承認済み製品:なし(開発中)
主力候補:TARA-002(細胞溶解性免疫賦活:OK-432由来)— 非筋層浸潤性膀胱がん(NMIBC)を対象(BCG-Naïve / Unresponsive)。
補足:IV Choline Chloride(経静脈コリン補給)は登録目的の Phase 2b/3(THRIVE-3) を米国で起動予定。小児リンパ管奇形(LMs)では TARA-002 の Phase 2(STARBORN-1) を実施中。
ADVANCED-2 BCG-Unresponsive
ADVANCED-2 BCG-Naïve
患者投与開始予定(米国)
ランウェイ:〜2027年中盤
対象:BCG-Naïve / BCG-Unresponsive の非筋層浸潤性膀胱がん
投与:膀胱内投与レジメン(用量最適化と拡張 Cohort)
対象:小児 LMs(マクロ/ミクロ嚢胞性)
所見:奏効と安全性の継続評価。Rare Pediatric Disease 指定、EU でOrphan 取得。
対象:経静脈栄養(PN)依存患者のコリン欠乏
設計:シームレス登録試験(2b→3 へ移行可能)
パイプライン | 対象 | 臨床フェーズ | 規制デザイン | 安全性(AESI) | 用法・用量 / 併用戦略 | 市場規模イメージ | ポイント(市場評価) |
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TARA-002(膀胱内投与) | 高リスクNMIBC(CIS、BCG-Naïve/Unresponsive) | Phase 2(ADVANCED-2) | — | 主に一過性のインフル様症状・膀胱刺激症状が中心。重篤治療関連事象は中間解析で未報告。 | 膀胱内投与。再誘導(Re-induction)で奏効維持率が改善する傾向。 | 中:再発率高・治療選択肢拡大余地大 | BCG-Unresponsiveで任意時点CR 100%、12か月CR 67%。Naïveでも任意時点CR 76%、12か月CR 43%を提示。 |
TARA-002(LMs, 小児) | 小児リンパ管奇形(巨大嚢胞/混合型) | Phase 2(STARBORN-1) | 米RPDD、EU Orphan | 局所投与後の発熱・疼痛など想定内の反応。初回コホートで概ね良好な忍容性。 | 嚢胞内投与(最大4回、約6週間隔) | 小〜中 | 2025年Q4中間アップデート予定。既存薬OK-432由来で製造同等性を確認済み。 |
IV Choline Chloride | 長期PN依存患者のコリン欠乏 | Phase 2b/3(THRIVE-3) | 米Orphan、Fast Track | 静注製剤としての全身安全性(TEAE)を主要評価。 ※詳細AESIは試験進行に伴い更新 |
静注補充療法。P2b用量確認(8週)→P3二重盲検(24週)へシームレス移行 | 中 | レジストレーショナル設計。代謝指標・臨床アウトカムで差異証明が焦点。 |
TARA-002(NMIBC)は持続CRと良好な安全性(≥G3なし)を示し、登録デザインに向けた基盤を強化。
IV Choline は Fast Track / Orphan 指定のシームレス登録試験で、Q3 2025 の患者投与開始が直近の実行ポイント。
資金は $145.6M(2025/6/30) とされ、ランウェイは〜2027年中盤見込み。
ADVANCED-2 中間結果(NMIBC)
CR 67%(Unresponsive, 12か月)/ 43%(Naïve, 12か月)を発表。安全性は概ね良好。
THRIVE-3(IV Choline)患者投与開始
米国サイトで登録目的の Phase 2b/3 を開始。EU 多施設展開準備。
BCG-Naïve プログラム方針の更新
FDA との協議結果を反映して開発計画をアップデート。LMs(STARBORN-1)も中間更新。
ADVANCED-2:追加中間解析(学会)
症例積み上げによる耐久性・安全性のアップデートを予定。
登録戦略の具体化
NMIBC と LMs のデータに基づき規制当局と登録パスを協議。
ADVANCED-2 の6か月評価(25例)発表、IR/学会でのデータ拡充。
BCG-Naïve 方針のFDAフォローアップ、STARBORN-1 中間更新、THRIVE-3 登録進捗。
ADVANCED-2 の耐久性データ更新 → 登録設計の明確化、IV Choline 主要解析へ。