承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:VG-3927(経口TREM2アゴニスト)— アルツハイマー病(AD)向け。Phase 1 良好(2025年Q1)→ 2025年Q3に Phase 2 開始計画(Sanofi主導)。
補足:VGL101(iluzanebart, TREM2アゴニストmAb, ALSP)は Phase 2(IGNITE)で主要/バイオマーカー目標未達(2025年Q2)。買収スコープ外となり Amgen へ返還。会社は 2025年8月6日に Sanofi により買収クローズ。
対象:アルツハイマー病(AD)/ 健常(初期)
投与:経口小分子 TREM2 アゴニスト
対象:ALSP(CSF1R 変異)
所見:主要/バイオマーカー目標未達(2025年Q2)、OLE 停止
内容:前臨床〜初期臨床の統合データ
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | FDA評価 | 市場規模イメージ | 市場評価 |
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VG-3927(経口TREM2アゴニスト) | アルツハイマー病(AD) | Phase 1 完了 → Phase 2(2025年Q3 計画) | 一部臨床保留は解除済み(2025年Q1);P2 準備完了 | 特大:AD 領域 | 初期臨床で安全性/脳内到達/TE を確認。Sanofi が買収し P2 を推進予定。 |
VGL101(iluzanebart, TREM2 mAb) | ALSP(CSF1R 変異) | Phase 2(IGNITE)未達 → OLE 停止 | — | 小〜中:希少疾患(ALSP) | 主要/バイオマーカー目標未達(2025年Q2)。買収スコープ外 → Amgen へ返還。 |
Sanofi は 2024年に戦略投資(優先交渉権)→ 2025年Q2 に全社買収発表 → 2025年Q3 に買収クローズ。コアは経口 TREM2 アゴニスト VG-3927 で、AD におけるマイクログリア活性化という差別化仮説に賭ける構図。
一方、VGL101(mAb)は ALSP の P2 で未達となり、プログラムは買収対象外のまま Amgen に返還。今後の価値創出は VG-3927 の P2 PoC に集約。
VG-3927 前臨床(IND-enabling)
候補選定、GLP毒性/安全性・PK/PD・脳内移行性(BBB)評価、TREM2活性化の非臨床データ整備を完了。IND 提出(→ 2023年Q4に Phase 1 開始)。
VG-3927 Phase 1 良好
安全性・脳内到達・ターゲットエンゲージメントを確認、Phase 2 準備完了。
VGL101(ALSP)IGNITE:主要/BIOM 未達
OLE 停止。買収スコープ外の方針を確認(Amgen へ返還)。
Sanofi 買収クローズ(2025-08-06)
VG-3927 は Sanofi の神経領域 PoC 資産として移管。
VG-3927 Phase 2 開始(計画)
AD 患者での PoC 検証を開始。デザイン/主要項目は Sanofi 主導で確定。
中間解析・次段階判断
有効性シグナル・BIOM 一貫性に基づき後期開発方針を決定。
確証試験/申請の検討
Phase 2 PoC 成功を前提に、確証試験設計・申請戦略を策定。
(完了)VG-3927 Phase 1 データ確定、AD/PD 口演
VG-3927 Phase 2 開始(Q3)、組入れ開始/初期安全性アップデート
VG-3927 P2 中間解析(有効性/バイオマーカー整合性)→ 後期開発判断