
2026年1月20日:Hercules Capitalとの最大US$125Mのデット・ファシリティ拡大を発表。改定時にUS$25Mを受領し既存債務をリファイナンス。追加の非希薄化資金は、detalimogeneの2026年Q3–Q4のBLA提出および2027年の商業化準備を後押し。
2025年12月22日:FY2025業績と事業アップデートを発表。LEGEND pivotal cohort(Cohort 1)の登録125例が完了。現金等+11月資金調達の資金で2028年Q3–Q4までのランウェイを見込み、現金ポジションUS$342.4Mを開示。
2025年11月:LEGEND 試験 Cohort 1(pivotal cohort)のpost-amendment患者(n=62/37)のデータを更新。任意時点CR率63%(n=62)、6か月CR率62%(n=37)を報告。
2025年11月:FDAのCDRP(CMC Development and Readiness Pilot)プログラムに採択(CMC準備の早期協議を促進)。
2025年11月:公募(普通株+プレファンド・ワラント)をクローズ。価格は$8.50/株(ワラントは$8.4999)で、アンダーライターのオプションフル行使後の純手取額US$140.1Mを報告。
2025年9月:Chief Medical Officer(CMO)として Hussein Sweiti, M.D., MSc を任命(NMIBC領域の開発・規制対応経験を強化)。
2024年:detalimogene voraplasmid が FDA よりRMAT 指定+Fast Trackを取得し、単一 Phase 2(pivotal cohort)からの BLA パスを志向。
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:detalimogene voraplasmid(旧EG-70)— 非ウイルス性遺伝子治療(DDX®プラットフォーム)による高リスク非筋層浸潤性膀胱がん(NMIBC:BCG不応CIS±乳頭状病変)を対象。
補足:DDX®キャリアを用いた尿路領域の追加ターゲット(Urological targets)は前臨床レベルで検討中だが、現時点のバリューは実質的に detalimogene が中心。
対象:BCG不応の高リスクNMIBC(CIS単独、またはCIS+乳頭状病変)
作用:DDX®キャリアで膀胱内に遺伝子を導入し、局所免疫反応を誘導(膀胱内投与の非ウイルス遺伝子治療)
対象:高リスクNMIBC(CIS)でのBCG未治療(2a)およびBCG曝露歴はあるが不十分な患者(2b)
作用:同上(膀胱内遺伝子治療による局所免疫活性化)
対象:BCG不応の高リスクNMIBCのうち乳頭状病変のみ(papillary-only)の患者
作用:同上
対象:NMIBC以外の尿路腫瘍・炎症性疾患など(候補検討段階)
作用:膀胱/尿路粘膜に対する非ウイルス性遺伝子デリバリーの横展開
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| detalimogene voraplasmid(膀胱内遺伝子治療) | BCG不応高リスクNMIBC(CIS±乳頭状病変) | Phase 2(pivotal cohort) | pivotal cohort(125例)をBLAの土台にする設計。RMAT+Fast Trackに加え、CDRP(CMC協議枠)も活用。 | 全125例でTRAE 42%、投与中断1.6%、投与中止0.8%を報告(主に局所/軽中等度が中心の想定)。 | 膀胱内注入単剤。将来的にBCGやシステム治療とのシーケンス/併用最適化の余地。 | 中〜大:BCG不応NMIBCは膀胱摘除回避ニーズが高い。 | 最大の株価ドライバーは2026年Q3–Q4のpivotal更新+BLA提出(会社計画)。 |
| detalimogene – LEGEND Cohort 2a / 2b | BCG未治療/BCG曝露歴あり高リスクNMIBC(CIS) | Phase 2 | 探索的コホート(登録:2a=30例、2b=45例)。将来の適応拡大やポジショニング検証用。 | pivotalに準じた安全性モニタリング(尿路局所AEなど)。 | BCG前後での投与シーケンスを含め、実臨床に近い運用を検討。 | 大:BCG-naïve / inadequate 集団は未充足が大きい。 | 中長期の「ラベルの厚み」を作る役割(pivotalの成功が前提条件になりやすい)。 |
