HOME > 臨床バイオ

【CNTX】Context Therapeutics カタリストとロードマップ

【記事には広告を含む場合があります】

ハイライト

2025年11月5日:FY2025 Q3 業績と事業アップデートを発表。固形がん向け CD3 二重特異抗体(T cell engager:TCE)の中核3本(CTIM-76 / CT-95 / CT-202)を更新。現金等は$76.9M(2025/9/30時点)で、運転資金は2027年までの見通し。

2025年10月30日(カットオフ):CTIM-76(CLDN6×CD3)のPh1a用量漸増で12例登録。Cohort 3でcPR(確認部分奏効)が進行中。安全性はCRSはGrade1超なし/DLTなし/MTD未到達

2025年10月30日(カットオフ):CT-95(MSLN×CD3)のPh1a/b用量漸増で6例登録。前臨床からはCohort 4でターゲット曝露到達見込み。安全性はCRSはGrade2超なし/DLTなし/MTD未到達

2025年11月:CT-202(Nectin-4×CD3)は前臨床。腫瘍微小環境の酸性条件で結合が強まる“pH依存”を組み込み、正常組織での結合/活性を抑える設計を説明。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:CTIM-76(CLDN6×CD3 TCE)— 卵巣がん・子宮内膜がん・精巣がんなどを想定した固形がん向けTCE。

補足:CT-95(MSLN×CD3 TCE)が続き、CT-202(Nectin-4×CD3 TCE)は前臨床(pH依存設計で選択性向上を狙う)。

主要臨床成績
2026年Q2
CTIM-76:更新版の中間Ph1aデータ+Ph1b用量選択

2026年Q2
CT-202:FIH開始に必要な規制提出(regulatory filings)完了見込み

2026年Q2–Q3
CT-95:初回Ph1aデータ(会社ガイダンス:2026年中頃)

2027年
運転資金の目処(2025/9/30時点の会社想定)

臨床試験パイプライン
Phase 1a(用量漸増)
CTIM-76(CLDN6×CD3|TCE)

対象:CLDN6発現の固形がん(卵巣・子宮内膜・精巣など)

作用:CLDN6 を標的に T細胞をリクルートする CD3 二重特異抗体(TCE)

進捗:2025/10/30時点で12例登録
有効性シグナル:Cohort 3でcPR(確認部分奏効)が進行中
安全性:CRSはGrade1超なし/DLTなし/MTD未到達
次読出し:2026年Q2(更新中間データ+Ph1b用量選択)

Phase 1a/b(用量漸増→拡大)
CT-95(MSLN×CD3|TCE)

対象:MSLN発現の固形がん(膵・NSCLC・卵巣・中皮腫・CRCなど)

作用:MSLN を標的に T細胞をリクルートする CD3 二重特異抗体(TCE)

進捗:2025/10/30時点で6例登録
用量設計:前臨床からCohort 4でターゲット曝露到達見込み
安全性:CRSはGrade2超なし/DLTなし/MTD未到達
次読出し:2026年Q2–Q3(会社ガイダンス:2026年中頃に初回Ph1aデータ)

前臨床
CT-202(Nectin-4×CD3|TCE)

対象:Nectin-4発現の固形がん(膀胱・NSCLC・CRC・乳がん・頭頸部など)

作用:pH依存で腫瘍微小環境(酸性)で結合/活性が高まるよう設計し、正常組織での結合を抑える狙い

進捗:前臨床段階で設計思想(pH依存+選択性)を提示
次の節目:FIH開始に必要な規制提出(regulatory filings)
時期:2026年Q2 完了見込み

IND/FIH資料で「正常組織結合の抑制」をどう裏付けるかが評価ポイント

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
CTIM-76(CLDN6×CD3 TCE) 卵巣・子宮内膜・精巣など(CLDN6発現固形がん) Phase 1a(用量漸増) Ph1a 用量漸増 → Ph1b(用量選択後の拡大を想定) TCEクラス留意:CRS、神経毒性、注入反応。現状はCRS Grade1超なし、DLTなし、MTD未到達 固形がんTCEとして単剤で用量最適化 → 反応が見える腫瘍/用量帯で拡大設計 中〜大:婦人科がん/希少腫瘍を含む固形がん cPRが出始めた用量帯で「深さ(PRの質)」と「安全性(CRS/神経)」の両立が焦点。
更新データ:2026年Q2
CT-95(MSLN×CD3 TCE) 膵・NSCLC・卵巣・中皮腫・CRCなど(MSLN発現) Phase 1a/b(用量漸増→拡大) Ph1a 用量漸増 → 腫瘍別にPh1b拡大を想定 TCEクラス留意:CRS、神経毒性。現状はCRS Grade2超なし、DLTなし、MTD未到達 Cohort 4以降でターゲット曝露到達を狙い、腫瘍別に反応シグナルを探索 大:MSLN標的は複数固形がんに跨る 曝露到達後(Cohort 4以降)の有効性シグナルとCRSの上振れ有無が評価軸。
初回データ:2026年Q2–Q3 目安
CT-202(Nectin-4×CD3 TCE) 膀胱・NSCLC・CRC・乳がん・頭頸部など(Nectin-4発現) 前臨床 2026年Q2:FIH開始に必要な規制提出を完了見込み 正常組織結合の抑制(選択性)とTCEクラス安全性(CRS/神経)を非臨床で重点評価 pH依存結合で腫瘍(酸性TME)優位を狙う設計。FIH設計は提出資料の内容次第 大:Nectin-4標的は複数固形がんに跨る “pH依存+選択性”の裏付け(毒性・正常組織結合データの出し方)が次の材料。
規制提出:2026年Q2

ポイント
  • 3本柱の臨床/前臨床:CLDN6(CTIM-76)/MSLN(CT-95)/Nectin-4(CT-202)で固形がんTCEを横展開。
  • 近い株価トリガー:最大の材料は2026年Q2のCTIM-76更新データ+Ph1b用量選択
  • CT-95の見どころ:ターゲット曝露到達(Cohort 4以降)後に腫瘍別の反応が立ち上がるか、CRSが上振れしないか。
  • CT-202の評価軸:pH依存設計をFIH資料(規制提出)でどう裏付けるか(選択性・毒性の見せ方)。
  • 財務:現金等$76.9M(2025/9/30)、運転資金は2027年までの見通し。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションからの考察を加えて

開発ロードマップ
完了:2025年Q4

FY2025 Q3 決算&事業アップデート(2025/11/5発表)

CTIM-76/CT-95の臨床進捗と安全性、CT-202の前臨床方針、現金等$76.9M(2025/9/30)を更新。

2026年Q2

CTIM-76:更新版 中間Ph1aデータ+Ph1b用量選択

cPRが出た用量帯で奏効の深さと安全性(CRS/神経毒性)を確認し、Ph1bの推奨用量へ。

2026年Q2

CT-202:FIH開始に必要な規制提出を完了見込み

pH依存設計(腫瘍優位の結合/活性)を規制提出資料でどう示すかが焦点。

2026年Q2–Q3

CT-95:初回Ph1aデータ(会社ガイダンス:2026年中頃)

ターゲット曝露到達後の反応シグナルと安全性(CRS上振れの有無)を確認。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年Q2)
CTIM-76 更新中間データ+Ph1b用量選択、CT-202 規制提出完了

中期(2026年Q2–Q3)
CT-95 初回Ph1aデータ(曝露到達後の反応とCRS)

長期(2026年後半〜)
CTIM-76/CT-95 の拡大コホート設計と適応選択、CT-202 のFIH開始・初期安全性