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【REPL】Replimune カタリストとロードマップ

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【REPL】Replimune カタリストとロードマップ

ハイライト

2025年10月20日:RP1(vusolimogene oderparepvec)+ nivolumab のBLA再提出がFDAに受理(Class 2)PDUFA:2026年4月10日に設定。

2025年7月22日:RP1(メラノーマ)BLAに対してFDAよりCRL(Complete Response Letter)を受領(安全性懸念ではなく、主に試験の「well-controlled」性・解釈性が焦点)。

2025年1月8日:RP2(転移性ぶどう膜メラノーマ)REVEAL(Phase 2/3)の開発プログラム進展を発表(約280例、PFS/OSを評価)。

2025年11月6日:FY2026 Q2決算と事業アップデートを発表(RP1審査進捗、RP2プログラム進捗を更新)。

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:RP1(vusolimogene oderparepvec)+ nivolumab — 抗PD-1不応の進行メラノーマ(BLA再提出受理、PDUFA:2026/04/10)。

補足:次世代の主軸は RP2(anti-CTLA-4様分子を腫瘍局所発現)と RP3(CD40L/4-1BBL など)で、適応拡大とプラットフォーム価値の裏付けを狙う。

主要臨床成績
2026年Q2
RP1(メラノーマ)PDUFA:2026/04/10

2026年Q2
RP2(HCC:atezo+bev 併用)データ(会社ガイダンス:2026年上期

2026年Q4
RP2(HCC)単剤データ(プロトコル改訂:2026年末まで

進行中
REVEAL(RP2:転移性ぶどう膜メラノーマ)登録・イベント蓄積(PFS/OS)

臨床試験パイプライン
BLA(再提出受理)
RP1 + nivolumab(進行メラノーマ)

対象:抗PD-1不応の進行メラノーマ

作用:HSV-1ベース腫瘍溶解性ウイルス(腫瘍局所で免疫活性化)+ PD-1阻害

規制:PDUFA:2026/04/10(Class 2 再提出)
争点:CRLで「試験のwell-controlled性」「患者集団の異質性」「IGNYTE-3設計」等が焦点
次読出し:2026年Q2(PDUFA)

Phase 2/3(登録指向)
RP2 + nivolumab(REVEAL:転移性ぶどう膜メラノーマ)

対象:転移性ぶどう膜メラノーマ(ICI未治療)

作用:RP1派生+anti-CTLA-4様分子を腫瘍局所で発現(全身毒性を抑えつつT細胞活性を狙う)

設計:280例、1:1ランダム化、PFS/OSを主要評価
位置づけ:OS/PFSを見にいく「重い」設計。価値化は時間がかかるが当たれば大きい
次読出し:登録進捗アップデート(会社開示/学会)

Phase 2
RP2 + atezolizumab + bevacizumab(2L HCC)

対象:抗PD-1/PD-L1後の肝細胞がん(HCC)

作用:腫瘍局所免疫活性(RP2)+ PD-L1阻害(atezo)+VEGF阻害(bev)で免疫抑制環境を突破

進捗:30例想定。Rocheと協業(供給/共同)
データ:2026年上期に併用データ予定
追加:プロトコル改訂でRP2単剤を追加、データは2026年末までに計画

単剤シグナルで「RP2そのものの強さ」を評価

Phase 1
RP3(単剤/抗PD-1併用)

対象:進行固形がん

作用:RP1派生+CD40L/4-1BBLなど(免疫共刺激)