| detalimogene – LEGEND Cohort 3 | BCG不応高リスクNMIBC(乳頭状病変のみ) | Phase 2 | 探索(登録:36例)。RFS・膀胱温存などで価値を検証。 | 膀胱内投与に関連する局所AESIを継続モニタリング。 | 再発パターン・前治療などを踏まえ、使用タイミングの最適化を検討。 | 中:CIS非合併サブセットだが、膀胱摘除回避ニーズは高い。 | pivotalに上乗せする形で「適応の厚み」を作る役割。 |
| DDX®プラットフォーム(次世代Urological targets) | 尿路腫瘍・炎症性疾患 等 | 前臨床 | detalimogene 成功後の第2世代プログラムとして、IND前段階の評価を継続。 | 局所遺伝子導入に伴う炎症・免疫反応などを非臨床で精査。 | 膀胱/尿路粘膜への局所投与を基本に、疾患ごとにレジメン最適化。 | 中〜大:尿路領域での横展開オプション。 | 現時点ではオプション価値。資本効率と優先順位の開示が待ち。 |
- 資金面の更新:FY2025時点で現金ポジションUS$342.4M、2028年Q3–Q4までのランウェイ見込み。加えて2026年1月にHerculesとのデット枠を拡大し、非希薄化資金の選択肢を強化。
- 規制・CMCの追い風:RMAT+Fast Track に加えて、FDAのCDRP採択によりCMCの早期協議・準備を前倒ししやすい設計。
- 最大イベントは2026年Q3–Q4:pivotal cohort の追加データ更新(SAP協議+12か月CRデータポイント)とBLA提出がバリュエーションの最大ドライバー。
主要機関投資家は、「実質ワンアセットだが、Phase 2 pivotal+RMAT/FTでレジストレーション目前」という点に注目してポジションを構築していると考えられます。BCG不応NMIBCという明確なニッチに対し、Adstiladrin・Keytruda など既存治療との比較でCR・DOR・安全性のバランスがどう評価されるかが、今後のファンドフローの焦点になりそうです。
LEGEND Cohort 1(pivotal)6か月時点データ更新
任意時点CR率63%・6か月CR率62%を報告し、主要評価項目を12か月CRから任意時点CRに変更。安全性プロファイルも良好と確認。
Cohort 1〜3 全コホート登録完了
Cohort 1:125例、2a:30例、2b:45例、3:36例の登録を完了し、BCG不応CIS±乳頭状・BCG-naïve/inadequate・papillary-only の全サブセットを網羅。
LEGEND(pivotal cohort)— FDAとの統計解析計画(SAP)合意に向けた協議
会社は、pivotal cohortの最終的な解析対象集団などを定めるため、FDAとSAPについて協議すると説明。SAP合意は「2H2026のデータ更新/BLA」に向けた前提条件になりやすい。
製造(CMC)— FDA CDRPプログラムでの早期・構造化対話
同社はFDAのCMC Development and Readiness Pilot(CDRP)に選定されたと開示。臨床と並行した製造スケール/CMC整備の“対話イベント”が増えやすい。
LEGEND追加コホート(2a/2b/3)— 登録進捗アップデート
pivotal cohort以外にも複数コホートが走っており、登録・追跡の進捗更新が材料化し得る(将来の適応拡張や商業機会の補強要素)。
LEGEND(pivotal cohort)— データアップデート(12か月CRデータの蓄積後)
FDAとのSAPに関する議論と、十分な12か月CRデータポイントの蓄積を前提に、pivotal cohortのデータ更新を「2026年後半(2H2026)」に行う見込み。
LEGEND(pivotal cohort)— BLA提出
LEGENDのpivotal cohortを根拠に、BLAを「2026年後半(2H2026)」に提出する計画。
FDA審査(承認可能性)
会社は、2H2026のBLA提出に続き「2027年の承認の可能性」に言及。審査の進捗(受理・査察・追加照会など)がイベントになり得る。
LEGEND Cohort 1の6か月データ詳細解析、Cohort 2a/2b/3のサブセット解析速報、パートナーシップや資本政策に関するアップデート。
pivotal最終12か月データの開示、SAP合意内容の共有、BLA提出と受理(Filing Acceptance)、Priority Review指定の可否。
BLA審査結果(承認可否)、実際の上市タイミング、リアルワールドでのCR/DOR・膀胱摘除率・安全性プロファイルのアップデート、およびDDX®プラットフォーム第2世代パイプラインのIND可否。
