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【ELVN】Enliven Therapeutics カタリストとロードマップ

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【ELVN】Enliven Therapeutics カタリストとロードマップ

ハイライト

2025年12月:ELVN-001(CML)Phase 1b 初期データ2026年の臨床マイルストン(Q表記)を開示(ENABLE 試験)。

2025年Q2:事業アップデートでELVN-001を最優先とし、ELVN-002(HER2)は戦略的選択肢を検討(2025年以降は開発を追わない意向)を明記。

2025年:ELV-3111(type 1 pan-RAF)の前臨床データを学会等で提示(将来オプション)。

(補足)キャッシュランウェイは、戦略転換(ELVN-002の優先度低下)も踏まえlate 2027までの見通しを説明。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:ELVN-001(BCR::ABL active-site TKI)— CML(T315I変異あり/なし、重治療歴を含む)を対象。

補足:ELVN-002(HER2固形がん)はPhase 1実施例があるが、会社方針として戦略的選択肢を検討。ELV-3111(type 1 pan-RAF)は前臨床の将来カード。

主要臨床成績
Q2 2026–Q3 2026
ELVN-001(ENABLE)追加 Phase 1 データ提示 目安

Q2 2026–Q4 2026
ELVN-001:FDA と用量選択/Phase 3 設計の整合(規制イベント)

Q3 2026–Q4 2026
ELVN-001:Phase 3(ENABLE-2)開始 目安

late 2027
運転資金の目処(会社開示ベース)

臨床試験パイプライン
Phase 1(用量漸増+拡大)/ Phase 1b(ランダム化)
ELVN-001(CML|BCR::ABL active-site TKI)

対象:CML(T315I変異あり/なし、重治療歴・asciminib既治療含む集団)

作用:BCR::ABL active-site 阻害(高選択性 TKI)

進捗:ENABLE 試験で用量漸増→拡大、Phase 1b(60/120mg)ランダム化コホート進行中
データ(初期):24週時点のMMRが強い形で提示(評価可能患者で 24週MMR 53%/累積MMR 69% を開示)
次読出し:Q2 2026–Q3 2026 目安(追加 Phase 1 データ)

Phase 1(実施例あり)※優先度低下
ELVN-002(HER2|固形がん)

対象:HER2陽性/変異固形がん(単剤・併用)

作用:HER2 阻害(小分子)

現状:臨床試験の存在は確認できる(例:トラスツズマブ併用など)
会社方針:ELVN-001 を最優先とし、ELVN-002は戦略的選択肢を検討(2025年以降は開発を追わない意向を明記)
次アクション:売却/提携など資産価値の回収スキームが焦点

前臨床
ELV-3111(type 1 pan-RAF)

対象:RAF経路ドリブン腫瘍(適応設計は今後の開示待ち)

作用:type 1 pan-RAF 阻害(小分子)

進捗:前臨床段階(学会等でデータ提示)
次の焦点:IND準備・適応/患者選択(バイオマーカー)設計の具体化

ELVN-001 が順調なら “次の柱” 候補

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
ELVN-001(BCR::ABL active-site TKI) CML(T315I変異あり/なし、重治療歴含む) Phase 1(用量漸増+拡大)/ Phase 1b(ランダム化) Phase 1→2026年Q2–Q4に FDA と用量/P3設計整合 → 2026年Q3–Q4に Phase 3(ENABLE-2)開始目安 クラス留意:骨髄抑制、肝酵素、消化器症状、心血管/QT、膵酵素などを重点監視(TKI一般) 経口(用量最適化中)。将来は治療ラインや既治療歴別のポジショニング(例:多剤既治療、T315Iなど)を明確化 中:CML(後線・変異集団はニッチだが薬剤価値は大) 重治療歴でのMMR見え方が強いと“best-in-class”評価が乗りやすい。
追加データは2026年Q2–Q3目安
ELVN-002(HER2阻害) HER2陽性/変異 固形がん(単剤・併用) Phase 1(実施例あり)※優先度低下 臨床は存在するが、会社は戦略的選択肢を検討し、2025年以降は開発を追わない意向 クラス留意:下痢・皮膚、肝酵素、間質性肺疾患(薬剤特性次第)等を監視 併用例:トラスツズマブ±化学療法など(試験例あり) 大:HER2固形がん(ただし競争は激しい) 開発価値は“臨床の継続”よりも、提携/売却など資産回収スキームが焦点
ELV-3111(type 1 pan-RAF) RAF経路ドリブン腫瘍(適応設計は今後) 前臨床 前 IND 準備(データ蓄積・適応/患者選択の設計が重要) クラス留意:皮膚、肝、眼、心血管、消化器など(RAF/MEK領域一般のAESIを想定) 経口想定。将来はMAPK経路薬との併用・耐性克服ストーリーの設計余地 中〜大:適応次第(ニッチ〜広域まで) ELVN-001が柱として立てば、次の成長オプションとして評価されやすい

ポイント
  • 価値の中心はELVN-001:Phase 1bの初期データ+2026年の規制/臨床マイルストン(P3開始までの道筋)が株価ドライバー。
  • 資源配分の明確化:ELVN-002を“追わない”方針で、開発の集中とランウェイ最適化(late 2027見通し)を優先。
  • オプション価値:ELV-3111(pan-RAF)が中長期の追加カード。適応設計とINDタイミングが見どころ。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションからの考察を加えて:
ELVNは「ELVN-001のPhase 3入り(2026年Q3–Q4目安)」が最大の資金需要局面になりやすく、上位株主(専門ファンド/長期投資家)の安定度と、
追加資金調達の手段(公募/私募/提携・資産売却)で“時間価値”が変わります。
※必要なら 13F/13D/13G を洗って、上位保有の変化(新規参入・買い増し・解約)を時系列で整理できます。

開発ロードマップ
完了:2025年Q2

事業アップデート:ELVN-001へ集中、ELVN-002は戦略的選択肢へ

ELVN-001を最優先。ELVN-002は戦略的選択肢を検討し、2025年以降は開発を追わない意向を明記。

完了:2025年Q4

ELVN-001 Phase 1b 初期データ提示(24週MMRなど)

重治療歴CMLでMMRの“見え方”を提示。安全性は新規シグナルなし/MTD未到達を継続強調。

2026年Q2–2026年Q3

ELVN-001:追加 Phase 1 データ提示

用量・集団別の反応と安全性の解像度を上げ、P3に向けた“勝ち筋”を固める局面。

2026年Q2–2026年Q4

ELVN-001:FDAと用量選択/Phase 3 設計を整合

比較対象・患者層・主要評価項目・用量を詰め、ピボタル移行の確度を上げる。

2026年Q3–2026年Q4

ELVN-001:Phase 3(ENABLE-2)開始

開始可否そのものが大きなバリュエーション・イベント。登録スピードとサイト確保も注目点。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年Q3)
ELVN-001 追加Phase 1データ提示(用量最適化と“勝てる集団”の明確化)

中期(2026年Q2–2026年Q4)
ELVN-001:FDAとP3設計整合 → Phase 3(ENABLE-2)開始

長期(2027年〜)
ENABLE-2の進捗、資金調達の条件(希薄化/非希薄化)、ELV-3111のIND計画具体化