承認済み製品 / 現状
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:ADI-001(CD20 CAR γδT)— 自己免疫(LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV)を対象。
補足:ADI-212(PSMA標的“装甲”γδCAR-T)は前臨床優先化、2026年Q1に規制提出予定。ADI-270(CD70, ccRCC)は開発中止(2025年7月)。
主要臨床成績
$125M
現金等(2025/6/30)
Q4 2026
ランウェイ目安
2H 2025
ADI-001 自己免疫 P1 予備データ
2026 Q1
ADI-212 規制提出(IND等)予定
臨床試験パイプライン
Phase 1
ADI-001(自己免疫:LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV)
対象:自己免疫疾患(複数適応コホート)
設計:単回投与、DLT評価28日、各適応で登録進行中。2H 2025に予備データ(≥6例・各≥3か月追跡)予定。
最近の進捗:SSc 初回投与完了(2025/7/24)
規制:Fast Track(LN:2024/6、SLE:2025/2)
PD根拠:NHL試験由来のB細胞枯渇・トラフィック解析を転用
前臨床(優先化)
ADI-212(PSMA “装甲”γδCAR-T|mCRPC)
対象:転移去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)
所見:従来世代αβ/γδCARより高活性を示唆(前臨床)。
次ステップ:2026年Q1 規制提出 → 2026年H2 初期臨床データ見込み
優先開発
(中止)
ADI-270(CD70|ccRCC)
対象:腎細胞がん(ccRCC)
経緯:IND許可・Fast Track取得も、2025年7月の再編で開発中止、登録クローズ。
理由:資源集中のため腫瘍領域はADI-212へ一本化
開発終了
パイプライン早見表
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | FDA評価 | 市場規模イメージ | 市場評価 |
---|---|---|---|---|---|
ADI-001(CD20 CAR γδT) | 自己免疫(LN/SLE/SSc/IIM/SPS/AAV) | Phase 1 | Fast Track:LN(2024/6)、SLE(2025/2) | 大:自己免疫B細胞関連疾患の横断的市場 | 安全性(CRS/ICANS)管理とB細胞枯渇の強度・持続が価値ドライバー。2H 2025の予備データが重要分岐点。 |
ADI-212(PSMA “装甲”γδCAR-T) | mCRPC | 前臨床(2026 Q1 規制提出予定) | — | 大:前立腺がん領域 | PSMA領域は競合多いが、装甲+γδTで差別化余地。2026年H2の初期活性に注目。 |
ADI-270(CD70 γδCAR-T) | ccRCC | 中止(2025/7) | IND許可・Fast Track取得後に再編で停止 | 中:腎細胞がん | 腫瘍領域はADI-212へ集中。リソース再配分の一環。 |
ポイント
戦略変更:CD70(ADI-270)を停止し、自己免疫のADI-001とPSMA“装甲”のADI-212に集中。
資金状況:現金等 $125M(2025/6/30)、ランウェイは2026年Q4までを見込む。
レギュラトリー:ADI-001はFast Track(LN/SLE)。自己免疫×同種CAR-Tは前例が少なく、試験設計(対照・再投与・免疫再構築)が審査ポイント。
データで見るべき点:CRS/ICANS、安全性プロファイル、B細胞枯渇と自己抗体/補体/炎症指標の改善、疾患横断の一貫性、ステロイド減量の持続。
開発ロードマップ
2025年7月
ADI-001(SSc)初回投与完了
登録拡大(IIM/SPS/AAV)。自己免疫での運用体制を整備。
2025年2H
ADI-001 自己免疫 Phase 1 予備データ
≥6例・各≥3か月追跡の初期所見(安全性/PD/臨床シグナル)。
2026年Q1
ADI-212 規制提出(IND 等)
CMC・初回用量・装甲設計を開示、サイト起動へ。
2026年H2
ADI-212 初期臨床データ
安全性・初期抗腫瘍活性・持続性を評価。
〜2026年Q4
資金ランウェイ
ADI-001初期データ/ADI-212立ち上げまでの運営資金を確保。
注目すべきカタリスト
短期(〜2025年2H)
ADI-001 自己免疫 P1 予備データ(安全性、B細胞枯渇の強度/持続、自己抗体・補体/CRP、疾患スコア、ステロイド減量)。
ADI-001 自己免疫 P1 予備データ(安全性、B細胞枯渇の強度/持続、自己抗体・補体/CRP、疾患スコア、ステロイド減量)。
中期(2026年Q1)
ADI-212 規制提出(IND 等)— CMC・初回用量・装甲設計の詳細。
ADI-212 規制提出(IND 等)— CMC・初回用量・装甲設計の詳細。
長期(2026年H2〜)
ADI-212 初期臨床データ(安全性・初期活性)。自己免疫プログラムの拡大型/対照付き試験設計の具体化。
ADI-212 初期臨床データ(安全性・初期活性)。自己免疫プログラムの拡大型/対照付き試験設計の具体化。