HOME > 臨床バイオ

【CVM】CEL-SCI Corp カタリストとロードマップ

【記事には広告を含む場合があります】

ハイライト

2026年Q2(会社目安):Multikine confirmatory(登録)試験のフル登録(full enrollment)到達。以後は追跡期間→解析・当局対話が主戦場。

2026年(通期):CMC(製造)— confirmatory試験の推進と並行して、製造プロセス/バリデーション関連の進捗が材料化しやすい。

2026年(通期):資本政策— 単一アセット+登録試験継続のため、資金手当て(希薄化/デット/提携)の動きは常に観測点。

2026年(通期):規制(FDA)— 既存P3で効果が大きかったターゲット集団に絞ったconfirmatory試験を軸に、申請戦略(accelerated/conditionalを含む主張の置き方)が更新され得る。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:Multikine(免疫療法)— 局所進行の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)を対象に、Phase 3完了→confirmatory(登録)試験へ

補足:LEAPS(免疫応答を“方向付ける”プラットフォーム:CEL-2000 / CEL-4000 / CEL-5000 等)は前臨床〜研究段階

主要臨床成績
Phase 3(完了)
Multikine:全体集団では未達、ただしターゲット集団でOS改善シグナルを根拠に次段階へ

2026年Q2(目安)
confirmatory(登録)試験:フル登録(full enrollment)

2026年Q3〜
追跡期間の進捗/解析計画アップデート/当局対話(申請戦略の更新)

常時
資金(希薄化)・CMC(製造)進捗が株価イベント化しやすい

臨床試験パイプライン
Phase 3(confirmatory / registration)
Multikine(頭頸部がん:HNSCC、術前投与)

対象:局所進行HNSCCのうち、過去P3で最も生存ベネフィットが大きかったターゲット集団(例:N0/低PD-L1等の条件が議論されている)

作用:腫瘍局所に免疫反応を誘導する免疫療法(術前に投与し、その後に標準治療へ)

設計:212例規模のランダム化比較(Multikine+SoC vs SoC)として計画
進捗:(会社見通し)フル登録:2026年Q2目安
次読出し:登録完了後は追跡→解析タイミング(規制/申請と連動)を待つ局面

前臨床
LEAPS(免疫応答を方向付けるプラットフォーム:CEL-2000 / CEL-4000 / CEL-5000 等)

対象:感染症、自己免疫、がん等への応用余地(会社資料上の位置づけ)

作用:免疫応答の型(例:Th1/Th2など)を“狙って誘導”する設計概念

進捗:研究〜前臨床段階(ヒト臨床は未整備)
次段階:Multikineが中核のため、LEAPSは資金/優先度次第で進捗が左右されやすい

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
Multikine 局所進行HNSCC(術前投与→標準治療) Phase 3完了 → confirmatory(登録)試験 ターゲット集団に絞ったランダム化confirmatory(約212例) 免疫療法クラスの一般論+周術期治療としての手術/放射線/化学療法との整合を重点監視 術前に投与し、その後にSoC(手術+放射線±化学療法) 中:頭頸部がん自体は大きいが、ターゲット集団に限定 単一アセットのため、登録・CMC・資金の3点セットが株価を左右
LEAPS(CEL-2000 / CEL-4000 / CEL-5000 等) 感染症/自己免疫/がん(応用余地) 前臨床 未確立(臨床計画は資金/優先度次第) ヒト投与前のため未確立 コンセプト段階(適応ごとに設計) 不明(将来の選定次第) Multikineの進捗が最優先。LEAPSは“オプション価値”寄り

ポイント
  • 投資論点の中心:Multikine 1本。confirmatory試験(登録/追跡/解析)が価値の大半を決める。
  • 最大のカタリスト:2026年Q2(目安)のフル登録→以後は解析・当局対話が焦点。
  • 実務リスク:(i)登録ペース、(ii)CMC/製造の整合、(iii)資金手当て(希薄化)— この3つが同時進行。
  • アップサイドの形:ターゲット集団でのベネフィット再現性と、申請戦略(どの時点で何を当局に主張できるか)の噛み合わせ。

ファンドのポジション

CVMは臨床・規制イベントが中心のため、ポジション分析は「直近13Fで上位株主が増やしているか」よりも、
登録進捗が良い局面で資金調達が起きやすいか(希薄化)」とセットで見るのが実務的です。
※特定ファンド名/比率は、直近の13F/13D/13Gの確認が必要です(ここでは未参照)。

開発ロードマップ
完了:2024年Q2(5月)

FDA “path forward”:ターゲット集団でのconfirmatory(登録)試験へ前進

次段階試験の方向性が明確化し、以後はプロトコル確定→試験推進が主戦場。

2026年Q2(目安)

Multikine confirmatory(登録)試験:フル登録(full enrollment)

登録完了で「追跡期間→解析→当局対話」のフェーズへ。以後のアップデート頻度と内容が株価材料になりやすい。

2026年Q3–Q4

追跡期間の進捗/解析計画の更新/申請戦略アップデート

“どの時点で何を当局に持ち込めるか”が焦点。accelerated/conditionalの主張の置き方を含め、対話内容が重要。

2026年(通期)

CMC(製造):プロセス/バリデーション進捗

試験推進と並行して、CMCのアップデートは「申請の現実味」を左右するため材料化しやすい。

2027年以降

データ成熟 → 規制当局対応(申請準備の具体化)

追跡期間の成熟度合いに応じて、申請タイミング/提出内容/追加要求の有無が次の焦点。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年Q2)
confirmatory試験の登録進捗(フル登録到達)、サイト数/登録速度のアップデート

中期(2026年Q3–Q4)
追跡・解析計画の更新、FDA対話内容、CMC進捗、資金手当て(希薄化/デット/提携)

長期(2027年〜)
データ成熟→申請準備の具体化(提出・受理・追加要求対応など)