BridgeBio Oncology Therapeutics (BBOT) は KRAS経路を標的とした臨床段階の分子療法プログラムを3つ展開する臨床ステージのバイオ企業です。
2025年8月にSPACを通じて BridgeBio Pharma (BBIO) からのスピンアウトし、NASDAQ上場を果たしました。強力な財務体制と戦略支援を得ています。
2025年8月11日に親会社の BridgeBio Pharma が17.5%保有、同日にバイオファンドの Deerfield が6%ぐらい保有しています。他にも、Cormorant、Octagon Capital、Perceptive などのファンドも保有しています。
(該当なし:全プログラム開発中)
主力パイプライン:BBO-8520(KRAS^G12C デュアルインヒビター)、BBO-10203(RAS-PI3Kα インタラクション阻害)、BBO-11818(Pan-KRAS インヒビター)
提携先:BridgeBio Pharma、主要機関投資家(Cormorant, Deerfield, Novo Holdings, Wellington など)
強力な資金支援
対象:非小細胞肺がん(NSCLC)、他KRAS^G12C変異腫瘍
治療:ON/OFF両状態を阻害する次世代KRAS阻害薬
Phase 1進行中(Keytruda併用試験あり)
2025年末〜2026年に初期データ読み出し予定
対象:RAS変異を有する固形がん
治療:RASとPI3Kαの相互作用を遮断する新規メカニズム
Phase 1 単剤および併用試験進行中
副作用(高血糖など)の軽減が期待
対象:KRAS G12D/V変異腫瘍
治療:幅広いKRAS変異を阻害する次世代Pan-KRAS阻害薬
Phase 1 KONQUER-101 試験で初患者投与完了
2025年後半以降に報告見込み
内容:2025年8月、SPAC上場を通じてNASDAQ取引開始
資金:SPAC+PIPEで約$382M調達、総運転資金約$490M確保
Cormorant, Deerfield, Novo, Wellington 他
臨床試験加速、提携/M&A機会探索
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | FDA評価 | 市場規模イメージ | 市場評価 |
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BBO-8520 | KRASG12C変異陽性 NSCLC(固形腫瘍) | Phase 1(ONKORAS-101) | — | 大:KRASG12C関連がん全体で数十億ドル |
KRASのON/OFF状態に両対応する次世代阻害薬。Pembrolizumab併用試験も実施中。 早期段階だが目新しさとKRAS標的としての注目度高。 |
BBO-10203 | RAS-PI3K相互作用阻害(幅広い固形がん) | Phase 1 | — | 大:多様ながん適応で潜在TAM(対象市場)広大 | RASからPI3Kへのシグナル伝達を物理的に遮断する新機構。高い差別化要素。 |
BBO-11818 | パンKRAS(G12D, G12V含む)固形腫瘍 | Phase 1 | — | 非常に大:KRAS変異ドライバーの固形腫瘍に広く対応可能、市場極大 | ON/OFF両状態をカバーするパンKRAS阻害薬。KRAS変異治療の最前線。 |
上場・資金調達完了/BBO-11818 Phase 1開始
NASDAQ上場を達成し、Pan-KRAS阻害薬の初期投与開始。
BBO-8520/BBO-10203 初期結果
Phase 1試験の初期データ公開を予定。耐性克服や副作用軽減に注目。
Phase 2 移行・拡大コホート
選択プログラムのPoC達成、Phase 2への移行と複数併用戦略を開始。
上場直後の資金調達完了、BBO-11818初期投与データ。
BBO-8520およびBBO-10203 Phase 1結果公開、差別化メカニズムへの注目。
選択プログラムのPhase 2移行、PoC達成、新規提携やM&A。