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【INAB】IN8bio カタリストとロードマップ

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ハイライト

2026年1月12日:新規診断GBM(INB-200/INB-400関連)のPhase 1/2横断データ更新を発表。リピート投与群で mPFS 13.0か月(対照6.6か月)などを提示。

2025年12月19日:γδT cell engager「INB-619」の前臨床〜IND準備を加速するため、最大$40.2Mの私募(初回$20.1M+追加トランシェ条件付き)を発表。

2025年2月11日:INB-100(AML/移植後メンテナンス)Phase 1の更新結果を発表。AMLでCR維持・長期追跡(追跡中央値20.1か月など)を強調。

2024年9月4日:臨床パイプラインの優先順位付けを発表。INB-100を最優先に資源集中し、GBMの一部(INB-400)は登録停止(suspend)+パートナー探索へ。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:INB-100(同種γδT細胞)— AMLなど造血幹細胞移植(HSCT)後メンテナンス(再発抑制)を狙う。

補足:GBM領域(INB-200/INB-400)は有望な生存データを提示する一方、2024年の方針として INB-100優先INB-400登録停止パートナー探索を明確化。新規軸として INB-619(γδT cell engager)を前臨床〜IND準備で推進。

主要臨床成績
2026年Q1
GBM:Phase 1/2横断データ更新(リピート投与群で mPFS 13.0か月 等を提示)

2026年(通年)
INB-100:長期追跡アップデート(症例の積み上げ+対照コホート設計の具体化)

2026年
INB-619:動物モデル初期データ → FDA初期相談(会社計画)

2027年上期
運転資金の目安(初回トランシェ前提の会社開示)

臨床試験パイプライン
Phase 1(investigator-sponsored)
INB-100(同種γδT:移植後メンテナンス)

対象:AMLなど(HSCT後の再発抑制/メンテナンス)

作用:同種γδT細胞を用いた免疫再建・再発抑制アプローチ

直近:AMLでCR維持・長期追跡(追跡中央値20.1か月など)を強調
安全性(AESI):細胞治療の主要懸念であるCRS/ICANSが前面の課題になりにくい点を訴求(詳細はリリース参照)
次イベント:2026年 長期追跡更新/対照コホート追加・レジ試験設計の具体化

最優先プログラムとして資源集中

Phase 1
INB-200(自家DeltEx DRI γδT:GBM)

対象:新規診断GBM(手術後の局所投与+標準治療と併用)

作用:薬剤耐性化(DRI)を特徴とする自家γδT細胞アプローチ(DeltEx)

直近:リピート投与群でPFS/OS改善を提示(Phase 1/2横断解析)
安全性(AESI):DLTなし、CRSなし、ICANSなし、重篤な治療関連AEなし(会社開示)
次イベント:2026年 データ成熟+FDA相談(加速承認を含む臨床パスの議論の可能性)

Phase 2(登録停止:suspend)
INB-400(自家DeltEx DRI γδT:GBM)

対象:新規診断GBM(後期の枠組み)

作用:INB-200と同系統(自家DeltEx DRI γδT)

進捗:2024年の方針で登録停止(suspend)を明記。以降は追跡とパートナー探索が中心
次イベント:2026年 パートナー契約/再開方針(共同開発・別設計等)の方向性

パートナー探索の進展が株価材料になりやすい

前臨床〜IND準備
INB-619(γδT cell engager)

対象:腫瘍(CD19標的の言及あり)+自己免疫も視野

作用:γδT細胞を標的細胞へ“つなぐ”engagerコンセプト(前臨床)

資金:2025年Q4に私募(最大$40.2M、初回$20.1M+追加トランシェ条件付き)
2026年:動物モデル初期データ → FDA初期相談(会社計画)
2027年:IND目標(pivotal動物データ→IND提出の可能性)