焦点:安全性・推奨用量・併用適性(早期シグナル)
次読出し:会社開示/学会で随時

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
RP1(vusolimogene oderparepvec)+ nivolumab 抗PD-1不応の進行メラノーマ BLA(再提出受理) Class 2 再提出。PDUFA:2026/04/10 CRLは主に「試験の統制/解釈性」。安全性での大きな懸念は強調されていないが、注射部位反応・免疫関連AEは注視 腫瘍内投与(RP1)+ 全身PD-1阻害(nivo) 大:メラノーマ後治療 最大イベント。承認可否で企業価値が大きく変わる(リスクも最大)。
RP2 + nivolumab(REVEAL) 転移性ぶどう膜メラノーマ(ICI未治療) Phase 2/3 約280例、ランダム化、PFS/OS主要(登録指向) CTLA-4関連毒性の“局所化”が狙い。免疫関連AE(皮膚/腸炎/肝機能など)に注視 腫瘍内投与(RP2)+ 全身PD-1阻害(nivo) 中:希少がん(高単価・未充足) OS/PFSで勝ち切れるかが核心。時間はかかるが当たれば差別化は大きい。
RP2 + atezolizumab + bevacizumab 2L HCC(抗PD-1/PD-L1後) Phase 2 30例想定。2026年上期に併用データ、2026年末までに単剤データ計画 肝機能障害・出血/血栓(bev)・免疫関連AE(atezo)に加え、局所投与に伴う反応を監視 RP2腫瘍内投与+ atezo+bev(標準的2L要素) 大:HCC 免疫抑制環境で上乗せが出るか。単剤での“地力”が見えると評価が上がりやすい。
RP2(BTCコホート) 胆道がん(BTC) 臨床開発(コホート) コホート拡張(会社計画) 消化器/肝胆道系の有害事象、感染リスクなどを監視 適応別に併用を探索(詳細は会社アップデート待ち) 中〜大:BTC 適応の大きさは魅力だが、まずはRP1/PDUFAとHCCの質が重要。
RP3(CD40L/4-1BBL など) 進行固形がん Phase 1 用量漸増→併用探索(早期) 免疫過活性に伴う炎症、サイトカイン関連、肝機能などを重点監視 単剤+抗PD-1併用(探索) 大:固形がん プラットフォームの将来価値。RP1承認が「評価倍率」を押し上げやすい。

ポイント
  • 最大の価格決定要因:RP1(メラノーマ)PDUFA:2026/04/10。承認なら商用化+適応拡大シナリオ、否定なら開発戦略の再設計が必要。
  • 次の成長ドライバー:RP2(REVEAL:ぶどう膜メラノーマ)とRP2(HCC)。特にHCCは2026年Q2にデータが予定され「追加の株価材料」になり得る。
  • プラットフォーム価値:RP3など後続が控えるため、RP1の規制結果は「単一資産」ではなく企業全体の評価にも波及しやすい。

ファンドのポジション

主要ファンドのポジションからの考察を加えるなら、REPLは「規制イベント(PDUFA)中心の二元イベント」になりやすい局面です。
①PDUFAの手前はイベントドリブン資金が集まりやすい一方、②結果次第でポジションが急速に反転し得ます。
また、RP2(HCC)など“同じ年に複数の読み出し”があるため、PDUFAだけでなく「HCCデータの質」が持ち合い継続の材料になり得ます。

開発ロードマップ
完了:2025年Q3

RP1 BLA:CRL受領

FDAよりCRL。主に試験の「well-controlled性」「解釈性」「患者集団の異質性」などが論点。

完了:2025年Q4

RP1 BLA再提出 受理(Class 2)

再提出が受理され、PDUFA(2026/04/10)へ。

2026年Q1

RP1 審査進行(追加照会・ラベリング/CMC観点)

PDUFAに向け、FDAとのやり取りや提出物の進捗が焦点。

2026年Q2

RP1 + nivolumab(メラノーマ)PDUFA

2026/04/10。承認/CRL再来/追加要請のいずれでも株価ボラは最大級。

2026年Q2

RP2(HCC)併用データ

RP2 + atezolizumab + bevacizumab(2L HCC)でデータ予定(会社ガイダンス:2026年上期)。

2026年Q4

RP2(HCC)単剤データ(プロトコル改訂)

RP2単剤パートのデータを2026年末までに提示予定(会社開示)。

2026年通年

REVEAL(RP2:転移性ぶどう膜メラノーマ)登録進捗

OS/PFSを主要に見る設計のため時間はかかるが、登録ペースやイベント蓄積のアップデートが重要。

2026年通年

RP3(Phase 1)安全性・推奨用量・初期シグナル

Phase 1のため「安全性/投与設計/併用適性」の情報更新が中心。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年Q2)
RP1(メラノーマ)PDUFA(2026/04/10)、RP1審査中の追加アップデート

中期(2026年Q2–Q4)
RP2(HCC)併用データ(2026年Q2目安)、RP2(HCC)単剤データ(2026年Q4目安)

長期(2026年〜)
REVEAL(RP2:ぶどう膜メラノーマ)イベント蓄積、RP3(Phase 1)シグナル、RP1承認後の適応拡大戦略