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【PHVS】Pharvaris カタリストとロードマップ

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【PHVS】Pharvaris カタリストとロードマップ

ハイライト

2026年1月12日:2026年の戦略優先事項を提示。オンデマンド(IR)NDA提出(2026年Q2目安)予防(ER)P3トップライン(2026年Q3)AAE-C1INH(CREAATE P3)継続などを明確化。

2025年12月3日:RAPIDe-3(P3)トップライン陽性を発表。症状改善開始中央値 1.28時間、EoP 17.47分、完全消失中央値 11.95時間、単回投与で治療完結 83%、救済治療なし 93.2%

2025年11月:CREAATE(AAE-C1INH、P3)開始(予防=ER、オンデマンド=IRを同一プログラム内で評価)。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:deucrictibant(経口・小分子 ブラジキニンB2受容体拮抗薬)— HAE(遺伝性血管性浮腫)を中心に、オンデマンド(IR)予防(ER)で“2プロダクト化”。

補足:適応拡大として AAE-C1INH(後天性血管性浮腫)でも Phase 3 を進行中。

主要臨床成績
2025年Q4
RAPIDe-3(P3)トップライン(オンデマンド:IR)

2026年Q2 目安
米国NDA提出(オンデマンド:IR、RAPIDe-3+RAPIDe-2 を根拠)

2026年Q3
CHAPTER-3(P3)トップライン(予防:ER)

2027年Q2 目安
運転資金の目処(2026年優先事項開示ベース)

臨床試験パイプライン
Phase 3(pivotal)
deucrictibant IR(オンデマンド:HAE急性発作)— RAPIDe-3

対象:HAE(12歳以上)

作用:ブラジキニンB2受容体拮抗(経口・小分子)

主要結果:症状改善開始中央値 1.28時間、EoP 17.47分
セカンダリー:完全消失中央値 11.95時間/単回投与で治療完結 83%/救済治療なし 93.2%
次読出し:2026年Q2 目安 NDA提出(追加解析は学会等で順次)

Phase 3(pivotal)
deucrictibant ER(予防:HAE)— CHAPTER-3

対象:HAE(12歳以上)

作用:ブラジキニンB2受容体拮抗(ER錠で濃度維持)

デザイン:81例2:1で ER 40mg vs プラセボ/24週
関連:CHAPTER-4(長期OLE)で長期安全性・有効性をフォロー
次読出し:2026年Q3 トップライン予定

Phase 3(pivotal)
deucrictibant(AAE-C1INH)— CREAATE

対象:AAE-C1INH(後天性血管性浮腫:C1-INH欠損)

作用:ブラジキニンB2受容体拮抗(予防=ER、発作時=IR)

構成:Part 1:ER 40mg(予防)/Part 2:IR 20mg(クロスオーバーでオンデマンド評価)/Part 3:OLE
進捗:開始:2025年Q4(リクルート継続)
次読出し:登録進捗・中間アップデート(会社開示ベースで随時)

HAEに続く適応拡大で“希少疾患×同一MoA”の横展開

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
deucrictibant(IR) HAE:オンデマンド(急性発作) Phase 3(pivotal) RAPIDe-3(P3)+既存試験(RAPIDe-2 等)を根拠に申請 クラス留意:過度の血管作動性シグナル遮断に伴う症状、肝機能、薬物相互作用などを重点監視(開示ベース) 経口単回投与中心(必要時追加投与の設計)。“速さ”を訴求 中〜大:HAEオンデマンド市場 トップラインで速効性が強い印象。
NDA提出目安:2026年Q2
deucrictibant(ER) HAE:予防(長期プロフィラキシス) Phase 3(pivotal) CHAPTER-3(P3、24週)+ CHAPTER-4(OLE) 長期投与での安全性(感染・肝機能・併用薬)を継続監視 1日1回(ER)で濃度維持、発作抑制を狙う 大:HAE予防市場 「予防×経口」で差別化余地。
トップライン:2026年Q3
deucrictibant(ER/IR) AAE-C1INH:予防+オンデマンド Phase 3(pivotal) CREAATE(Part1/2/3)で同一プログラム内に両用途を内包 希少疾患の背景(併存症・併用薬)を踏まえた安全性評価が重要 予防=ER、発作時=IR(用途で剤形を最適化) 小〜中:超希少だが未充足が大きい領域 HAEでの実績を“横展開”できるかが鍵(レギュラトリーの確度含む)

ポイント
  • 1本の有効成分で2製品化:IR(オンデマンド)とER(予防)で、用途別に最適化した“プロダクト設計”。
  • 2026年は「申請×P3 readout」の年:オンデマンドNDA(2026年Q2目安)+予防P3トップライン(2026年Q3)が価値を決める。
  • 適応拡大のオプション:AAE-C1INH(CREAATE P3)で希少疾患横展開を狙う。
  • 規制デザイン:ブラジキニン介在性血管性浮腫で、米FDA/EU/Swissmedicのオーファンドラッグ指定に言及。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションからの考察を加えて

ここでは個別ファンド名や保有比率の一次データ(13F/大口報告)を未確認のため断定は避けますが、PHVSのような希少疾患×後期開発(P3/申請)局面では、以下の見方が有用です。

イベント前の新規大口(申請前/トップライン前)=「結果に賭ける」よりも確度とバリュエーションの歪みを見ている可能性
既存大口の追加=データ/規制パスの見通しが強化されたシグナルになりやすい
売却/減少=イベント通過後のリスク低減(利益確定)か、競合(オンデマンド/予防)の見立て変化の可能性

もし「このファンドの開示(13G/13D/Form4/13F)」を貼っていただければ、タイミング(申請前か、P3 readout前か)サイズ感から、より踏み込んで解釈します。

開発ロードマップ
完了:2025年Q4

RAPIDe-3(Phase 3)トップライン

オンデマンド(IR)で主要/副次評価項目を達成。申請準備を加速。

開始:2025年Q4

CREAATE(AAE-C1INH、Phase 3)開始

Part 1(予防:ER)+Part 2(オンデマンド:IR)+Part 3(OLE)で適応拡大を推進。

2026年Q2 目安

オンデマンド(IR)の米国NDA提出

RAPIDe-3+既存試験を根拠に申請。追加解析は学会等で順次提示。

2026年Q3

CHAPTER-3(予防:ER、Phase 3)トップライン

24週の発作抑制効果が、予防市場での差別化(経口×有効性/忍容性)を左右。

2026年Q4〜

申請後の進捗アップデート / 市販化準備

規制当局との対話進展、商業化体制、長期データの蓄積(CHAPTER-4/OLE)を継続。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年Q2)
オンデマンド(IR)NDA提出、RAPIDe-3の追加解析(サブグループ/患者体験/再投与率など)

中期(2026年Q3)
CHAPTER-3(予防:ER)トップライン → “予防市場で勝てるプロファイルか”の評価

長期(2026年Q4〜)
規制審査の進展、長期データ(OLE)蓄積、AAE-C1INH(CREAATE)登録進捗/結果