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【STRO】Sutro Biopharma カタリストとロードマップ

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承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:STRO-004(Tissue Factor 標的 DAR8 Exatecan ADC)—
固形がん向け。すでに Phase 1 入りしており、3コホート投与済み
初期臨床データは 2026年半ば見込み

補足:現在の中核は
STRO-004
STRO-006(Integrin β6 / ITGB6 ADC)
STRO-227(PTK7 標的デュアルペイロードADC)
さらに Astellas 提携の dual-payload iADC はすでに臨床入り。
一方で STRO-002 / luvelta は追加投資を打ち切って開発終了
STRO-003(Ipsen提携 ROR1 ADC)も Ipsen が非前進判断となっており、
会社の軸足は完全に次世代ADC群へ移っている。

なお、STRO は 2025/12/03 に 1対10 の株式併合を実施済み
以後の株数・1株あたり価格・資金調達価格は post-split ベースで読むのが適切。

主要臨床成績
mid-2026
STRO-004 初期臨床データ予定

2026
STRO-006 IND 提出予定

late 2026
STRO-227 IND 提出予定

$141.4M
2025/12/31時点 現金・現金同等物・有価証券

$110.0M
2026年2月 資金調達総額(gross proceeds)

2Q 2028
会社開示ベースのランウェイ目安

臨床試験パイプライン
Phase 1
STRO-004(TF×DAR8 Exatecan ADC)

対象:TF発現固形がん(NSCLC、頭頸部、子宮頸、大腸、膵、膀胱など)

作用:Tissue Factor 標的の次世代ADC。高露出・バイスタンダー効果・耐性腫瘍への深い到達を狙う設計

進捗:
Phase 1 進行中。2026年3月時点で3コホート投与済み
初期読出し:
2026年半ば(安全性 / PK / 初期抗腫瘍活性)

Preclinical / IND 2026予定
STRO-006(ITGB6 ADC)

対象:固形がん

作用:Integrin β6(ITGB6)標的 DAR8 Exatecan ADC

前臨床:
AACR 2026で robust / dose-dependent な抗腫瘍活性と良好なPK・忍容性を提示
次イベント:
2026年 IND 提出予定

Preclinical / late 2026 IND予定
STRO-227(PTK7 デュアルペイロードADC)

対象:固形がん

作用:PTK7標的、Exatecan + MMAE の dual-payload ADC

前臨床:
AACR 2026で single-payload ADC 比で改善した有効性、安定したpayload送達、許容可能な忍容性を提示
次イベント:
2026年後半 IND 提出予定

提携先主導 / Clinical
Astellas 提携 dual-payload iADC

対象:固形がん(提携先主導)

作用:免疫刺激 payload を含む dual-payload iADC

進捗:
2026年Q1に臨床入りし、患者投与開始済み
意義:
Sutroの dual-payload プラットフォームとして初の臨床入り案件

開発終了 / 非中核
STRO-002 / luvelta(FRα ADC)

対象:卵巣がんなど

状況:2025年の戦略見直し後、追加投資を打ち切って開発終了。現在の投資ストーリーの中核ではない。

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制 / 次イベント 安全性(AESI) 用法・用量 / 戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
STRO-004 TF発現固形がん Phase 1 mid-2026 初期データ TF ADCクラスとして骨髄抑制・消化器毒性などを監視 単剤 dose-escalation → 適応拡大型 会社の最重要資産。現在の評価軸は初期ヒト安全性/PK/シグナル
STRO-006 固形がん Preclinical 2026 IND予定 ITGB6選択性・PK・忍容性の改善が差別化ポイント まず単剤導入 中〜大 STRO-004 に続く single-payload 次世代ADC候補
STRO-227 固形がん Preclinical late 2026 IND予定 dual-payload 特有の毒性窓を精査 Exatecan + MMAE の二重payload 中〜大 自社初の wholly-owned dual-payload ADC。本命の次段
Astellas 提携 iADC 固形がん Clinical 提携先主導で進展 免疫刺激payload由来の安全性管理が焦点 提携案件 非希薄化マイルのオプション価値
STRO-002 / luvelta FRα陽性がん 開発終了 追加投資停止 過去のADCクラス毒性管理が論点だった 現ストーリーでは非中核 旧主力だが、現在は評価対象から外すのが妥当

ポイント
  • 株式併合実施済み:2025/12/03 に 1対10 の reverse split を実施。以後は post-split ベースで統一。
  • 投資ストーリーの中心は STRO-004:すでに Phase 1 に入り、2026年半ばの初期臨床データが最大カタリスト。
  • STRO-002 は終了:旧主力 luvelta は開発終了。現在は next-generation ADC 群に集中。
  • 資金面は改善:2026年2月の約 $110M 調達で、会社ガイダンス上は 少なくとも 2028年Q2 までランウェイを確保。

開発ロードマップ
完了:2025/12/03

1対10の株式併合を実施

Nasdaq 最低株価基準への再適合を目的に reverse split を実施。

完了:2025年末〜2026年Q1

STRO-004 が臨床入り

FDA IND clearance 後に患者投与開始。2026年3月時点で3コホート投与済み。

2026年半ば

STRO-004 初期臨床データ

安全性、PK、初期抗腫瘍活性の最初の判断材料。

2026年

STRO-006 IND 提出

single-payload 次世代ADCの2番手候補として臨床入りを目指す。

2026年後半

STRO-227 IND 提出

wholly-owned dual-payload ADC の初号案件として臨床入りを狙う。

注目すべきカタリスト
短期(〜2026年半ば)
STRO-004 初期臨床データ、Astellas 提携iADCの進展確認

中期(2026年)
STRO-006 IND、STRO-227 IND、追加前臨床データの積み上げ

長期(2027年〜)
STRO-004 の拡大型設計、次世代ADC群の臨床導入、提携マイルの具体化