企業 / ティッカー | 開発品(通称) | モダリティ / 作用機序 | 臨床フェーズ | 主要デザイン / 評価 | 有効性シグナル(抜粋) | 安全性・特記事項 | 今後のカタリスト(Q表記) | メモ(差別化ポイント) |
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uniQure / QURE | AMT-130(AAV5-miHTT) | AAV遺伝子治療(脳内投与)でHTT mRNA抑制(miRNA) | Phase 1/2(北米・欧州) | 長期追跡、主解析はcUHDRSなど機能スコア+外部対照 | 中間解析で疾患進行抑制の示唆(会社開示の更新を順次発表) | 開頭手技を伴う脳内投与。 FDAはBTD付与(2025/4) |
Q3 2025:3年TL更新、 Q4 2025:Pre-BLA/PPQ、 Q1 2026:BLA提出(予定) |
一度投与で持続効果を狙う初のレイト段階AAV。レジストリ+外部対照の解析戦略が鍵。 |
Roche / IONS(共同) | tominersen(旧 IONIS-HTTRx) | ASO(髄腔内投与)でHTT mRNA低減(非選択) | Phase 2(再設計試験) | 若年・低負荷集団、低用量/長間隔で安全域と臨床指標を再検証 | 高用量P3は陰性歴。低用量でCSF mHTT低下と安全性の最適化を再試行 | 用量・頻度最適化が最大論点(過去の安全性シグナルを踏まえ設計見直し) | 2025–2026:中間/トップラインいずれかの更新見込み(試験進捗ベース) | 最も経験のあるASOクラス。成功時は反復投与で調整柔軟。 |
PTC Therapeutics / PTCT | PTC518 | 経口スプライシング調節薬(HTT低減) | Phase 2(PIVOT-HD) | 用量反応・CSF/血中バイオマーカー+機能スコア | 用量依存のHTT低下報告(会社発表)。長期で機能転帰の検証へ | 経口で慢性投与可能。クラス特性として長期安全性プロファイルが焦点 | 2025–2026:追加解析/拡大データの更新(会社ガイダンス) | 経口小分子はアクセス性が高い。mHTT低下→臨床転帰のリンクが決定打。 |
Wave Life Sciences / WVE | WVE-003 | アレル特異的ASO(髄腔内、mHTT選択的) | Phase 1b/2a(SELECT-HD) | CSF中mHTT選択低下を主要分子指標に安全性と機能指標を探索 | 初のアレル選択的mHTT低下を臨床で示す(初期結果) | 対象は特定SNP保有者に限定。投与間隔や長期反復の最適化が論点 | Q4 2025–Q1 2026:追加コホート/次相計画の更新見込み | 正常HTT温存の理論的安全域が強み。対象集団のサイズが実装の鍵。 |