
リード候補薬「Oxylanthanum Carbonate(OLC)」前回の PDUFA アクションは2025年6月28日に設定されていました。
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:Oxylanthanum Carbonate(OLC、経口リン吸着剤)— 透析下CKDの高リン血症。
補足:UNI-494(ミトコンドリアKATP活性化・静注想定、AKI/DGF予防で P2 準備)。
対象:透析下CKDの高リン血症
作用:経口リン吸着剤(低錠数設計)
NDA提出 → CRL受領(2025/06/30)。2025年10月のType A 面談で、
指摘は第三者製造ベンダーに関する単一のCMC欠点に限定されると確認。
臨床・非臨床・安全性データについて新たな問題なし。
年内のNDA再提出に向け準備中。対象ベンダーはEU査察で欠点なしと報告されており、
是正計画を含む再提出パッケージを最終化中。
2025年Q4:NDA再提出/受理。
2026年上期:新PDUFA日(優先審査付与の可否を含む)決定見込み。
対象:急性腎障害(AKI)、腎移植後の遅発性移植腎機能(DGF)
作用:ミトコンドリアKATP活性化(静注想定)
2026年:P2設計・パートナー連携の方針を開示見込み。
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Oxylanthanum Carbonate(OLC) | 透析下CKDの高リン血症 | NDA(CRL対応) |
Type A 面談は完了。CRLの指摘は第三者製造ベンダーに関する 単一のCMC事項のみと確認済みで、2025年末までのNDA再提出と 2026年上期のPDUFA取得を目指す。 |
主に消化器系AE、長期の金属曝露・Ca/Pバランスを監視。 | 経口・低錠数。既存リン吸着剤からの切替/併用を想定。 | 中〜大:透析患者の高リン管理市場。 |
査読付きP2(CJASN)およびオープンラベル試験で >90%がリン管理達成。 ASN Kidney Week 2025 では、従来薬比で ピル体積7分の1・ピル数2分の1と大幅なピルバーデン低減を報告。 CRLは臨床ではなくCMC中心。 |
| UNI-494(ミトコンドリアKATP活性化) | AKI/腎移植後DGFの予防 | Phase 1 完了 → Phase 2 準備 | PoC P2 を計画(ODD:DGF)。 | 循環/代謝/肝腎系イベントを重点監視。 | 周術期・移植時の短期IV投与を想定。 | 中:周術期AKI・DGFの高未充足領域。 | 新機序×長期特許(〜2040)で守りを強化。 |
規制対応に集中:
OLC の CRL は第三者製造ベンダー起因の単一CMC事項であることが Type A 面談で再確認された。年内NDA再提出と、2026年上期の新PDUFA設定を見込む。
差別化:
査読誌P2およびオープンラベルピボタルで>90%がリン管理達成。ASN Kidney Week 2025データでは、従来リン吸着剤と比較しピル体積7分の1・ピル数2分の1と明確な低ピルバーデンを示し、アドヒアランス/コスト対効果で優位性を狙う。
セカンドパイプの防御力:
UNI-494 はODD+新特許(〜2040)で価値維持。2026年の P2 設計・提携方針が価値の分岐点。
財務余力:
Q3’25 時点の現金は$42.7Mで、会社ガイダンスでは2027年までのランウェイを確保。規制対応とOLC商業化準備を自力で進められる体制。
OLC:CRL 受領(CMC指摘)
臨床ではなく第三者製造の是正要件が中心。
OLC:P2データの査読誌掲載/CJASN
>90%でリン管理達成・低ピルバーデンを報告。
Type A 面談(FDA)・ASN Kidney Week 2025
CRLの指摘が単一CMC事項に限定されることを確認し、年内NDA再提出で合意。ASNではピル体積7分の1・ピル数2分の1の新データを発表。
OLC:NDA 再提出
合意要件に基づきNDAを再提出し、受理〜審査入りを目指す。
OLC:新PDUFA日設定〜審査進捗
優先審査付与の可否を含めPDUFA日が設定され、承認可否の見通しが明確化。
UNI-494:P2 設計・パートナー戦略
AKI/DGF を想定したPoC設計、連携・資金計画の更新。
OLC NDA 再提出(年内)、FDAによる受理通知、CMC是正内容の追加開示。
新PDUFA日設定、審査進捗アップデート、製造体制の冗長化完了、UNI-494 の P2 設計開示。
OLC の承認可否および上市タイミング、UNI-494 P2 開始・初期データ、OLC 商業化戦略/提携の可能性。
