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ステーブルコインが主流になると何が起こるのか?

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ステーブルコインが主流になると何が起こるのか?

2025年、新たにトランプ政権になったことで暗号通貨関連に追い風の流れが来ています。クラフト・ベンチャーズのパートナーであるデイビッド・サックス氏がホワイトハウスAI・クリプト担当責任者に就任したことも非常に大きいと思います。

ビットコインが高値を更新している中でも「ステーブルコイン」に注目が集まっています。ステーブルコインとは、価格が安定している仮想通貨のことで、例えば1ドルに連動するよう設計されているため、ビットコインのような激しい値動きはありません。

では、このステーブルコインが社会の主流になったとき、私たちの生活や企業活動、そして金融の仕組みはどう変わるのでしょうか?この記事で詳しく解説します。

大手企業も「通貨」を発行する時代に

ステーブルコインが当たり前の存在になると、Apple や Amazon、Walmar といった企業が独自のステーブルコインを発行する未来も見えてきます。まるでそれぞれの企業が自分の国の「お金」を作るようなものです。

すると、企業間でこんな競争が起きるでしょう?

・どのコインが一番便利か?
・どのコインが一番安全で信頼できるか?
・どのコインが一番お得に使えるか?(ポイント還元、利回りなど)

こうして、ステーブルコインはただの「デジタル通貨」ではなく、「企業のサービス競争の武器」になっていきます。

通貨が「貯金」も「支払い」もこなす時代に

昔は「ドルや円」は銀行に預けて貯金するか、買い物に使うかのどちらかでした。でもステーブルコインはその両方が可能です。例えば、お財布にUSDC(ドルと連動したステーブルコイン)を入れておけば、

→ USDC対応のプリペイドカードなどを使えば、コンビニやオンラインショップでも間接的に支払いが可能
→ DeFi(分散型金融)を通じて、USDCを預ければ年利数%の利回りを得ることもできる

つまり、「お金のあり方」が一気に効率的になるのです。

ステーブルコインの未来ビジョン

ステーブルコインをどのように普及させるかについても、複数の「考え方」があり、すでに企業や国、技術者の間で競争が始まっています。

1. USDCのような「一強支配型」
世界中で1つの信頼できるステーブルコインが使われるべきという考え。Googleが検索を支配したように、USDCが通貨のグローバル標準になろうとしています。

【関連記事】CoinbaseとUSDCが描く「デジタルドル時代」:ステーブルコインが変える未来の金融

2. 企業ごとの「分散型モデル」
企業ごとに独自のステーブルコインを発行し、相互に接続することで、より柔軟なエコシステムを作るというビジョン。

3. 複数の「コンソーシアムモデル」
複数の企業が共同で管理するステーブルコインを発行する、バランス型のアプローチ。

このように、将来どの方式が主流になるかはまだ分かりません。

「お金で利益を生む」時代の新しい選択肢

もし人々が「利回り(利益)」を求めるなら、ステーブルコインよりトークン化された国債やマネーマーケットファンドのほうが有利なケースも出てきます。つまり今後は、

・ただ便利なステーブルコイン
・高利回りを狙えるデジタル資産

この2つの間でどこに資産を置くか?という選択と競争が加速していくでしょう。

まとめ:ステーブルコインが主流になると…

企業が「通貨」を発行 → 大手企業が自社コインを発行し、囲い込み戦争が始まる
お金の役割が変わる → 1つのコインで「貯金」も「支払い」も可能になる
利回り争いが加速 → ステーブルコイン vs トークン国債などで金融商品間の競争が進む

ステーブルコインが主流になれば、私たちが「お金とは何か?」と考え直すような時代がやってくるかもしれません。通貨はもはや「国」が発行するものだけではなくなり、「企業」や「ネットワーク」が発行する新たな “経済のOS” になる可能性があるのです。