
2026年1月7日:2026年コーポレートアップデートを発表。LTC(長期介護)市場での商業浸透を軸に、CONVERGE(約400例データ解析)/BEACON(実臨床有効性)/RESOLVE(Phase 4)の実行方針を明確化。
2025年11月13日:Q3 2025 決算で、ZUNVEYL®の商業進捗(売上・処方・施設浸透)と、CONVERGEは2026年Q3完了、BEACONは2026年Q4完了、RESOLVEは2026年Q1開始見込みを提示。
2025年1月6日:ZUNVEYL® 中国について、中国での独占ライセンス契約($44M)を発表(パートナー主導で申請・承認プロセスが進む設計)。
2024年7月29日:ZUNVEYL®(benzgalantamine)が軽度〜中等度ADでFDA承認(経口)。
承認済み製品:ZUNVEYL®(FDA承認済み)
主力:ZUNVEYL®(benzgalantamine;旧ALPHA-1062)— 軽度〜中等度のAlzheimer’s型認知症に対する経口治療薬(米国で商業化フェーズ)。
開発の次の柱:長期介護(LTC)での実臨床データ(CONVERGE/BEACON/RESOLVE)と、舌下(sublingual)等の剤形拡張(PK→IND)。
対象:軽度〜中等度 Alzheimer’s型認知症(成人)
位置づけ:米国で商業化フェーズ。LTC(長期介護)市場を重点ターゲット。
対象:長期介護(LTC)環境のAD患者(約400例規模を想定)
評価:忍容性、用量、polypharmacy(多剤併用)、運用上の使用実態など
対象:長期介護(LTC)環境のAD患者
評価:認知、行動、忍容性(+臨床運用上の指標)
対象:AD患者(前向きレジストリ/試験)
狙い:行動症状、忍容性、介護者負担等のアウトカムを示し、将来の規制・ペイヤー議論/処方判断を補強
対象:AD(嚥下困難などの課題を想定した剤形拡張)
評価:比較PK→IND(AD)
対象:ALS(ほか神経変性への拡張余地)
規制:ALSでOrphan Drug Designation(FDA)
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 主要評価 | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 運用戦略 | 次のカタリスト(Q) | 提携/権利 | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZUNVEYL®(経口) | 軽度〜中等度AD | Approved(商業化) | 承認済み(商業KPI/適正使用の拡張) | 実臨床での忍容性/行動/運用(LTC中心) | コリンエステラーゼ阻害薬クラスの忍容性(GI/迷走神経系など)を運用で管理 | 経口。LTC中心の導入・ペイヤー/施設フォーミュラリの拡大を重視 | 2026年Q3(CONVERGE)/2026年Q4(BEACON) | 中国はパートナーとの独占ライセンス(契約済み) | 「LTC×実臨床データ」で差別化を狙う商業ストーリー |
| CONVERGE(後ろ向き解析) | LTCのAD患者(約400例想定) | Real-World(解析) | 後ろ向きデータ解析(商業/医療経済に直結しやすい) | 忍容性、用量、多剤併用、使用実態 | 観察研究のため薬剤関連AEは実臨床の発生頻度/中止率が焦点 | LTC環境での運用実態を定量化 | 2026年Q3 完了目安 | 自社主導 | 「使われ方(dosing/中止/多剤併用)」の定量化がペイヤー/施設で有効 |
| BEACON(実臨床有効性) | LTCのAD患者 | Real-World(Effectiveness) | 実臨床有効性/忍容性の補強(商業材料) | 認知・行動・忍容性(+運用指標) | 実臨床での中止率/忍容性が重要 | LTCでの有効性・ケア負担の示唆を狙う | 2026年Q4 トップライン目安 | 自社主導 | 「LTCで本当に効く/続けられる」の示し方が最大の再評価点 |
| RESOLVE(Phase 4) | AD(行動症状/介護者負担) | Phase 4(計画) | 前向きレジストリ/試験(将来の規制・ペイヤー議論を補強) | 行動症状、忍容性、介護者負担 | 実臨床に近い集団での忍容性・継続率 | 長期フォローで「続けやすさ」とアウトカムを示す | 2026年Q1 開始目安(以後進捗IRが材料化) | 自社主導 | 「行動症状/介護者負担」を押さえるとLTCの価値訴求が強い |
| ZUNVEYL 舌下(Sublingual) | AD(剤形拡張) | Preclinical → IND準備 | 比較PK→IND(AD) | PK、剤形/服用性 | 全身安全性に加え、剤形由来(味・局所刺激等)の忍容性 | 嚥下困難などの課題を補う剤形オプション | 2026年Q2 PK完了/2026年Q4 IND(AD) | 自社主導 | 「服用性の壁」を越えるとLTCでの採用拡大に直結しやすい |
| ALPHA-0602(Progranulin;ALS) | ALS | 前臨床 | Orphan Drug Designation(ALS) | 前臨床PoC/トランスレーショナル | 中枢系/免疫系のAESIは非臨床で精査 | 投与経路・製剤は会社アップデート待ち | (会社アップデート待ち) | 自社主導 | 第2の柱候補だが、まずはIND/FIHの具体化が必要 |
- 勝ち筋が明確:ZUNVEYL®は承認済み。2026–2027はLTC×実臨床データ(CONVERGE/BEACON/RESOLVE)で「継続率・運用性・行動症状」まで含めた価値訴求を強化。
- 2026年の最大イベント:2026年Q3(CONVERGE)→2026年Q4(BEACON)で、商業評価の根拠となるデータが連続。
- オプション価値:舌下(PK→IND)が実装されると、LTCでの採用障壁(嚥下/服薬)を下げるストーリーが作りやすい。
- パイプライン分散:ALPHA-0602(ALS)は前臨床。将来の規制進展(IND/FIH)が出ると別軸カタリストになり得る。
主要ファンドのポジションからの考察を加えて
ZUNVEYL®:FDA承認 → 商業化フェーズへ
軽度〜中等度ADで承認。以後はLTC中心に処方浸透・実臨床データで差別化を狙う。
RESOLVE(Phase 4)開始(計画)
行動症状・忍容性・介護者負担のアウトカムを評価し、将来の規制/ペイヤー議論と商業訴求を補強。
ZUNVEYL 舌下:比較PK 完了(計画)
剤形拡張(舌下)のPKを確定し、IND提出に向けた実務を前進。
CONVERGE 完了(計画)
LTC(約400例想定)の後ろ向き解析で、忍容性・用量・多剤併用などの実装データを提示。
BEACON トップライン(計画)/舌下IND(AD向け)(計画)
LTCでの実臨床有効性(認知/行動/忍容性)をデータ化。並行して舌下の規制ステップ(IND)を進める。
実臨床データを梃子に商業評価の更新(計画)
運用・継続率・行動症状のエビデンスが揃えば、LTCでの採用拡大(フォーミュラリ/契約)と結びつきやすい。
RESOLVE開始、舌下PK完了(比較PK)。
CONVERGE完了(Q3) → BEACONトップライン(Q4)、舌下IND(AD向け)。
実臨床データを踏まえたLTCでの採用拡大、舌下剤形の臨床入り、ALS前臨床(ALPHA-0602)の規制前進(IR待ち)。
