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【GLUE】Monte Rosa Therapeutics カタリストとロードマップ

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【GLUE】Monte Rosa Therapeutics カタリストとロードマップ

ハイライト

2026年3月17日:FY2025通期決算・事業アップデートを公表。MRT-8102について、H2 2026にGFORCE-1読出し、さらに複数のPhase 2試験開始(ASCVD、gout、hidradenitis suppurativa)を案内。

2026年3月16日:MRT-2359 + apalutamide(ERLEADA)Phase 2試験用の供給契約をJohnson & Johnsonと締結AR変異mCRPCを対象とするMODeFIRe-1 Phase 22026年Q3に開始予定。

2026年2月24日:MRT-2359 + enzalutamideの更新データをASCO GUで提示。AR変異mCRPC 5/5例でPSA反応2例でRECIST部分奏効AR変異群DCR 100%、全15例評価可能例でDCR 67%

2026年1月7日:MRT-8102 Phase 1中間データを公表。高CVDリスク被験者で4週時点 hsCRP 85%低下94%がhsCRP <2 mg/Lを達成。SAD/MADでは5 mg〜400 mgで深く持続的なNEK7分解を確認。

2026年1月:$345Mの増資を完了。2025年末現金等$382.1Mに加え、会社は運転資金の見通しを2029年まで延長

承認済み製品 / 現状

承認済み製品:なし(開発中)

主力候補:MRT-8102(NEK7分解)— NLRP3 / IL-1 / IL-6駆動の炎症性疾患。現在はASCVDを起点にPoC拡張中。

オンコ中核:MRT-2359(GSPT1分解)— 現在の開発フォーカスはAR変異mCRPC。HR+乳がんコホートは十分な活性を示さず、開発優先度は低下。

提携中核:MRT-6160(VAV1分解)— Novartisが2026年に複数のPhase 2開始見込み

主要臨床成績
85%
MRT-8102:4週時点 hsCRP低下

5 / 5
MRT-2359:AR変異mCRPCでPSA反応

100%
MRT-2359:AR変異群DCR

2029
運転資金の目処

臨床試験パイプライン
Phase 1 → 複数Phase 2へ
MRT-8102(NEK7・炎症 / ASCVD)

対象:NLRP3 / IL-1 / IL-6駆動の炎症性疾患。現在は高CVDリスク群を中心に開発。

作用:NEK7分解(MGD)

中間データ:4週時点でhsCRP 85%低下94%がhsCRP <2 mg/L
安全性:88例でSAEなしGrade 2超のTEAEなし
次読出し:H2 2026(GFORCE-1)

Phase 1/2 → Phase 2予定
MRT-2359(GSPT1・mCRPC)

対象:AR変異を中心とするmCRPC

作用:GSPT1分解(MYC依存翻訳を標的)

ASCO GU更新:AR変異mCRPCで5/5 PSA反応2例PRDCR 100%
全体集団:15例評価可能例でDCR 67%AE中止なし
次段階:MODeFIRe-1 Phase 2Q3 2026開始予定

J&Jのapalutamide供給下でシグナル確認試験へ

Phase 1完了 → Phase 2待機
MRT-6160(VAV1・免疫疾患)

対象:免疫介在性疾患

作用:VAV1分解(T/B細胞シグナル調節)

Phase 1:用量依存的にVAV1分解>90%、T/B細胞機能抑制を確認
体制:NovartisがPhase 2以降を主導・費用負担
次段階:2026年に複数Phase 2開始見込み

パイプライン早見表
パイプライン 対象 臨床フェーズ 規制デザイン 安全性(AESI) 用法・用量 / 併用戦略 市場規模イメージ ポイント(市場評価)
MRT-8102(NEK7分解) ASCVDを含むIL-1β / NLRP3 / IL-6駆動炎症性疾患 Phase 1 → 複数Phase 2予定 GFORCE-1拡張PoC後、GFORCE-2/3/4へ展開 88例でSAEなし、Grade 2超TEAEなし。感染リスクと肝機能は継続監視 経口単剤。ASCVD、gout、HSへ展開予定 大:心血管 / 炎症 / 代謝 初回人データが強く、現在の最重要価値ドライバー候補。
H2 2026に次読出し
MRT-2359(GSPT1分解) mCRPC(AR変異中心) Phase 1/2 → Phase 2予定 AR変異mCRPCでのシグナル確認型Phase 2 主にGrade 1–2 AE、AE中止なし。GI/疲労中心 enzalutamide併用データあり、次はapalutamide併用 中〜大:mCRPC AR変異群で非常に強い反応。
Q3 2026にMODeFIRe-1開始予定
MRT-6160(VAV1分解) 免疫介在性疾患 Phase 1完了 → Phase 2待機 Novartis主導で複数適応Phase 2へ 健常人試験ベースで前進。感染症、肝機能、免疫抑制関連を今後注視 経口単剤。Phase 2以降はNovartis主導 大:自己免疫 / 炎症 Monte Rosa単独価値ではなく、提携価値の塊。
Phase 2開始でマイルストン起点
cyclin E1-directed MGD CCNE1増幅腫瘍、ER+乳がん 前臨床 → IND予定 2026年IND予定 クラス留意として骨髄抑制、GI、細胞周期関連毒性を精査 経口想定。将来は内分泌療法等との併用余地 大:固形がん 2026年の次の新規IND候補
第2世代NEK7-directed MGD 炎症性疾患 / CNS適応も視野 前臨床 → IND予定 2026年IND予定 CNS移行を踏まえた中枢系安全性を非臨床で評価 経口想定 中〜大:炎症 / 神経炎症 MRT-8102の後続資産として重要

ポイント
  • 価値の中心が変化:以前はMRT-2359中心の見え方だったが、現在はMRT-8102が最重要ドライバー候補
  • MRT-2359は適応絞り込み:HR+乳がんは十分な活性を示さず、AR変異mCRPCにフォーカスが鮮明。
  • 提携価値が厚い:MRT-6160はNovartis提携、加えて2025年9月のNovartis追加契約で財務基盤を強化。
  • 資金余力が改善:2026年1月の$345M増資を踏まえ、会社ガイダンスは2029年まで

開発ロードマップ
完了:2026年1月

MRT-8102 中間データ

高CVDリスク群で4週時点hsCRP 85%低下、94%がhsCRP <2 mg/Lを達成。

完了:2026年2月

MRT-2359 ASCO GU 更新

AR変異mCRPCで5/5 PSA反応、2例PR、AR変異群DCR 100%。

完了:2026年3月

J&J供給契約

MRT-2359 + apalutamideのMODeFIRe-1 Phase 2に向けた供給契約を締結。

2026年H2

MRT-8102 GFORCE-1読出し / GFORCE-2開始

拡張PoC読出しに加え、Stage 3/4 CKD + 高CRP患者を対象とするPhase 2開始予定。

2026年Q3

MRT-2359 MODeFIRe-1開始

AR変異mCRPCを対象にapalutamide併用Phase 2を開始予定。

2026年Q4〜2027年H1

MRT-8102 適応拡張

gout flareをQ4 2026 / Q1 2027、hidradenitis suppurativaをH1 2027に開始予定。

注目すべきカタリスト
短期(2026年H2)
MRT-8102 GFORCE-1読出し、GFORCE-2開始、NovartisによるMRT-6160複数Phase 2開始可否

中期(2026年Q3〜Q4)
MRT-2359 MODeFIRe-1開始、cyclin E1-directed MGDのIND提出

長期(2027年)
MRT-8102のgout / HS適応PoC、MRT-2359のregistrational前進可否