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
INB-100(同種γδT:移植後メンテナンス) AMLなど(HSCT後の再発抑制) Phase 1(investigator-sponsored) 移植後メンテナンスの脱リスク設計(長期追跡+対照コホートの組み込みを計画) CRS/ICANS、GVHD、感染症、血球減少などを重点監視(細胞治療の一般的AESI) HSCT後のメンテナンスとして投与 → 標準移植成績(歴史対照/対照コホート)との比較を明確化 中〜大:移植後再発抑制は未充足が大きい 最優先プログラム。
次の焦点:2026年 長期追跡更新+レジ試験設計
INB-200(自家DeltEx DRI γδT:GBM) 新規診断GBM(手術後局所投与+標準治療) Phase 1 Phase 1/2横断データで有効性シグナルを提示 → FDA相談で次段階(加速承認含む)を検討 DLT、CRS、ICANS、脳浮腫/神経学的AE、感染症などを重点監視 局所投与+標準治療(SOC)と併用。リピート投与の最適化が論点 大:GBMはアンメットが極大 データは強いが、資源配分と開発体制がカギ。
次の焦点:2026年 FDA相談の結果
INB-400(自家DeltEx DRI γδT:GBM) 新規診断GBM(後期の枠組み) Phase 2(登録停止:suspend) 登録停止後は追跡継続+パートナー探索(共同開発/再設計/再開) 神経学的AE、CRS/ICANS、感染症、局所投与関連イベント (計画上)局所投与を含む設計。今後はパートナー条件で設計が変わる可能性 “再開・共同開発”のニュースが株価材料。
次の焦点:2026年 パートナー進展
INB-619(γδT cell engager) 腫瘍(CD19標的の言及)+自己免疫も視野 前臨床〜IND準備 2026:動物データ→FDA初期相談(計画)/2027:IND目標 免疫過剰活性(CRS様)、オフターゲット免疫毒性、血液/肝毒性など(クラス一般) engagerとして投与設計を構築(前臨床)。将来はγδT細胞の活性化・動員戦略が論点 中〜大:engager領域は競争が激しいが成功時の拡張性が高い 私募の資金使途の中心。
次の焦点:2026年 前臨床データ

ポイント
  • 資源集中の明確化:2024年にINB-100最優先へ。GBM(INB-400)は登録停止+パートナー探索で資本効率を重視。
  • 近い株価ドライバー:INB-100の長期追跡更新(症例積み上げ)と、GBMのFDA相談・パートナー進展
  • 中期の新エンジン:INB-619(engager)は2026年の前臨床データ2027年INDが主な時間軸。追加トランシェが条件付きのため、科学イベントと需給要因が同時に効きやすい。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションの“読み”は、(1)2025年Q4の私募参加者(開示範囲内)、
(2)13D/13G(アクティビスト/大口の意思)、
(3)直近の資源集中(INB-100最優先)と整合するか、
の3点で評価すると分かりやすいです。
※本テンプレでは、具体的なファンド名・保有比率は未記載(追加で“ファンド一覧/13F・13D/13G”情報をご提示いただければ、この欄に反映します)。

開発ロードマップ
2024年Q3

臨床パイプラインの優先順位付け(INB-100最優先)

INB-100へ資源集中を明確化。GBM(INB-400)は登録停止(suspend)+パートナー探索へ。

2025年Q1

INB-100 Phase 1 データ更新

AMLでCR維持・長期追跡(追跡中央値20.1か月など)を強調。安全性(CRS/ICANS等)の観点も含めてアップデート。

2025年Q4

INB-619 推進のための私募(最大$40.2M)

初回$20.1M+追加トランシェ条件付き。INB-619(γδT cell engager)のIND-enabling〜IND準備を加速。

2026年Q1

GBM(INB-200/INB-400関連)Phase 1/2 横断データ更新

リピート投与群でmPFS/OSの改善を提示。安全性ではDLT/CRS/ICANSなし等を明記。

2026年(通年)

INB-100 長期追跡更新/GBMのレジ戦略・パートナー探索

INB-100は症例の積み上げと追跡更新が主戦場。GBMはFDA相談(加速承認含む臨床パス)と、共同開発/再開方針が焦点。

2027年

INB-619:pivotal前臨床 → IND 目標

2026年の動物データとFDA初期相談を踏まえ、決定的データの取得〜IND提出を目標(会社計画)。

注目すべきカタリスト
短期(2026年Q1–2026年Q2)
GBM:更新データの解釈(FDA相談の準備)/私募資金の投入進捗(INB-619の前臨床立ち上げ)

中期(2026年Q3–2026年Q4)
INB-100:長期追跡アップデート(症例追加・対照コホートの具体化)/GBM:パートナー契約またはレジ方針の確定

長期(2027年〜)
INB-619:pivotal前臨床→IND(追加トランシェ条件の充足可否も含めて重要イベント)