
承認済み製品 / 現状
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:VAX-31(31価肺炎球菌コンジュゲートワクチン)— 成人(IPD+肺炎)および乳児。
補足:VAX-24(24価PCV・乳児P2)、VAX-A1(A群溶連菌:前臨床・進捗一時停止)、VAX-GI(シゲラ:前臨床・進捗一時停止)、VAX-PG(歯周病:前臨床・中止)。
主要臨床成績
Q4 2025
VAX-31 成人 Phase 3 開始(非劣性ピボタル)
Q4 2025
VAX-24 乳児P2 追加データ(Dose3 OPA/Dose4 IgG・OPA)
2026
VAX-31 成人P3 最初のトップライン(免疫原性・安全性)
Mid 2028
運転資金の目処(ランウェイ:2028年中頃まで)
臨床試験パイプライン
Phase 3(開始予定)
VAX-31(成人:31価PCV)
対象:成人の侵襲性肺炎球菌疾患(IPD)および肺炎
作用:多価コンジュゲート(キャリア節約設計)で広範血清型をカバー
進捗:EoP2完了、Q4 2025に非劣性ピボタル開始予定
規制:成人でBTD取得、2025/05に肺炎適応まで拡大
次読出し:2026 最初のトップライン(免疫原性・安全性)
Phase 2
VAX-31(乳児:31価PCV)
対象:乳児(3+1スケジュール)
作用:31価コンジュゲートで乳児の広域予防を目指す
進捗:用量最適化アーム(4.4/3.3µg)を追加し感応性を最大化
設計:主要3回接種+ブースト(3+1)で免疫原性・安全性評価
次読出し:2027 Q1–Q2 トップライン(主要+ブースト)
Phase 2
VAX-24(乳児:24価PCV)
対象:乳児(PCV20対比の免疫原性・安全性)
作用:24価コンジュゲートでPCV20を上回る血清型カバー
トップライン:2025/03/31 陽性(安全性はPCV20同等、良好な免疫原性)
追加解析:Q4 2025 Dose3後OPA/Dose4後IgG・OPA
乳児領域のバックアップ/差別化補完
パイプライン早見表
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VAX-31(成人:31価PCV) | 成人(IPD+肺炎) | Phase 3 準備完了 → Q4 2025開始 | 非劣性ピボタル(免疫原性・安全性)/BTD(肺炎まで拡大) | 注射部位反応、発熱、全身症状など一般的PCVイベント | 筋注(IM)1回接種中心、リスク層で追加投与検討余地 | 特大:成人PCV市場 | Prevnar20/Capvaxive対比で31価の広カバレッジが差別化 |
| VAX-31(乳児:31価PCV) | 乳児(3+1) | Phase 2 | 用量最適化アーム(4.4/3.3µg)追加 | 発熱・局所反応など小児PCVの一般的反応性を監視 | 3+1(標準スケジュール) | 特大:乳児定期接種市場 | 用量最適化で応答底上げ、トップライン:2027 Q1–Q2 |
| VAX-24(乳児:24価PCV) | 乳児 | Phase 2 | PCV20対比の免疫原性・安全性 | 局所・全身反応は概ねPCV20同等 | 3+1(試験準拠) | 大:乳児PCV | 2025 Q1 トップライン陽性、Q4 2025 追加データ |
| VAX-A1(GASワクチン) | A群溶連菌 | 前臨床(進捗一時停止) | 資本配分見直しで一時停止(権利維持) | 全身反応・発熱等のクラスリスクを非臨床で評価 | 投与経路・スケジュールは探索段階 | 中:上気道・咽頭領域 | PCV集中のため保留、将来の再開オプション |
| VAX-GI(シゲラ) | 腸管感染 | 前臨床(進捗一時停止) | 資本配分見直しで一時停止 | 発熱・消化器イベントを非臨床で監視 | 投与経路・スケジュールを検討 | 中:途上国・小児中心 | PCV優先で一時停止 |
| VAX-PG(歯周病) | 歯周病 | 前臨床(中止) | 有効性シグナル不足で終了 | — | — | ニッチ | 資源再配分を反映 |
ポイント
- 規制の後押し:VAX-31(成人)はBTD取得済みで、2025/05に肺炎まで適応拡大。
- 集中と選択:PCVに経営資源をシフト(VAX-A1/VAX-GIは一時停止、VAX-PGは中止)し、ランウェイをMid 2028まで延伸。
- 差別化:血清型カバレッジ31価+キャリア節約設計で免疫干渉と製造負荷に配慮。成人P1/2で強い免疫原性シグナル。
開発ロードマップ
完了:2025年Q1
VAX-24 乳児 Phase 2 トップライン
安全性はPCV20と同等、良好な免疫原性を確認。年内に追加解析へ。
2025年Q4
VAX-31 成人 Phase 3 開始
非劣性ピボタルで免疫原性・安全性を主要評価。
2026年Q1–Q4
成人P3 中間〜最初のトップライン
免疫原性・安全性の初回読出し。Lonza商用スイートはEarly 2026に完成見込み。
2027年Q1–Q2
VAX-31 乳児 Phase 2 トップライン
主要3回+ブーストの免疫原性・安全性を総括。
2026年以降
成人P3 追加読出し → BLA 準備
2026–2027のデータで提出可否を判断。
注目すべきカタリスト
短期(〜2025年Q4)
VAX-31 成人P3開始、VAX-24 乳児P2の追加データ公表
VAX-31 成人P3開始、VAX-24 乳児P2の追加データ公表
中期(2026年Q1–Q4)
VAX-31 成人P3 最初のトップライン/Lonza製造スイート稼働
VAX-31 成人P3 最初のトップライン/Lonza製造スイート稼働
長期(2027年Q1–Q2〜)
VAX-31 乳児P2 トップライン → 成人P3の追加読出しとBLA準備
VAX-31 乳児P2 トップライン → 成人P3の追加読出しとBLA準備
