BLA受理・優先審査の履歴があり、最新判断はIR継続確認。
安全性:移植関連合併症・感染管理に留意
次ステップ:規制当局の追加要求に応じた更新
Phase 1/2(開発継続・再優先付け)
RP-L102(FA-A)/RP-L301(PKD)
対象:Fanconi 貧血A型/ピルビン酸キナーゼ欠損症
所見:臨床での実績がある一方、資源再配分により追加投資を保留。パートナーリング等を検討。
進捗:Q2 2025 アップデートで優先度を調整
次ステップ:外部資金/提携・助成金などの選択肢評価
ポートフォリオ再編下で継続検討
パイプライン早見表
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RP-A501(AAV9・LAMP2B) | Danon病(心筋症) | Phase 2(Registrational) | 単群・多施設・約12例/減量+逐次投与で再開 | 肝酵素上昇、補体系活性化/CLS様、感染・発熱、心機能悪化の監視 | 免疫抑制レジメン(例:ステロイド他)併用で投与 | 希少だが重篤でアンメット大 | 安全性最適化×持続ベネフィットの両立が承認可否の鍵 |
RP-L201(自家HSCレンチウイルス) | LAD-I | BLA(Priority Review 履歴) | 自家HSC採取→導入→前処置→再輸注 | 移植関連毒性、感染、血液学的回復遅延 | 専門施設での造血幹細胞移植プロセスに準拠 | 超希少小児領域 | 規制履歴は強み/追加要求次第で時間軸変動 |
RP-L102(FA-A)/RP-L301(PKD) | Fanconi貧血A型/ピルビン酸キナーゼ欠損症 | Phase 2 / Phase 1/2(いずれも再優先付け中) | 自家HSC遺伝子導入療法 | 移植関連・感染・骨髄抑制 | レジメン最適化・長期追跡 | 希少疾患 | 資源再配分で進度調整、提携が鍵 |
ポイント
- 最大カタリスト:RP-A501 の臨床保留解除(2025/08/20)後の再投与・初期安全性アップデート(Q3–Q4 2025)。
- 安全性重視:AAV治療の特性上、肝・免疫・感染イベントの低減と管理が最重要。減量+逐次投与が鍵。
- ポートフォリオ再編:FA/PKDの追加投資保留で資源をRP-A501に集中。LAD-IはBLA優先審査履歴が基盤。
開発ロードマップ
完了:2025年8月20日
RP-A501 臨床保留 解除
減量+逐次投与プロトコールで試験再開承認。
2025年Q3–Q4
RP-A501 再投与開始・初期安全性アップデート
少なくとも4週間間隔で3例を順次投与、安全性を段階的に確認。
2026年
登録進捗・初期有効性の読出し
心機能・線維化・機能評価の初期データに基づき規制協議を更新。
ポスト-2026
レジストラショナル完遂 → 申請方針の具体化
安全性最適化が確認されれば、BLA時期の具体化へ。
注目すべきカタリスト
短期(〜2025年Q4)
RP-A501 再投与・初期安全性アップデート/サイト再開状況
RP-A501 再投与・初期安全性アップデート/サイト再開状況
中期(2026年)
RP-A501 初期有効性(LVEF・CMR・バイオマーカー・機能指標)
RP-A501 初期有効性(LVEF・CMR・バイオマーカー・機能指標)
長期(2026年〜)
規制協議の前進(BLAパス具体化)/HSC系プログラムの提携・資金計画
規制協議の前進(BLAパス具体化)/HSC系プログラムの提携・資金計画