
承認済み製品 / 現状
承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:BackBeat CNT™(= AVIM Therapy)— ペースメーカーの房室間隔を動的に最適化し、心臓神経調節で血圧を低下させる機器内蔵型治療。
補足:Virtue® Sirolimus AngioInfusion Balloon(SAB)— 被覆しない微多孔バルーンから液状シロリムスを血管壁へ浸潤投与する薬剤送達型バルーン。Terumoと連携。
主要臨床成績
Q2 2025
AVIM:FDA Breakthrough Device 指定・Pivotal プロトコル拡張
Q3–Q4 2025
Virtue SAB:米国Pivotal(IDE承認済)開始・登録進捗
Q2 2026
AVIM:グローバルPivotal 登録完了目標(会社見通し)
2027 Q3–Q4
運転資金の目処(資金コミット反映の会社ガイダンス)
臨床試験パイプライン
Pivotal(進行中)
BackBeat CNT™ / AVIM(高血圧)
対象:ペースメーカー適応の高血圧患者(房室同期ペーシング)
仕組み:AV間隔を拍毎に調節し自律神経トーンを変調 → 血圧を即時・持続低下
進捗:FDA Breakthrough 指定。Pivotal プロトコル拡張により組入基準を拡大
安全性/PD:既報で有意な血圧低下シグナル。心拍同期のため長期実装を想定
次読出し:Q2 2026 登録完了→主要評価項目データのタイミング確定へ
Pivotal(開始準備→開始)
Virtue® SAB(冠動脈 ISR)
対象:冠動脈ステント内再狭窄(ISR)
仕組み:被覆なし微多孔バルーンから液状シロリムスを血管壁へ高効率浸潤投与
設計:米国Pivotal:AGENT™(パクリタキセルDCB)と直接比較の非劣性検証、主要評価は12か月TLF
進捗:IDE 承認済。Q3–Q4 2025 に施設立上げ・登録加速
次読出し:登録進捗の四半期アップデート → 主要読出し後に米承認申請の道筋
Terumoとの共同開発・商用化体制を継続
パイプライン早見表
| パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BackBeat CNT™(= AVIM Therapy) | 高血圧(PM適応患者) | Pivotal(グローバル) | FDA Breakthrough Device/プロトコル拡張承認 | ペーシング関連の安全性監視(徐脈・不整脈・デバイス合併症 等) | デュアルチャンバーPM内実装。長期フォローで血圧低下→アウトカムの外挿を検証 | 大:難治性高血圧×PM市場の重なり | 大手(Medtronic)販路前提で商用展開が現実的。 Q2 2026 登録完了目標 |
| Virtue® Sirolimus AngioInfusion Balloon(SAB) | 冠動脈ステント内再狭窄(ISR) | Pivotal(米) | IDE 承認済(AGENT™ DCBに対する非劣性試験) | 手技関連(穿刺部合併症等)とシロリムス全身曝露の安全域を確認 | バルーン拡張時に液状薬剤を血管壁へ浸潤投与/再治療戦略の最適化を並行検討 | 中:冠ISRの恒常的需要 | Q3–Q4 2025 登録開始・加速→主要読出し後に米申請を視野 |
ポイント
- 事業基盤強化:Medtronic(AVIM)/Terumo(Virtue)に加え、Ligand 等からの資本コミットで資金面を補強。
- 二本柱のレジストレーショナル路線:AVIMは機器一体型・神経調節、Virtueは薬剤送達型バルーンという作用の異なるPivotalを同時並行。
- 財務余力:Q2’25時点の資金コミット反映で2027年Q3–Q4までのランウェイ見通し。
ファンドのポジション
戦略投資家の位置づけ:AVIMはMedtronicのPMプラットフォーム実装を前提とするため、大手販路×規制連携がバリューの中核。VirtueはTerumoとの連携により冠・末梢の事業拡張が期待でき、データ読出し前後の資本政策(希薄化抑制)に寄与。機関投資家の持分開示は四半期ごとに変動するため、最新の13F/保有報告を都度確認。
開発ロードマップ
完了:Q2 2025
AVIM:Breakthrough 指定・Pivotal プロトコル拡張
組入基準の拡大承認取得。登録加速の体制へ。
Q3–Q4 2025
Virtue SAB:米Pivotal 開始・登録進捗
IDE承認済。施設立ち上げ〜症例登録のモメンタムを四半期ごとに更新。
Q2 2026
AVIM:グローバルPivotal 登録完了(会社目標)
主要評価項目読出し時期のガイダンス更新→規制・商用戦略の具体化へ。
2027 Q3–Q4
キャッシュランウェイ見通し
主要試験の読出しと申請準備に向けた十分な運転資金を確保(会社ガイダンス)。
注目すべきカタリスト
短期(〜Q4 2025)
Virtue SAB:米Pivotal 開始・登録進捗/AVIM:Pivotal 登録状況アップデート
Virtue SAB:米Pivotal 開始・登録進捗/AVIM:Pivotal 登録状況アップデート
中期(Q1–Q4 2026)
AVIM:Q2 2026 登録完了目標→主要評価項目の読出しスケジュール確定
AVIM:Q2 2026 登録完了目標→主要評価項目の読出しスケジュール確定
長期(2026年以降)
Virtue SAB:主要読出し→米申請の道筋/AVIM:Medtronic 経由の商用化計画の具体化
Virtue SAB:主要読出し→米申請の道筋/AVIM:Medtronic 経由の商用化計画の具体化
